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公開番号2024078362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2023000496
出願日2023-01-05
発明の名称減速帯に基づく道路発電装置
出願人上海海事大学
代理人個人
主分類F03G 7/00 20060101AFI20240603BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】スピードバンプが破損したとき、道路の使用にほとんど影響を与えず、且つメンテナンスが容易である、減速帯に基づく道路発電装置を提供する。
【解決手段】圧縮プッシュロッドと伝動アセンブリとエアリザーバー2と羽根車4と発電アセンブリとを含み、圧縮プッシュロッドは道路上のスピードバンプ内に配置され地面との間に戻しばね12が設けられる。圧縮プッシュロッドは伝動アセンブリによって、エアリザーバー2内のピストン14を移動させてエアリザーバー2内のガスを圧縮し、圧縮プッシュロッドのストロークは伝動アセンブリによって拡大され、エアリザーバー2の側壁にガスノズル3が設置されガスノズル3の出口箇所に羽根車4が設置され、羽根車4が回転して発電アセンブリを駆動する。自動車がスピードバンプを押下するポテンシャルエネルギーをストローク拡大装置によってガス噴出運動エネルギーに変換し、発電するように羽根車4を押す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軟質構造であり且つ内部が中空である、地面上に配置されるスピードバンプを含む、スピードバンプに基づく道路発電装置であって、圧縮プッシュロッドと、伝動アセンブリと、エアリザーバーと、羽根車と、発電アセンブリとをさらに含み、
前記圧縮プッシュロッドは、前記スピードバンプ内に配置され、スピードバンプが押さえられると、下り、前記圧縮プッシュロッドと地面との間に戻しばねが設けられ、前記圧縮プッシュロッドは、伝動アセンブリによって、前記エアリザーバー内のピストンの移動を駆動して、前記エアリザーバー内のガスを圧縮し、前記圧縮プッシュロッドのストロークは、前記伝動アセンブリによって拡大され、前記エアリザーバーの側壁にガスノズルが設置され、前記ガスノズルの出口箇所に前記羽根車が設置され、前記羽根車は、回転することで、発電するように前記発電アセンブリを駆動する、ことを特徴とするスピードバンプに基づく道路発電装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記圧縮プッシュロッドは、スピードバンプと接触する円弧状板を含み、前記円弧状板と地面との間に戻しばねが設置され、前記戻しばねは、車両通過後にスピードバンプを戻すために用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。
【請求項3】
前記伝動アセンブリは、レバー方式により、前記ピストンの移動を駆動する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。
【請求項4】
前記圧縮プッシュロッドの下側に第1の縦棒が接続され、第1の縦棒の下端が水平横棒の一端に接続され、水平横棒の下方にレバー支点が設置され、前記水平横棒の他端に第2の縦棒が接続され、第2の縦棒は、エアリザーバー内に突入し、前記ピストンは、第2の縦棒の上端にヒンジ連結され、ピストンの外周は、エアリザーバーの内周と密封接触する、ことを特徴とする請求項3に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。
【請求項5】
前記第2の縦棒とレバー支点との距離は、前記第1の縦棒とレバー支点との距離の3~5倍である、ことを特徴とする請求項4に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。
【請求項6】
前記伝動アセンブリは、油圧伝動の方式により、ピストンの移動を駆動する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。
【請求項7】
前記圧縮プッシュロッドの押下側の液体の液面面積は、駆動ピストン側の液体の液面面積よりも大きい、ことを特徴とする請求項6に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。
【請求項8】
前記ガスノズルに逆止弁が設置されることで、ガスがエアリザーバー内に還流することを回避する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。
【請求項9】
