TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025027308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023132001
出願日2023-08-14
発明の名称発電設備
出願人株式会社フォトラダ
代理人個人
主分類F03G 3/00 20060101AFI20250219BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】エネルギー効率の高い発電設備を提供する。
【解決手段】走行体1と、走行路2と、搬送装置3とを備え、走行体は、走行中の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機構を備え、搬送装置は、第1原動回転体31および第2原動回転体32と、第1および第2原動回転体に連係して作動する作動回転体33を備えるとともに、走行体を載置可能であり、作動回転体に対し、原動回転体と作動回転体との連係動作に応じて上昇または下降可能に接続された走行体載置部211と、原動回転体に荷重を付加する錘36とを備える。搬送時には、錘を第1原動回転体に接続し、錘の重量により第1原動回転体および作動回転体を回転させて、走行体を載せた走行体載置部を上昇させる。走行時には、錘を第2原動回転体に接続し、走行体載置部の自重により第2原動回転体を回転させて、走行体載置部を下降させる。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
走行体と、
出発地点および前記出発地点よりも低位に設定された終着地点を有し、前記出発地点から前記終着地点まで前記走行体が重力により走行可能に構成された走行路と、
前記走行路を走行し、前記終着地点に至った前記走行体を、前記終着地点から前記出発地点へ上下方向に搬送する搬送装置とを備え、
前記走行体は、走行中に獲得する運動エネルギーを直接または間接に電気エネルギーに変換可能に構成された発電機構を備え、
前記搬送装置は、
第1原動回転体および第2原動回転体と、前記第1原動回転体および前記第2原動回転体に連係して作動する作動回転体を備えるとともに、前記走行体を載置可能であり、前記作動回転体に対し、前記第1原動回転体及び前記第2原動回転体と前記作動回転体との連係動作に応じて前記終着地点から前記出発地点へ上昇しまたは前記出発地点から前記終着地点へ下降可能に接続された走行体載置部と、前記第1原動回転体及び前記第2原動回転体に荷重を付加する錘とを備え、
前記走行体を前記出発地点へ搬送する搬送時には、前記錘を前記第1原動回転体に接続し、前記錘の重量に基づく回転駆動力により前記第1原動回転体および前記作動回転体を回転させて、前記走行体を載せた前記走行体載置部を上昇させる一方、
前記走行体の走行時では、前記錘を前記第2原動回転体に接続し、前記走行体載置部の自重により前記第2原動回転体を回転させて、前記走行体載置部を下降させることを特徴とする発電設備。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1原動回転体は、大径歯車であるとともに、前記第2原動回転体は、前記大径歯車よりも径小な小径歯車であり、前記作動回転体は、前記大径歯車および前記小径歯車に係合する、前記大径歯車よりも径小かつ前記小径歯車よりも径大な中径歯車であることを特徴とする、請求項1に記載の発電設備。
【請求項3】
前記大径歯車および前記小径歯車と前記中径歯車との間に介装され、前記大径歯車および前記小径歯車と前記中径歯車とに係合する伝達歯車をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の発電設備。
【請求項4】
前記第1原動回転体と前記第2原動回転体とは、互いに異なる回転軸に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の発電設備。
【請求項5】
前記第1原動回転体および前記第2原動回転体は、互いに同一の回転軸に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の発電設備。
【請求項6】
前記第1原動回転体は、動滑車であり、前記作動回転体は、前記動滑車に対して索状体を介して連係可能に設けられた定滑車であり、前記第2原動回転体は、前記作動回転体に対して回転可能に設けられた定滑車であることを特徴とする、請求項1に記載の発電設備。
【請求項7】
前記第1原動回転体と前記第2原動回転体との間で前記錘を付け替えるように動作可能に構成された可動部と、
前記走行体の位置に応じて前記可動部の動作を制御する制御部とをさらに備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の発電設備。
【請求項8】
前記搬送装置は、前記終着地点と前記出発地点との間に配置され、前記終着地点と前記出発地点との間における前記走行体載置部の移動を案内する案内部をさらに備え、
前記走行体載置部は、前記出発地点に配置された状態で前記走行体の自由走行を開始可能とする傾斜角を有することを特徴とする、請求項1に記載の発電設備。
【請求項9】
前記走行路は、水平方向に対する傾斜角が異なる複数の区間に区画され、
前記走行体は、前記複数の区間のそれぞれを等速または所定の速度で走行可能であることを特徴とする、請求項1から6に記載の発電設備。
