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公開番号
2025083195
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196955
出願日
2023-11-20
発明の名称
風力発電装置のブレード、風力発電装置、および風力発電装置のブレード用保護フィルムの施工方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F03D
1/06 20060101AFI20250523BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】風力発電装置のブレードに保護フィルムを貼着した場合に、時間が経過した後であっても、ブレードの保護が十分になされている保護フィルムが貼着された風力発電装置のブレードを提供する。
【解決手段】保護フィルム10は、ブレード本体23に貼着され、保護フィルム10の一方の端辺e1が隣接する保護フィルム10の端辺e2上に重なる端辺重複部W2を有することで、護フィルム10が端辺重複部W2を有する。この端辺重複部W2により、保護フィルム施工時に引き延ばされて貼着されることに起因して生じる、経時的な収縮が保護フィルム10に生じた場合でも、隣接する保護フィルム10の間に隙間が生じることがない。したがって、ブレード本体23に亀裂等があったとしても、上記隙間から水分の侵入することがないため、ブレード本体の劣化を防止することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ブレード本体と、
前記ブレード本体表面に貼着された、保護層、および前記保護層の一方の面に配置された接着層、を有するブレード用保護フィルムと、を有する風力発電装置のブレードであって、
前記ブレード用保護フィルムは、少なくとも2枚が重なるように貼着されている、風力発電装置のブレード。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ブレード用保護フィルムは、一方の端辺が隣接する他のブレード用保護フィルムの対向する端辺に重なる端辺重複部を有するように貼着されている、請求項1に記載の風力発電装置のブレード。
【請求項3】
前記端辺重複部は、前記風力発電装置のブレードのエッジ部と交差する方向に配置されている、請求項2に記載の風力発電装置のブレード。
【請求項4】
前記風力発電装置のブレードの回転中心側に配置された前記保護フィルムの厚みが、前記風力発電装置のブレードの回転中心とは反対側に配置された前記保護フィルムの厚みより薄い、請求項3に記載の風力発電装置のブレード。
【請求項5】
2枚の前記ブレード用保護フィルムのそれぞれの端辺が対向するように貼着された対向部を有し、前記対向部には、2枚の前記ブレード用保護フィルムのそれぞれの端辺と重なるように貼着された隙間防止用保護フィルムが配置されている、請求項1に記載の風力発電装置のブレード。
【請求項6】
前記風力発電装置のブレード本体のエッジ部には、前記ブレード用保護フィルムおよび少なくとも1層の重複用フィルムが重なるように貼着されてなるエッジ部重複部が構成されている、請求項1に記載の風力発電装置のブレード。
【請求項7】
ブレード本体と、
前記ブレード本体表面に貼着された、保護層、および前記保護層の一方の面に配置された接着層、を有するブレード用保護フィルムと、を有する風力発電装置のブレードであって、
前記ブレード用保護フィルムは、少なくとも前記風力発電装置のブレードのエッジ部に貼着されており、
前記風力発電装置のブレードの回転中心側に配置された前記保護フィルムの厚みが、前記風力発電装置のブレードの回転中心とは反対側に配置された前記保護フィルムの厚みより薄い、風力発電装置のブレード。
【請求項8】
前記保護層が、ポリオレフィン樹脂を含むものである、請求項1から請求項7までのいずれかの請求項に記載の風力発電装置のブレード。
【請求項9】
請求項1から請求項7までのいずれかの請求項に記載の風力発電装置のブレードを備える、風力発電装置。
【請求項10】
風力発電装置のブレードに対し、ブレード用保護フィルムを貼着するブレード用保護フィルムの施工方法であって、
前記ブレードに対し、前記ブレード用保護フィルムを貼着する貼着工程を有し、前記貼着工程により、請求項1から請求項7までのいずれかの請求項に記載の風力発電装置のブレードを得る、ブレード用保護フィルムの施工方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、風力発電装置のブレード、風力発電装置、および風力発電装置のブレード用保護フィルムの施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
風力発電装置のブレードは、太陽光による紫外線、風、雨、雪、霰、雹、雷、海水、ガス、砂、塵、埃等に曝される。また、風力発電装置のブレードは、鳥、虫、飛来物の衝突等の影響を受けることもある。このように、ブレードは、厳しい環境下にあるため、長期間の使用により、損傷、変形、表面汚染、表面剥離といった不具合が起こる。くわえて、ブレードは、高速度で回転しているため、損傷、変形、表面汚染、表面剥離の可能性も高まる。これらの不具合は、発電効率の低下を招く。最悪の場合、ブレードの折損、落下に至ることもある。
【0003】
そこで、ブレードの保護のために、ブレードの表面、特にブレードのエッジ部分に保護フィルムまたは保護カバーを配置する技術が提案されている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2012/102294号
特表2018-503775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、風力発電装置のブレードに対し、保護フィルムを貼り付ける場合は、フィルムを所定のサイズ(例えばA4サイズ等)に切断し、切断された保護フィルムを、ブレード上において、隣接する2枚の上記保護フィルムの端辺同士が接触するように配置して、貼り合わせる方法が採られる。
【0006】
しかしながら、貼り合わせた際には隙間が生じないように貼着させた場合でも、時間が経過すると、2枚の保護フィルムの間に隙間が生じてしまうことがある。これは、保護フィルムをブレードに貼り合わせる際に、保護フィルムをある程度引き延ばしながら貼る必要があることから、経時で保護フィルムが収縮してしまう場合があるからである。
【0007】
このように、保護フィルム間に隙間が生じてしまった場合は、この隙間から水分等が侵入してしまい、ブレードにひび割れ等があった場合は、このひび割れからブレード内部に水分が侵入し、ブレード内部の劣化が生じてしまう可能性がある。
【0008】
また、通常、風力発電装置のブレードにおいては、ブレードのエッジの部分において、もっとも多く、鳥、虫、飛来物の衝突等の影響を受ける。したがって、特にエッジ部分を重点的に保護する必要がある。
【0009】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、風力発電装置のブレードに保護フィルムを貼着した場合に、時間が経過した後であっても、ブレードの保護が十分になされている保護フィルムが貼着された風力発電装置のブレードを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一実施形態は、ブレード本体と、上記ブレード本体表面に貼着された、保護層、および前記保護層の一方の面に配置された接着層、を有するブレード用保護フィルムと、を有する風力発電装置のブレードであって、上記ブレード用保護フィルムは、少なくとも2枚が重なるように貼着されている、風力発電装置のブレードを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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