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公開番号
2025077318
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189407
出願日
2023-11-06
発明の名称
ペルトン水車制御装置およびペルトン水車制御方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人サクラ国際特許事務所
主分類
F03B
15/20 20060101AFI20250512BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】ペルトン水車において運転時に使用するノズルの本数を変更する切替動作をスムーズに実行する。
【解決手段】実施形態のペルトン水車制御装置は、第1のノズルから水を射出することによって第1の水車運転と、第1のノズル、および、第1のノズルと異なる第2のノズルから水を射出する第2の水車運転とを実行する。ペルトン水車制御装置は、第1の水車運転から第2の水車運転へ切り替える第1切替動作を行う際には、第1切替動作を行う最中に、発電機が出力する電力が減少したときには、発電機が出力する電力の減少前よりもデフレクタ開度を増加させた状態で、第1のノズルのニードル開度を減少させる割合を、発電機が出力する電力の減少前よりも減少させ、かつ、第2のノズルのニードル開度を増加させる割合を、発電機が出力する電力の減少前よりも増加させる。
【選択図】図5A
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のバケットが回転方向に配置されているランナと、
前記複数のバケットに水を射出するように構成されており、ニードル開度に応じて前記複数のバケットに射出する水の流量を調整する、複数のノズルと、
前記複数のノズルのそれぞれに設置されており、デフレクタ開度に応じて前記ノズルから前記複数のバケットに作用する水の流量を調整する、複数のデフレクタと
を備え、前記ランナの回転によって発電機を駆動させるように構成されているペルトン水車の動作を制御するためのペルトン水車制御装置であって、
前記複数のノズルのうち、第1のノズルから前記複数のバケットに水を射出することによって前記ランナを回転させる第1の水車運転と、前記複数のノズルのうち、前記第1のノズル、および、前記第1のノズルと異なる第2のノズルから前記複数のバケットに水を射出することによって前記ランナを回転させる第2の水車運転とを少なくとも実行するように構成されており、
前記第1の水車運転から前記第2の水車運転へ切り替える第1切替動作を行う際には、前記第1切替動作を行う前よりもデフレクタ開度を減少させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度と前記第2のノズルのニードル開度とが同じ状態になるまで、前記第1のノズルのニードル開度を一定の割合で減少させると供に、前記第2のノズルのニードル開度を一定の割合で増加させ、
前記第1切替動作を行う最中に、前記発電機が出力する電力が減少したときには、前記発電機が出力する電力の減少前よりもデフレクタ開度を増加させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度を減少させる割合を、前記発電機が出力する電力の減少前よりも減少させ、かつ、前記第2のノズルのニードル開度を増加させる割合を、前記発電機が出力する電力の減少前よりも増加させ、
前記第1切替動作を行う最中に、前記発電機が出力する電力が増加したときには、前記発電機が出力する電力の増加前よりもデフレクタ開度を減少させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度を減少させる割合を、前記発電機が出力する電力の増加前よりも増加させ、かつ、前記第2のノズルのニードル開度を増加させる割合を、前記発電機が出力する電力の増加前よりも減少させる、
ペルトン水車制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第2の水車運転から前記第1の水車運転へ切り替える第2切替動作を行う際には、前記第2切替動作を行う前よりもデフレクタ開度を増加させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度と前記第2のノズルのニードル開度とが同じ状態から、前記第1のノズルのニードル開度を一定の割合で増加させると供に、前記第2のノズルのニードル開度を一定の割合で減少させ、
前記第2切替動作を行う際に、前記発電機が出力する電力が減少したときには、前記発電機が出力する電力の減少前よりもデフレクタ開度を増加させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度を増加させる割合を、前記発電機が出力する電力の減少前よりも、増加させ、かつ、前記第2のノズルのニードル開度を減少させる割合を、前記発電機が出力する電力の減少前よりも、減少させ、
前記第2切替動作を行う際に、前記発電機が出力する電力が増加したときには、前記発電機が出力する電力の増加前よりもデフレクタ開度を減少させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度を増加させる割合を、前記発電機が出力する電力の増加前よりも、減少させ、かつ、前記第2のノズルのニードル開度を減少させる割合を、前記発電機が出力する電力の増加前よりも、増加させる、
請求項1に記載のペルトン水車制御装置。
【請求項3】
複数のバケットが回転方向に配置されているランナと、