【請求項10】
前記走行路は、前記走行体が走行する走行レール及び前記発電機構により発電された電気を外部に出力できる送電レール、又は、導電性を有する走行レールにより構成され、
前記発電機構は、前記送電レール又は前記導電性を有する走行レールに対して接続および解除可能に構成された出力端子を備え、
前記発電機構による変換後の前記電気エネルギーを、前記走行レールを介して取出可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の発電設備。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発電設備に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エネルギー効率のよい発電設備が求められている。
【0003】
特許文献1には、走行風を受けて回転可能な風車を走行体に設置し、この走行体をローラーコースターのレール上で走らせ、走行風による風車の回転によりまたは車輪軸に連動する発電機を作動させて発電させ、その電力をレールを介して取り出し、蓄電する発電設備が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5051676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記発電設備は、走行体を最も低い位置から高い位置にある出発地点へ移動させる際に、走行体をレール上で走らせながらベルトコンベアにより持ち上げていたため、ベルトコンベアの作動に相応の電力を必要とし、エネルギー消費の観点からは改善の余地があった。
【0006】
このような実情に鑑み、本発明は、走行体を出発地点へ移動させる際の電力の消費を排除し、全体としてよりエネルギー効率の高い発電設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、走行体と、出発地点および前記出発地点よりも低位に設定された終着地点を有し、前記出発地点から前記終着地点まで前記走行体が重力により走行可能に構成された走行路と、前記走行路を走行し、前記終着地点に至った前記走行体を、前記終着地点から前記出発地点へ上下方向に搬送する搬送装置とを備え、前記走行体は、走行中に獲得する運動エネルギーを直接または間接に電気エネルギーに変換可能に構成された発電機構を備え、前記搬送装置は、第1原動回転体および第2原動回転体と、前記第1および第2原動回転体に連係して作動する作動回転体を備えるとともに、前記走行体を載置可能であり、前記作動回転体に対し、前記第1原動回転体及び前記第2原動回転体と前記作動回転体との連係動作に応じて前記終着地点から前記出発地点へ上昇しまたは前記出発地点から前記終着地点へ下降可能に接続された走行体載置部と、前記第1原動回転体及び前記第2原動回転体に荷重を付加する錘とを備え、前記走行体を前記出発地点へ搬送する搬送時には、前記錘を前記第1原動回転体に接続し、前記錘の重量に基づく回転駆動力により前記第1原動回転体および前記作動回転体を回転させて、前記走行体を載せた前記走行体載置部を上昇させる一方、前記走行体の走行時には、前記錘を前記第2原動回転体に接続し、前記走行体載置部の自重により前記第2原動回転体を回転させて、前記走行体載置部を下降させることを特徴とする発電設備である。
【0008】
請求項2に記載の発明にあっては、前記第1原動回転体は、大径歯車であるとともに、前記第2原動回転体は、前記大径歯車よりも径大な小径歯車であり、前記作動回転体は、前記大径歯車および前記小径歯車に係合する、前記大径歯車よりも径小かつ前記小径歯車よりも径大な中径歯車であることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明にあっては、前記大径歯車および前記小径歯車と前記中径歯車との間に介装され、前記大径歯車および前記小径歯車と前記中径歯車とに係合する伝達歯車をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明にあっては、前記第1原動回転体と前記第2原動回転体とは、互いに異なる回転軸に設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
河川水発電所
17日前
個人
没水体積の浮体発電
20日前
個人
砂蓄熱式風力発電装置
16日前
個人
発電装置
5日前
個人
発電装置
6日前
個人
重力利用回転装置
12日前
有限会社スタジオ・シオン
反重力推進装置
9日前
三鷹光器株式会社
垂直軸風車構造
4日前
三鷹光器株式会社
増風機構付き垂直軸風車構造
9日前
三菱重工業株式会社
風車翼及び風車翼の設計方法
10日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
10日前
コベルコ・コンプレッサ株式会社
圧縮気体貯蔵発電装置
19日前
三菱重工業株式会社
風車翼の保護層範囲決定方法及び風車翼
11日前
東洋エンジニアリング株式会社
地熱発電システム
16日前
株式会社テックコーポレーション
水力発電機および電解水生成装置
17日前
株式会社パンタレイ
縦渦式風車
9日前
株式会社日立製作所
監視装置、風力発電システムおよび監視方法
11日前
フィッシャー グレゴリー スコット
光学アクチュエータ
3日前