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公開番号2025051557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023177116
出願日2023-09-22
発明の名称反重力推進装置
出願人有限会社スタジオ・シオン
代理人
主分類F03H 99/00 20090101AFI20250327BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】遠心重力の一部を無効化することで動作する反重力推進装置を提供する。
【解決手段】同じ磁極で向き合う近接磁石が、互いに反発しあって押し返す原理を応用したものであり、それは、内周の壁面を押しながら周回する磁性遠心体(3)群から安定した偏移性遠心力を得るために、この周回軌道円を、その下半分の円周を少し短めた短楕円形(R1、D3)の形状にした上で、その内周面を高速周回する磁性遠心体に生じる下方へ向かう強い遠心重力量を無効化すべく、その周辺に設置した反発磁力源(5)の力で相殺することにより発生する上方へ向かう偏移性遠心重力の取得が、反重力推進装置の実現を可能にした。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
中心(C)に主軸(2a)を持つパワープレート周辺の任意の位置で、主軸の回転による遠心力で広がるようにピンで拘束された任意の数の磁性遠心体(3)が周回する軌道に、外部から反発磁力を作用させることで生じる不均衡化された遠心重力による偏移性遠心力が及ぼす主軸の移動を制御するために、磁性遠心体の周回軌道を、真円(R1.R2)のその下半分の円周の長さを少し短くした任意の短楕円形状に加工したハウジングの内周(D3)に拘束した上で、これを周回する磁性遠心体がハウジング下部の内周面を押し付けるその遠心重力を、周回壁面(D3)に軽く接触周回する程度まで打ち消すべくハウジングの下あるいはその側面に、磁性遠心体と磁力反発し合うように設定配置したパワーソースである磁性体(5)が相殺せしめることにより、回転軸(C)に上向きの偏移性遠心力による推力を発生させることを特徴とする推進装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、推進装置及び推進エンジンに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
空中を推進飛行する従来の飛行考案物すべては、負荷された大気圧や空間微粒子から受ける揚力または反動力の利用を必須としていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
反動エネルギーを得るためにその周辺環境に少なからず干渉する従来の推進型式とは対照的に、騒音や熱や風等の影響に脆弱な場所で、さらには宇宙空間における人工衛星等の姿勢制御装置としても利用可能な、遠心重力の一部を無効化することで動作する反重力推進装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
遠心体ベアリング(3c)が遠心体2次ピン(3b)で拘束された任意の数の同形遠心体(3)が、それと対応すべくパワープレート(2)の周囲に開けられたピン穴の位置で共に遠心体1次ピン(3a)でピン結合されており、それらが主軸ベアリング(4)を介してハウジング(1)の中に納まっているために、そのパワープレート主軸(2a)を反時計回り方向に回すとその回転速度に応じて、パワープレート端でピン拘束された遠心体に嵌められたそれらの遠心体ベアリングは一同にハウジングの内周面(1a)を全周にわたって強く押すようになる(図7、図10)。
【0005】
ハウジング内周面(1a)の円の形状は、X軸を下弦に持つY軸との交点を中心(C)とする半円形の円弧に、その残りの部分を補うべく他の3つの円弧が共に接線結合しており、それらの円弧の中心(C1、C2、C3)はX軸上とプラス側Y軸上でパワープレート主軸点である半円形の円弧の中心点(C)から任意の距離で離してあるために真円(R1、R2)ではなく、このような形状の短楕円軌道(R1、D3)を遠心体は周回する(図11)。
【0006】
パワープレートの主軸(C)を中心にハウジング内周面を押しながら周回する遠心体が真円軌道(R1、R2)より短い円周軌道(D3)を周回する時、ハウジングの剛性が真円軌道(R2)の応力を吸収するために、この時点のパワープレートの主軸はその中心でパワーバランスを維持している。
【0007】
ハウジングの内周を周回する遠心体と、これに干渉させるべく配置した上下に制動可能なパワーソース(5)は共に強磁性体であり、それらは互いに反発し合う磁極相に設定設置してある(図12)ために、停止時やメンテナンスモードに入る時は、設けられたパワーソース制御ボックスの下端(S2)にこれを下げて互いの磁力を遠ざけておくことができる(図10)。
【0008】
空中に浮上させるには、高速周回する強磁性遠心体に嵌った遠心体ベアリングがハウジング内周面を押し付けているその強大な遠心重力量を、周回壁面(D3)に軽く与圧する程度まで打ち消すべく配置したパワーソースが有する反発磁力で、下へ向かうその遠心重力量を相殺せしめることにより、回転軸(C)に上向きの偏移性遠心力による強力な推力を発生させることが可能となり、パワープレートの主軸回転数とパワーソースとの磁力干渉度を最適化することで、目的の浮上重量物を、停止状態から最高出力域まで安定して反重力推進制御することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
周囲環境に物理的な影響をほとんど与えることなく重量物を静寂的に浮上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の正面図である。
本発明の右側面図である。
本発明の背面図である。
本発明の蓋を省いた停止時の正面図である。
本発明のA-A’断面図である。
本発明の蓋を省いた運転時の正面図である。
本発明の蓋を省いた立面図である。
本発明の上面図である。
本発明の底面図である。
本発明のB-B’断面図である。
本発明のハウジング内周面の円の形状の説明図である。
本発明の停止時の反発磁力の作用図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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