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公開番号
2025094484
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210047
出願日
2023-12-13
発明の名称
風力発電設備の保守支援システム及び保守支援方法
出願人
株式会社日立パワーソリューションズ
,
株式会社センシンロボティクス
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
F03D
17/00 20160101AFI20250618BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】撮像画像情報を管理する際の処理の簡素化を図った、風力発電設備の保守支援システム等を提供する。
【解決手段】風力発電設備の保守支援システム10は、風力発電設備の風車のタワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報に対応付けられた撮像画像情報を取得する制御装置2を備え、制御装置2は、風車の号機番号を含む風車情報と、タワーのフランジ及び溶接線のうちの少なくとも一方の高さ位置を含むタワー情報と、タワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報と、が対応付けられた風車情報・タワー情報付与データベース1に基づいて、撮像ポイント情報をキーとして、風車情報及びタワー情報に撮像画像情報が対応付けられた撮像画像情報データベース3を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
風力発電設備の風車のタワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報に対応付けられた撮像画像情報を取得する処理部を備え、
前記処理部は、前記風車の号機番号を含む風車情報と、前記タワーのフランジ及び溶接線のうちの少なくとも一方の高さ位置を含むタワー情報と、前記タワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報と、が対応付けられた第1データベースに基づいて、前記撮像ポイント情報をキーとして、前記風車情報及び前記タワー情報に前記撮像画像情報が対応付けられた第2データベースを生成する、風力発電設備の保守支援システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記処理部は、入力装置の操作で指定される所定の抽出条件に基づいて、前記第2データベースから所定の前記撮像画像情報を抽出し、当該撮像画像情報を表示装置に表示させること
を特徴とする請求項1に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項3】
前記風車情報には、前記号機番号が含まれるとともに、前記風車の設置場所であるサイトの識別情報を示すサイト情報と、前記風車の型式を示す風車型式情報と、前記風車のタワー方位角を示す風車タワー方位角情報と、が含まれること
を特徴とする請求項1に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項4】
前記タワー情報には、前記タワーの肉厚の設計値を示す肉厚情報が含まれること
を特徴とする請求項1に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項5】
前記処理部は、前記撮像ポイント情報に含まれる前記撮像ポイントの緯度、経度、及び高度に基づいて、前記撮像ポイントの高さ位置が異なる複数の撮像画像が、表示装置の表示画面上で前記タワーの高さ方向に連続するように表示させること
を特徴とする請求項1に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項6】
前記処理部は、入力装置の操作に基づいて、前記撮像ポイントの高さ位置が異なる複数の撮像画像のうちの1つ又は複数が選択された場合、選択された撮像画像を前記表示装置に拡大表示させること
を特徴とする請求項5に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項7】
前記第2データベースには、前記タワーの撮像日時を示す撮像日時情報が含まれ、
前記処理部は、前記撮像ポイント情報、前記風車情報、前記タワー情報、前記撮像日時情報のうちの少なくとも一つが入力装置の操作で前記抽出条件として指定された場合、当該抽出条件に対応した撮像画像を前記表示装置に表示させること
を特徴とする請求項2に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項8】
前記第2データベースには、前記タワーの建設完了時又はメンテナンス時から所定期間内の撮像で得られた参照画像情報が含まれ、
前記処理部は、入力装置の操作に基づいて、所定の前記風車が指定されるとともに、当該風車の前記撮像ポイント及び撮像日時が指定された場合、当該風車の前記撮像画像情報と、当該風車の前記参照画像情報と、を前記表示装置の表示画面に並べて表示させること
を特徴とする請求項2に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項9】
前記処理部は、前記入力装置の操作で指定された前記撮像画像情報を前記表示装置に表示させる際、前記フランジ及び前記溶接線のうちの少なくとも一方を強調表示すること
を特徴とする請求項2に記載の風力発電設備の保守支援システム。
【請求項10】
前記処理部は、前記タワーにおいて劣化又は損傷の箇所であることが既知の撮像画像を教師データとして機械学習を行い、前記抽出条件に基づいて抽出した所定の前記撮像画像情報と、前記機械学習の学習結果と、に基づいて、前記タワーの劣化又は損傷の有無を診断すること
を特徴とする請求項2に記載の風力発電設備の保守支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、風力発電設備の保守支援システム等に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
風力発電設備の保守点検に関する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。すなわち、特許文献1には、「構造物を複数の撮影範囲で分割して撮影した分割画像を表示する構造物表示装置であって、それぞれの前記分割画像に識別情報を付与するとともに、前記識別情報に1つ以上の管理情報を対応付けて管理する」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-176822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、構造物の分割画像を管理する際の手法が複雑であり、処理の簡素化を図る余地がある。
【0005】
そこで、本開示は、撮像画像情報を管理する際の処理の簡素化を図った、風力発電設備の保守支援システム等を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するために、本開示に係る風力発電設備の保守支援システムは、風力発電設備の風車のタワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報に対応付けられた撮像画像情報を取得する処理部を備え、前記処理部は、前記風車の号機番号を含む風車情報と、前記タワーのフランジ及び溶接線のうちの少なくとも一方の高さ位置を含むタワー情報と、前記タワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報と、が対応付けられた第1データベースに基づいて、前記撮像ポイント情報をキーとして、前記風車情報及び前記タワー情報に前記撮像画像情報が対応付けられた第2データベースを生成することとした。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、撮像画像情報を管理する際の処理の簡素化を図った、風力発電設備の保守支援システム等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの構成図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムが備える制御装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの対象である風力発電設備の説明図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの対象である風力発電設備の風車のタワーの構成に関する説明図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの風車情報・タワー情報付与データベースの説明図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの撮像画像情報データベースの生成に関するフローチャートである。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの撮像画像情報データベースの説明図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムでの撮像ポイントにおける撮像方向を示す平面図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、無人飛行体の飛行ルートの例を示す説明図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、無人飛行体の飛行ルートの別の例を示す説明図である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの撮像画像情報データベースからの撮像画像情報の抽出・表示に関するフローチャートである。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、所定の抽出条件に基づく第1の画面表示例である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおいて、ユーザの入力操作で選択された画像を拡大表示した場合の表示例である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、所定の抽出条件に基づく第2の画面表示例である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、所定の抽出条件に基づく第3の画面表示例である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、所定の抽出条件に基づく第4の画面表示例である。
第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおいて、タワーのフランジが強調表示された場合の画面表示例である。
第2実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムの構成図である。
第2実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、タワーの損傷部に関する表示画面例である。
第2実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、タワーの損傷部に関する別の表示画面例である。
第2実施形態に係る風力発電設備の保守支援システムにおける、タワーの損傷部に関する別の表示画面例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
≪第1実施形態≫
<風力発電設備の保守支援システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る風力発電設備の保守支援システム10の構成図である。
図1に示す保守支援システム10は、風力発電設備W1(図3参照)の撮像で得られる情報に基づいて、撮像画像情報データベース3を生成するシステムである。また、保守支援システム10は、ユーザによる入力装置4の操作で所定の抽出条件が指定された場合、この抽出条件に基づいて撮像画像情報データベース3から所定の撮像画像情報を抽出し、表示装置5に撮像画像情報を表示させる機能も有している。
【0010】
図1に示すように、保守支援システム10は、風車情報・タワー情報付与データベース1(第1データベース)と、制御装置2(処理部)と、撮像画像情報データベース3(第2データベース)と、入力装置4と、表示装置5と、を備えている。風車情報・タワー情報付与データベース1には、撮像ポイント情報と、風車情報と、タワー情報と、が対応付けられた状態で格納されている。これらの各情報については後記する。
(【0011】以降は省略されています)
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