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公開番号2024079082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191801
出願日2022-11-30
発明の名称冷却システム
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 11/04 20060101AFI20240604BHJP(車両一般)
要約【課題】組付性が高く、放熱効率を高めた冷却システムを提供する。
【解決手段】冷却システムAは、床下に配置されたバッテリパックを挟むように配置された一対のサイドフレーム14b,14bと、車両の前方に配置されたラジエータ27と、を備え、サイドフレーム14b,14bは、車両の左右方向に突出した状態で車両の前後方向に延在した衝突緩和部材として機能するエネルギー吸収部25を有しており、エネルギー吸収部25の内部に形成された空間26には、ラジエータ27に冷却流体を循環させる冷却流路Bが形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
床下に配置されたバッテリパックを挟むように配置された一対のサイドフレームと、
車両の前方に配置されたラジエータと、を備え、
前記サイドフレームは、前記車両の左右方向に突出した状態で前記車両の前後方向に延在した衝突緩和部材として機能するエネルギー吸収部を有しており、
前記エネルギー吸収部の内部に形成された空間には、前記ラジエータに冷却流体を循環させる冷却流路が形成されている冷却システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
駆動回転力を前記車両の後輪に伝える電動モータを少なくとも含む電動車両用駆動ユニットを更に備え、
前記冷却流路は、前記電動車両用駆動ユニットと前記ラジエータとの間で前記冷却流体を循環させる請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記エネルギー吸収部の内部に形成された前記空間は、前記バッテリパックの側となる内側空間と、車外側となる外側空間とで区画されており、
前記冷却流路には、前記内側空間に前記冷却流体を流通させる第1状態と前記外側空間に前記冷却流体を流通させる第2状態とに切替可能な切替弁が設けられている請求項1又は2に記載の冷却システム。
【請求項4】
前記エネルギー吸収部の内部に形成された前記空間は、前記バッテリパックの側となる内側空間と、車外側となる外側空間とで区画されており、
前記冷却流路は、前記内側空間のみに形成されている請求項1又は2に記載の冷却システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車等で構成される車両は、モータとトランスアクスルとで構成される駆動装置の回転駆動力を後輪に与えるために、駆動装置をリアサイドメンバで支持した技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の車両は、車室の床下スペースにバッテリパックを配置し、バッテリパックがサイドメンバに架け渡されたクロスメンバを介して支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-133837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の車両のように、駆動装置をリアサイドメンバで支持した場合、ラジエータを介して放熱された冷却流体を駆動装置に流通させるために、サイドメンバに沿った冷却流路を形成する必要があり、配管の引き回しが必要となる。このため、配管搭載性の観点から配管からの放熱効率を犠牲にする必要があり、組付性の観点からも改善の余地があった。
【0006】
そこで、組付性が高く、放熱効率を高めた冷却システムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る冷却システムの特徴構成は、床下に配置されたバッテリパックを挟むように配置された一対のサイドフレームと、車両の前方に配置されたラジエータと、を備え、前記サイドフレームは、前記車両の左右方向に突出した状態で前記車両の前後方向に延在した衝突緩和部材として機能するエネルギー吸収部を有しており、前記エネルギー吸収部の内部に形成された空間には、前記ラジエータに冷却流体を循環させる冷却流路が形成されている点にある。
【0008】
本構成では、衝突緩和部材として機能するエネルギー吸収部をサイドフレームに設けているため、衝突時にバッテリパックの破損を防止することができる。このエネルギー吸収部の内部に形成された空間を有効活用し、ラジエータに冷却流体を循環させる冷却流路として機能させれば、配管引き回しが不要となり、組付性を高めることができる。
【0009】
また、エネルギー吸収部は衝突緩和部材として機能させるために、表面積を大きく形成しているため、エネルギー吸収部に循環した冷却流体は大気放熱量が大きくなり、ラジエータの放熱負荷を小さくすることが可能となる。このように、組付性が高く、放熱効率を高めた冷却システムとなっている。
【0010】
他の特徴構成は、駆動回転力を前記車両の後輪に伝える電動モータを少なくとも含む電動車両用駆動ユニットを更に備え、前記冷却流路は、前記電動車両用駆動ユニットと前記ラジエータとの間で前記冷却流体を循環させる点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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