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公開番号2024082112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195846
出願日2022-12-07
発明の名称光学系及びそれを有する撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20240612BHJP(光学)
要約【課題】小型軽量で高い光学性能を有する光学系を提供する。
【解決手段】光学系L0は、前群La、開口絞りSP、全体として正の屈折力の後群Lbからなる。前群は、最も物体側に配置された負の屈折力の第1レンズL1を含む。後群は、最も像側に配置された正の屈折力の最終レンズLpを含む。光学系は、第1レンズと最終レンズの間に配置された、4枚以上のレンズを有する。最終レンズの光軸近傍のレンズ面は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状である。光学系の焦点距離f、光学系の半画角ω(°)、光学系のバックフォーカスsk、光学系のレンズ全長TTL、光学系に含まれる全ての正レンズの材料のd線における屈折率の平均値PNdaveは、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、前群、開口絞り、全体として正の屈折力の後群からなる光学系であって、
前記前群は、最も物体側に配置された負の屈折力の第1レンズを含み、
前記後群は、最も像側に配置された正の屈折力の最終レンズを含み、
前記光学系は、前記第1レンズと前記最終レンズの間に配置された、4枚以上のレンズを有し、
前記最終レンズの光軸近傍のレンズ面は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であり、
前記光学系の焦点距離をf、前記光学系の半画角をω(°)、前記光学系のバックフォーカスをsk、前記光学系において最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離に前記バックフォーカスを加えた長さをTTL、前記光学系に含まれる全ての正レンズの材料のd線における屈折率の平均値をPNdaveとするとき、
0.1<TTL/(f×tanω)<4.0
1.50<PNdave<2.00
0.2<sk/TTL<1.0
なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記前群の焦点距離をfa、前記光学系の焦点距離をfとするとき、
0.0<|f/fa|<1.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記最終レンズの焦点距離をfpとするとき、
0.6<fp/f<6.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項4】
0.1<sk/f<1.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項5】
前記開口絞りから像面までの光軸上の距離をSPIPとするとき、
0.5<SPIP/TTL<1.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項6】
前記最終レンズの物体側のレンズ面の近軸曲率半径をR1、前記最終レンズの像側のレンズ面の近軸曲率半径をR2とするとき、
1.0<(R1+R2)/(R2-R1)<50.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項7】
前記最終レンズは、プラスチックから形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項8】
前記最終レンズは、単レンズであることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項9】
前記最終レンズの像側のレンズ面は、中心部に比べて周辺部で正の屈折力が強くなる非球面であることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項10】
前記最終レンズの像側のレンズ面は、周辺部に変曲点を有することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
撮像素子の小型化および高画素化にともない、撮像装置に用いられる光学系は、小型で高い光学性能を有していることが求められている。これらの要求を満足するために、特許文献1には、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ、負の屈折力の第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズからなる光学系が提案されている。該第1レンズの物体側のレンズ面は光軸近傍で凸面である。該第2レンズの像側のレンズ面は光軸近傍で凹面である。該第3レンズの物体側のレンズ面は光軸近傍で凸面である。該第4レンズの像側のレンズ面は光軸近傍で凸面である。該第5レンズの物体側のレンズ面は光軸近傍で凸面である。該第6レンズの像側のレンズ面は光軸近傍で凹面である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-115174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光学系の全長を小型化するためには、テレフォト型のパワー配置を採用し、物体側の正の屈折力と像側の負の屈折力を強くすることが有効である。しかしながら、テレフォト型のパワー配置を強くすると、糸巻型の歪曲が大きく発生するため、限られたレンズ枚数で歪曲と像面湾曲の補正を両立させることが困難となる。また、テレフォト型のパワー配置を強くすると、バックフォーカスが短くなり、軸外光束の射出角が大きくなる。
【0005】
特許文献1に記載の光学系は、テレフォト型のパワー配置を採用することで全長を小型化し、複数の非球面レンズを用いることで歪曲と像面湾曲の補正を行っているが、全系のペッツバール和が大きく軸外光束の射出角も大きい。このため、特許文献1の光学系を撮像素子の大きい撮像装置に適用しようとすると、像面湾曲の補正や周辺光量の低下が課題となる。
【0006】
本発明は、小型軽量で高い光学性能を有する光学系を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に配置された、前群、開口絞り、全体として正の屈折力の後群からなる光学系であって、前記前群は、最も物体側に配置された負の屈折力の第1レンズを含み、前記後群は、最も像側に配置された正の屈折力の最終レンズを含み、前記光学系は、前記第1レンズと前記最終レンズの間に配置された、4枚以上のレンズを有し、前記最終レンズの光軸近傍のレンズ面は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であり、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系の半画角をω(°)、前記光学系のバックフォーカスをsk、前記光学系において最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離に前記バックフォーカスを加えた長さをTTL、前記光学系に含まれる全ての正レンズの材料のd線における屈折率の平均値をPNdaveとするとき、
0.1<TTL/(f×tanω)<4.0
1.50<PNdave<2.00
0.2<sk/TTL<1.0
なる条件式を満足することを特徴とする。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、小型軽量で高い光学性能を有する光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の光学系の断面図である。
実施例1の無限遠合焦時の収差図である。
実施例2の光学系の断面図である。
実施例2の無限遠合焦時の収差図である。
実施例3の光学系の断面図である。
実施例3の無限遠合焦時の収差図である。
実施例4の光学系の断面図である。
実施例4の無限遠合焦時の収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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