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公開番号2024139629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050669
出願日2023-03-27
発明の名称回転体およびそれを用いた重力発電機
出願人個人,個人
代理人個人
主分類F03G 3/00 20060101AFI20241002BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】自力で回転を続けられる回転体およびその様な回転体を用いた発電機を提供する。
【解決手段】複数個の重り部が均等間隔に外周に付けられた環状の履帯部と、略円柱状の基部と、からなる回転体。基部は、一方の環状の半円部分である第1の半円部上にある履帯部の重り部の数Nが、もう一方の環状の半円部分である第2の半円部上にある履帯部の重り部の数Mよりも常に多くなるように、左右で異なる曲率を有する略円形の断面形状を有しており、回転体は、基部の断面形状と基部に取り付けられた履帯部によって、第1の半円部上にある履帯部のN個の重り部によるトルクが、第2の半円部上にある履帯部のM個の重り部によるトルクよりも常に大きくなっていることで、基部の側面上で履帯部が第1の半円部の最高部から最底部の方向に回転を続ける。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数個の重り部が均等間隔に外周に付けられた環状の履帯部と、略円柱状の基部と、からなる回転体であって、
前記基部は、前記基部の底面が垂直になるように固定して配置され、
前記履帯部は、前記履帯部の環状の辺から構成される面が垂直になる様に、前記基部の側面上に回転可能に取り付けられ、
前記履帯部が取り付けられた前記基部は、
一方の環状の半円部分である第1の半円部上にある前記履帯部の前記重り部の数Nが、もう一方の環状の半円部分である第2の半円部上にある前記履帯部の前記重り部の数Mよりも常に多くなるように、左右で異なる曲率を有する略円形の断面形状を有しており、
前記回転体は、前記基部の前記断面形状と前記基部に取り付けられた前記履帯部によって、前記第1の半円部上にある前記履帯部のN個の前記重り部によるトルクが、前記第2の半円部上にある前記履帯部のM個の重り部によるトルクよりも常に大きくなっていることにより、前記基部の側面上で前記履帯部が前記第1の半円部上の最高部から最底部の方向に回転を続けるようになっているものである、
ことを特徴とする回転体。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転体を用いた重力発電機であって、さらに、中心位置に軸部が取り付けられ前記軸部を軸に回転可能な内歯歯車部を有し、かつ、前記基部に取り付けられた前記履帯部の各前記重り部の外側に外歯が取り付けられ、
前記内歯歯車部は、前記第1の半円部上にある前記履帯部の前記外歯を外歯歯車として対で回転するための、複数の内歯を有し、
前記重力発電機は、前記回転体が回転を続けることで回転する、前記内歯歯車部の前記軸部に取り付けられた発電機により、発電を続けるようになっているものである、
ことを特徴とする重力発電機。
【請求項3】
請求項2に記載の重力発電機であって、さらに、前記内歯歯車部の外周には複数個の羽根部が放射線状に均等間隔に取り付けられており、かつ、前記回転体の回転を助力する方向に作動流体が前記羽根部を通過する羽根部作動流体通過構造を有し、
前記動力発電機は、前記重力発電機が摩擦エネルギーによって失われた回転エネルギー分を、前記羽根部作動流体通過構造によって作動流体が有する運動エネルギーを回転エネルギーに変えることで賄い、発電を続けるようになっているものである、
ことを特徴とする重力発電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
回転体およびそれを用いた重力発電機に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
今までは、自力で回転を続けられる回転体およびその様な回転体を用いた発電機が無かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はそのような状況に鑑み、自力で回転を続けられる回転体およびその様な回転体を用いた発電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の発明による回転体は、複数個の重り部が均等間隔に外周に付けられた環状の履帯部と、略円柱状の基部と、からなる回転体であって、基部は、基部の底面が垂直になるように固定して配置され、履帯部は、履帯部の環状の辺から構成される面が垂直になる様に、基部の側面上に回転可能に取り付けられ、履帯部が取り付けられた基部は、一方の環状の半円部分である第1の半円部上にある履帯部の重り部の数Nが、もう一方の環状の半円部分である第2の半円部上にある履帯部の重り部の数Mよりも常に多くなるように、左右で異なる曲率を有する略円形の断面形状を有しており、回転体は、基部の断面形状と基部に取り付けられた履帯部によって、第1の半円部上にある履帯部のN個の重り部によるトルクが、第2の半円部上にある履帯部のM個の重り部によるトルクよりも常に大きくなっていることにより、基部の側面上で履帯部が第1の半円部の最高部から最底部の方向に回転を続けるようになっているものである、ことを特徴とする。