前記発電アセンブリは、変速ケースと、発電機と、電気制御キャビネットとを含み、前記羽根車は、回転することで、前記変速ケースと発電機の作動発電を実現し、前記電気制御キャビネットにより、電気の行き先を制御する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスピードバンプに基づく道路発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発電機器の技術分野に関し、より具体的には、減速帯に基づく道路発電装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
減速帯は、減速バンプとも呼ばれ、一般的には道路踏切、工鉱企業、学校、住宅地の入り口など、車両が減速徐行する必要がある道路セクションや、交通事故を引き起こしやすい道路セクションに設置され、動力車、非動力車の走行速度を制御するための交通専用の安全配置である。その形状は、一般的にストリップ状であり、点状のものもあり、材質は、主にゴムであり、金属のものもあり、一般的に視覚的な注意を引きつけるために黄色と黒色が交互であり、路面を少しアーチにして車両減速の目的を達成する。減速帯により、自動車を走行中に安全に緩衝して減速させ、踏切の事故率を効果的に下げることができる。
【0003】
減速帯の重要な特徴は、設置される位置に車両の流量が大きいため、減速して徐行する必要があることである。減速帯を通過する巨大な車両の流量を利用することができれば、車両の減速帯に対する圧力を発電装置の動力源に変換し、減速帯の経済価値を十分に高め、より多くの電気エネルギーを貯蓄し、都市の電気使用圧力を緩和することができる。
【0004】
出願番号が202210847228.9の中国発明特許には、非二ユートン流体踏圧型発電減速帯が開示され、この非二ユートン流体踏圧式発電減速帯は、外装袋と、取り付け箱とを含み、外装袋の内部は、中空であり且つ非ニュートン流体が充填され、取り付け箱の内部にコンパクト発電機ユニットと1対のねじ込み機械ユニットが取り付けされ、1対のねじ込み機械ユニットは、それぞれコンパクト発電機ユニットの両側に設置され、コンパクト発電機ユニットの回転中軸に同軸に固定して接続される。該方案では、内部に充填された非ニュートン流体によって、良好な応力均一性の効果を達成し、且つ発電することができる。出願番号が201510384974.9の中国発明特許には、減速帯用の油圧駆動発電装置が開示され、油圧駆動発電を直接採用し、相対運動面は、自動的に潤滑することができ、振動吸収を補助する機能を有する。しかし、減速帯の高さは、一般的に約7センチであり、この距離を直接駆動距離とすると、作用ストロークが小さすぎて、作用力が制御しにくい。
【発明の概要】
【0005】
従来技術に上記欠点が存在するため、本発明は、減速帯に基づく道路発電装置を提供することで、減速帯を通過する巨大な車両の流量を利用することによって、車両の減速帯に対する圧力を発電装置の動力源に変換することを実現し、減速帯の経済価値を十分に向上させる。
【0006】
上記目的を実現するために、本発明は、軟質構造であり且つ内部が中空である、地面上に配置される減速帯を含む、減速帯に基づく道路発電装置であって、圧縮プッシュロッドと、伝動アセンブリと、エアリザーバーと、羽根車と、発電アセンブリとをさらに含み、
前記圧縮プッシュロッドは、前記減速帯内に配置され、減速帯が押さえられると、下り、前記圧縮プッシュロッドと地面との間に戻しばねが設けられ、前記圧縮プッシュロッドは、伝動アセンブリによって、前記エアリザーバー内のピストンの移動を駆動して、前記エアリザーバー内のガスを圧縮し、前記圧縮プッシュロッドのストロークは、前記伝動アセンブリによって拡大され、前記エアリザーバーの側壁にガスノズルが設置され、前記ガスノズルの出口箇所に前記羽根車が設置され、前記羽根車は、回転することで、発電するように前記発電アセンブリを駆動する、ことを特徴とする、減速帯に基づく道路発電装置を提供する。
【0007】
車両が減速帯に圧接すると、圧縮プッシュロッドは、下り、伝動アセンブリによって、エアリザーバー内のピストンの移動を駆動し、エアリザーバー内において1回の押しを完了し、エアリザーバー内のガスは、ガスノズルに押さえられ、ガスノズルの出口箇所での羽根車へ吹き、羽根車を回転させることによって、発電アセンブリの発電を実現する。戻しばねは、車両通過後に減速帯を戻し、順に繰り返して、車両は、絶えず減速帯を通過し、連続的な発電を実現することができる。
【0008】
好ましくは、前記圧縮プッシュロッドは、減速帯と接触する円弧状板を含み、前記円弧状板と地面との間に戻しばねが設置され、前記戻しばねは、車両通過後に減速帯を戻すために用いられる。
【0009】
好ましくは、前記伝動アセンブリは、レバー方式により、前記ピストンの移動を駆動する。
【0010】
好ましくは、前記圧縮プッシュロッドの下側に第1の縦棒が接続され、第1の縦棒の下端が水平横棒の一端に接続され、水平横棒の下方にレバー支点が設置され、前記水平横棒の他端に第2の縦棒が接続され、第2の縦棒は、エアリザーバー内に突入し、前記ピストンは、第2の縦棒の上端にヒンジ連結され、ピストンの外周は、エアリザーバーの内周と密封接触する。
(【0011】以降は省略されています)

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