前記複数のバケットに水を射出するように構成されており、前記複数のバケットに射出する水の流量がニードル開度を変動させることによって調整される、複数のノズルと、
前記複数のノズルのそれぞれに設置されており、前記ノズルから前記複数のバケットに作用する水の流量を、デフレクタ開度が変動させることによって調整する、複数のデフレクタと
を備え、前記ランナの回転によって発電機を駆動させるように構成されているペルトン水車の動作を制御するためのペルトン水車制御方法であって、
前記複数のノズルのうち第1のノズルから前記複数のバケットに水を射出することによって前記ランナを回転させる第1の水車運転を、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルおよび前記第1のノズルと異なる第2のノズルから前記複数のバケットに水を射出することによって前記ランナを回転させる第2の水車運転へ切り替える第1切替動作を行う際には、前記第1切替動作を行う前よりもデフレクタ開度を減少させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度と前記第2のノズルのニードル開度とが同じ状態になるまで、前記第1のノズルのニードル開度を一定の割合で減少させると供に、前記第2のノズルのニードル開度を一定の割合で増加させ、
前記第1切替動作を行う最中に、前記発電機が出力する電力が減少したときには、前記発電機が出力する電力の減少前よりもデフレクタ開度を増加させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度を減少させる割合を、前記発電機が出力する電力の減少前よりも減少させ、かつ、前記第2のノズルのニードル開度を増加させる割合を、前記発電機が出力する電力の減少前よりも増加させ、
前記第1切替動作を行う最中に、前記発電機が出力する電力が増加したときには、前記発電機が出力する電力の増加前よりもデフレクタ開度を減少させた状態で、前記第1のノズルのニードル開度を減少させる割合を、前記発電機が出力する電力の増加前よりも増加させ、かつ、前記第2のノズルのニードル開度を増加させる割合を、前記発電機が出力する電力の増加前よりも減少させる、
ペルトン水車制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ペルトン水車制御装置およびペルトン水車制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
水力発電所等に設置されているペルトン水車は、ノズルがランナに水を射出し、ランナを回転させることによって、発電機を駆動させるように構成されている。
【0003】
ペルトン水車において、ランナは、複数のバケットが回転方向に配置されている。ノズルは、ニードル弁によりニードル開度が変動することによって、複数のバケットに射出される水の流量を調整するように構成されている。また、ペルトン水車は、デフレクタを備えており、デフレクタのデフレクタ開度が変動させることによって、ノズルから複数のバケットに作用する水の流れが変わるように構成されている。
【0004】
ノズルおよびデフレクタは、複数であって、一のノズルに対応して一のデフレクタが設置されている。ペルトン水車は、発電機の出力に応じて、ランナを回転させるために水を射出するノズルの本数を切り替えて、運転を行う。
【0005】
ペルトン水車において、ノズルは、例えば、4本であり、4本のノズルのうち2本のノズルから水を射出することによってランナを回転させる2N運転と、4本のノズルから水を射出することによってランナを回転させる4N運転とを実行する。ペルトン水車では、発電機の出力を大きくするときに、2N運転から4N運転に切り替える切替動作が実行される。また、発電機の出力を小さくするときに、4N運転から2N運転に切り替える切替動作が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4351787号
特開平5-180138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図7は、関連技術のペルトン水車において、2N運転から4N運転に切り替える切替動作を示す図である。図8は、関連技術のペルトン水車において、4N運転から2N運転に切り替える切替動作を示す図である。図7および図8では、デフレクタ開度指令DFRの推移およびニードル開度指令NVRの推移を時系列で示している。
【0008】
図7および図8において、デフレクタ開度指令DFRは、2N運転および4N運転を行う際に用いる4本のデフレクタのデフレクタ開度を示している。
【0009】
また、図7および図8では、ニードル開度指令NVRとして、ニードル開度指令NVR1とニードル開度指令NVR4とを示している。ニードル開度指令NVR1は、4本のノズルN1~N4のうち、2N運転および4N運転においてランナを回転させるために水を射出する2本のノズルN1,N2(第1のノズル)のニードル開度である。ニードル開度指令NVR4は、4本のノズルN1~N4のうち、2N運転では水を射出せずに、4N運転においてランナを回転させるために水を射出する、他の2本のノズルN3,N4(第2のノズル)のニードル開度である。
【0010】
[1]2N運転から4N運転に切り替える切替動作(第1切替動作)
図7に示すように、2N運転から4N運転に切り替える切替動作を行う際には、この切替動作を行う前(2N運転の実行時)よりもデフレクタ開度指令DFRを減少させる。例えば、デフレクタ開度指令DFRは、切替動作を開始する時点t1において、100%から、DFRa(%)(DFRa<100)に減少させる。
(【0011】以降は省略されています)
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