第2の発明による重力発電機は、第1の発明による回転体を用いた重力発電機であって、さらに、中心位置に軸部が取り付けられ軸部を軸に回転可能な内歯歯車部を有し、かつ、基部に取り付けられた履帯部の各重り部の外側に外歯が取り付けられ、内歯歯車部は、第1の半円部上にある履帯部の外歯を外歯歯車として対で回転するための、複数の内歯を有し、重力発電機は、回転体が回転を続けることで回転する、内歯歯車部の軸部に取り付けられた発電機により、発電を続けるようになっているものである、ことを特徴とする。
第3の発明による重力発電機は、第2の発明による重力発電機に対し、さらに、内歯歯車部の外周には複数個の羽根部が放射線状に均等間隔に取り付けられており、かつ、回転体の回転を助力する方向に作動流体が羽根部を通過する羽根部作動流体通過構造を有し、動力発電機は、重力発電機が摩擦エネルギーによって失われた回転エネルギー分を、羽根部作動流体通過構造によって作動流体が有する運動エネルギーを回転エネルギーに変えることで賄い、発電を続けるようになっているものである、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明の回転体は、自力で回転を続けられる回転体およびその様な回転体を用いた自力で発電を続けられる発電機を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本願の第1実施形態に係る回転体の構成であって、ある一例の形状である場合の断面図である。
本願の第1実施形態に係る回転体の構成であって、別例の形状である場合の断面図である。
本願の第1実施形態に係る回転体の構成であって、図2における斜視図である。
本願の第2実施形態に係る重力発電機の動作時の構成の一例を示す斜視図である。
本願の第2実施形態に係る重力発電機の停止時およびメンテナンス時の構成の一例を示す斜視図である。
本願の第3実施形態に係る重力発電機の動作時の構成の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明による回転体およびそれを用いた重力発電機の実施例を説明する。
本発明において垂直とは、重力の方向のことであると定義する。
底面が垂直とは、面が垂直に立っている、すなわち面の法線が水平であることを意味する。
履帯部の環状の辺から構成される面とは、履帯部が環状になっていることにより閉じた環状の辺が内側に形成されるが、その閉じた辺から構成される面のことであると定義する。
左右とは、図1や図2の断面図で見た場合において、基部の断面形状の左右(x軸のプラスマイナス方向)のことであると定義する。
発電機とは、外力によりコイルを回転させ誘導起電力を発生させることによる発電機のことであると定義する。
作動流体とは、ある機械を作動させるために用いられる流体のことであって、この流体には流水、蒸気、ガス、空気などが含まれるものとする。
【実施例】
【0008】
図1から図3を用いて、本実施例に係る回転体について説明する。
図1は、第1の実施例における回転体1の構成であってある一例の形状である場合の断面図、図2は、当該構成であって別例の形状である場合の断面図、図3は、図2における斜視図である。図3に立体的形状のx軸、y軸、z軸を示すが、y軸は回転体1の垂直方向、z軸は回転体1の厚み方向である。図1、図2においては、y軸は紙面の上下方向で、z軸は紙面の厚み方向で表される。
【0009】
[回転体1の構成および構造について]
図1から図3に示す通り、第1の実施例による回転体1は、複数個の重り部1011が均等間隔に外周に付けられた環状の履帯部101と、略円柱状の基部102と、からなる。
図1から図3および同図のx軸、y軸、z軸で示される様に、基部102は、基部102の底面が垂直になるように固定して配置される。また、履帯部101は、履帯部101の環状の辺から構成される面が垂直になる様に、基部102の側面上に取り付けられている。
履帯部101の環状の辺から構成される面とは、履帯部101が環状になっていることにより閉じた環状の辺が内側に形成されるが、その閉じた辺から構成される面のことである。すなわち図1や図2に見られるように、履帯部101の内側に形成された閉じた環状の辺はx-y平面上(紙面上)にあり、この面に相当する面のことを言う。
端的に言えば、上記は回転体1が図3で示されるような構成、構造となっていることを示している。
【0010】
また、履帯部101は、基部102の側面上において回転可能な様に取り付けられている。上述の通り基部102は図3に示す通りの配置で固定されているので、履帯部101のみが基部102の側面上で回転する。簡単のため図示はしていないが、この回転を可能とする手段としては、例えば基部102の履帯部101が接触する側面上、または履帯部101の内周側にローラなどを設けることで回転可能とする手段としても良い。ここで、回転可能とする手段としては接触抵抗が極力少なくなる様な手段であることが望ましい。また、接触抵抗が極力少なくなる様に履帯部101と基部102との間に適度な隙間を有することが望ましい。ローラ等の手段と組み合わせ、または単独の手段として、オイル潤滑するものであっても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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