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公開番号2024081208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022194663
出願日2022-12-06
発明の名称シールドコネクタおよびワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240611BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】グロメットとハウジングとの間の防水界面付近に水が溜まり難くすることができるシールドコネクタおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】シールドコネクタ100は、電線10の端子11を保持する筒状部21と、筒状部21から径方向外方に突出した突出部22と、を有した絶縁性のハウジング20と、筒状部21を内側に収容するシェル本体部31と、シェル本体部31から径方向外方に突出し突出部22と軸線方向Xに隣接して位置されるフランジ部33と、を有した導電性のシールドシェル30と、シェル本体部31を内側に収容すると共に、フランジ部33と軸線方向Xに隣接する絶縁性のグロメット80と、フランジ部33に設けられ、グロメット80の上端面80bまたは突出部22の上端面22aに対して傾斜し、水をグロメット80における幅方向Yの少なくとも一方側に誘導する排水ガイド部35と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線の端末に設けられた端子を保持する筒状部と、前記筒状部から当該筒状部の径方向外方に突出した突出部と、を有した絶縁性のハウジングと、
導電性の金属によって筒状に形成され前記筒状部を内側に収容するシェル本体部と、前記シェル本体部から当該シェル本体部の径方向外方に突出し前記突出部と前記電線の軸線方向に隣接して位置されるフランジ部と、を有したシールドシェルと、
前記シェル本体部の外周面に沿った筒状に形成され当該シェル本体部を内側に収容すると共に、前記フランジ部と前記軸線方向に隣接して位置される絶縁性のグロメットと、
前記フランジ部に設けられ、前記グロメットの上端面または前記突出部の上端面に対して傾斜し、水を前記グロメットにおける前記軸線方向と交差した幅方向の少なくとも一方側に誘導する排水ガイド部と、
を備えた、シールドコネクタ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記排水ガイド部は、前記フランジ部の上端面に設けられ、当該排水ガイド部の第1排水通路を構成する傾斜面を有した、
請求項1に記載のシールドコネクタ。
【請求項3】
前記傾斜面は、前記上端面における前記幅方向の中央部を頂点としたV字状に形成される、
請求項2に記載のシールドコネクタ。
【請求項4】
前記排水ガイド部は、前記フランジ部の前記軸線方向の一方側で前記グロメットの外側に露出した前面に設けられ、前記軸線方向に沿って凹んで当該排水ガイド部の第2排水通路を構成する溝部を有した、
請求項2または3に記載のシールドコネクタ。
【請求項5】
導電性を有し、端末に端子が設けられた電線と、
前記電線の端末に設けられたシールドコネクタと、を備え、
前記シールドコネクタは、
前記端子を保持する筒状部と、前記筒状部から当該筒状部の径方向外方に突出した突出部と、を有した絶縁性のハウジングと、
導電性の金属によって筒状に形成され前記筒状部を内側に収容するシェル本体部と、前記シェル本体部から当該シェル本体部の径方向外方に突出し前記突出部と前記電線の軸線方向に隣接して位置されるフランジ部と、を有したシールドシェルと、
前記シェル本体部の外周面に沿った筒状に形成され当該シェル本体部を内側に収容すると共に、前記フランジ部と前記軸線方向に隣接して位置される絶縁性のグロメットと、
前記フランジ部に設けられ、前記グロメットの上端面または前記突出部の上端面に対して傾斜し、水を前記グロメットにおける前記軸線方向と交差した幅方向の少なくとも一方側に誘導する排水ガイド部と、
を有した、ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドコネクタおよびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
シールドコネクタは、例えば、電線の端末に設けられた端子を保持する絶縁性のハウジングと、導電性の金属によって筒状に形成されハウジングを内側に収容するシールドシェルと、シールドシェルを内側に収容する絶縁性のグロメットと、を備える。そして、シールドコネクタは、シールドシェルによるシールド機能によって、電線から発生するノイズがシールドシェルの外部に漏れることを抑制するものである。従来のシールドコネクタに関する技術として、例えば、特許文献1には、シールドシェルのシェル本体部の内面に、水を排出するための傾斜面が設けられたコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-136137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のコネクタでは、例えば、グロメットとハウジングとの間の防水界面付近に水が溜まるとこの部分で腐食生成物が発生する虞があるため、当該部分に水が溜まり難くすることが望まれている。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、グロメットとハウジングとの間の防水界面付近に水が溜まり難くすることができるシールドコネクタおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るシールドコネクタは、電線の端末に設けられた端子を保持する筒状部と、前記筒状部から当該筒状部の径方向外方に突出した突出部と、を有した絶縁性のハウジングと、導電性の金属によって筒状に形成され前記筒状部を内側に収容するシェル本体部と、前記シェル本体部から当該シェル本体部の径方向外方に突出し前記突出部と前記電線の軸線方向に隣接して位置されるフランジ部と、を有したシールドシェルと、前記シェル本体部の外周面に沿った筒状に形成され当該シェル本体部を内側に収容すると共に、前記フランジ部と前記軸線方向に隣接して位置される絶縁性のグロメットと、前記フランジ部に設けられ、前記グロメットの上端面または前記突出部の上端面に対して傾斜し、水を前記グロメットにおける前記軸線方向と交差した幅方向の少なくとも一方側に誘導する排水ガイド部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るシールドコネクタおよびワイヤハーネスは、軸線方向においてグロメットとハウジングの突出部との間に位置されるシールドシェルのフランジ部に、グロメットの上端面または突出部の上端面に対して傾斜し、水をグロメットにおける軸線方向と交差した幅方向の少なくとも一方側に誘導する排水ガイド部が設けられている。この構成により、シールドコネクタおよびワイヤハーネスは、グロメットとハウジングとの間の防水界面付近が被水した場合に当該水を排水ガイド部によってグロメットにおける幅方向の少なくとも一方側に誘導して排出することができる。この結果、シールドコネクタおよびワイヤハーネスは、グロメットとハウジングとの間の防水界面付近に水が溜まり難くすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用されるシールドコネクタの例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用されるシールドコネクタの例示的な分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るシールドコネクタの例示的な斜視図であって、相手側ユニットに取り付けられた状態の図である。
図4は、実施形態に係るシールドコネクタの排水ガイド部による排水方法を説明する例示的な説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスWHに適用されるシールドコネクタ100の斜視図であり、図2は、シールドコネクタ100の分解斜視図である。図1、図2に示される本実施形態のシールドコネクタ100は、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線10を束にして集合部品とし、シールドコネクタ100等で当該複数の電線10を各装置に接続するようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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