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公開番号2024162286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077648
出願日2023-05-10
発明の名称油圧装置
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類F03C 1/253 20060101AFI20241114BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】耐久性を向上できる油圧装置を提供する。
【解決手段】油圧装置は、凹部を有するケースと、ケース内に設けられ回転軸に沿って回転可能なシャフトと、シャフトの外周に接続されるシリンダブロックと、回転軸の方向に揺動可能にシリンダブロック内に設けられる第1ピストン部と、第1ピストン部の一端に斜面が接触し、回転軸に垂直な軸に沿って傾転可能にケース内に設けられる斜板と、斜板の底面に接触するボール、及び先端でボールを回転可能に保持し、回転軸の方向に揺動可能にケースの凹部に設けられ、ボールとの間に油が流通する隙間が底面側に設けられているボール保持部を有する第2ピストン部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
凹部を有するケースと、
前記ケース内に設けられ、回転軸に沿って回転可能なシャフトと、
前記シャフトの外周に接続されるシリンダブロックと、
前記回転軸の方向に揺動可能に、前記シリンダブロック内に設けられる第1ピストン部と、
前記第1ピストン部の一端に斜面が接触し、前記回転軸に垂直な軸に沿って傾転可能に前記ケース内に設けられる斜板と、
前記斜板の底面に接触するボール、及び先端で前記ボールを回転可能に保持し、前記回転軸の方向に揺動可能に前記ケースの凹部に設けられ、前記ボールとの間に油が流通する隙間が底面側に設けられているボール保持部を有する第2ピストン部と、
を備える油圧装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記ボール保持部は、前記先端に前記底面側に凹であり前記ボールが設けられる凹部を有し、
前記ボール保持部の凹部は、底面に設けられ半球状に形成されている半球部と、開口に設けられ前記ボールの直径よりも直径が狭くなるように形成されている開口部とを有する、
請求項1に記載の油圧装置。
【請求項3】
前記ボール保持部の凹部は、前記半球部及び前記開口部の間に設けられ、前記半球部の開口の直径及び前記開口部の直径よりも直径が広くなるように形成されている円筒状の空間である円筒部をさらに有する、
請求項2に記載の油圧装置。
【請求項4】
前記半球部は、中心に、前記ボール保持部を揺動させる油が流れるための孔部を有し、
前記隙間は、前記半球部及び前記ボールの間に設けられている、
請求項2又は3に記載の油圧装置。
【請求項5】
前記ボール保持部は、弾性変形する素材で形成されており、前記先端の外径が底面側の外径よりも狭い、
請求項2又は3に記載の油圧装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、回転斜板の傾転角度を切り替えることによって容量を変更可能な変速油圧モータや変速油圧ポンプなどの油圧装置が知られている。
【0003】
これに関し、特許文献1には、傾転角度を切り替えるための二速ピストンの先端に係合する斜板の位置に半球が回転自在に圧入されているボールを備える二速油圧モータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-132188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ボール及び斜板が密着しているため、ボールの揺動によってボール及び斜板の接触面が摩耗して、耐久性が低下してしまう可能性があった。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性を向上できる油圧装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の油圧装置は、凹部を有するケースと、前記ケース内に設けられ、回転軸に沿って回転可能なシャフトと、前記シャフトの外周に接続されるシリンダブロックと、前記回転軸の方向に揺動可能に、前記シリンダブロック内に設けられる第1ピストン部と、前記第1ピストン部の一端に斜面が接触し、前記回転軸に垂直な軸に沿って傾転可能に前記ケース内に設けられる斜板と、前記斜板の底面に接触するボール、及び先端で前記ボールを回転可能に保持し、前記回転軸の方向に揺動可能に前記ケースの凹部に設けられ、前記ボールとの間に油が流通する隙間が底面側に設けられているボール保持部を有する第2ピストン部と、を備える。
【0008】
また、前記ボール保持部は、前記先端に前記底面側に凹であり前記ボールが設けられる凹部を有し、前記ボール保持部の凹部は、前記底面に設けられ半球状に形成されている半球部と、開口に設けられ前記ボールの直径よりも直径が狭くなるように形成されている開口部とを有する。
【0009】
また、前記ボール保持部の凹部は、前記半球部及び前記開口部の間に設けられ、前記半球部の開口の直径及び前記開口部の直径よりも直径が広くなるように形成されている円筒状の空間である円筒部をさらに有する。
【0010】
また、前記半球部は、中心に、前記ボール保持部を揺動させる油が流れるための孔部を有し、前記隙間は、前記半球部及び前記ボールの間に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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