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公開番号2024071200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182032
出願日2022-11-14
発明の名称光学式エンコーダ
出願人帝国通信工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01D 5/347 20060101AFI20240517BHJP(測定;試験)
要約【課題】製造が容易で、且つ正確な信号が得られる光学式エンコーダを提供すること。
【解決手段】光反射面62を設けた回転体60と、光反射面62に向けて光を発射する発光素子33Aa,33Baと、光反射面62で反射された光を受光する受光素子33Ab,33Bbとを有する。光反射面62に、発光素子33Aa,33Baから受けた光を反射する高反射部615a及び低反射部615bを形成する。高反射部615aと低反射部615bによって反射された光を受光素子33Ab,33Bbが受光する受光量に応じて回転体60の回転状態を検出する。高反射部615aと低反射部615bは、何れも印刷によって形成される。低反射部615bを高反射部615aの上に積層して印刷形成する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を中心に回転自在に軸支され且つ光反射面を設けた回転体と、
前記回転体の光反射面に向けて光を発射する発光素子と、
前記回転体の光反射面で反射された光を受光する受光素子と、
を有し、
前記回転体の光反射面に、前記発光素子から受けた光を反射する高反射部及び低反射部を形成し、これら高反射部と低反射部によって反射された光を前記受光素子が受光する受光量に応じて前記回転体の回転状態を検出する光学式エンコーダにおいて、
前記光反射面上の前記高反射部と前記低反射部は、何れも印刷によって形成されていることを特徴とする光学式エンコーダ。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光学式エンコーダであって、
前記低反射部は、前記光反射面上に印刷形成された前記高反射部の表面に積層して印刷形成されていることを特徴とする光学式エンコーダ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の光学式エンコーダであって、
前記回転体の光反射面には、この回転体を軸支する軸受部となる凹部が形成されていることを特徴とする光学式エンコーダ。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の光学式エンコーダであって、
前記高反射部と前記低反射部は、何れもパッド印刷によって形成されていることを特徴とする光学式エンコーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光を用いて電気的出力信号を変化させる光学式エンコーダに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光学式エンコーダに用いる回転体は、例えば特許文献1の図1に示す回転体(11)のように、円板(13)の下面に形成されたスケール部(14)の下面(反射面)に、反射部(15a)と非反射部(15b)とを交互に円周状に配列するように形成され、このスケール部(14)に照射した光の反射の状態を光センサ(16)で検出し、これによって、回転体(11)の回転の状態を検出するように構成されていた。
【0003】
そして、上記回転体(11)への反射部(15a)と非反射部(15b)の形成は、円板(13)の下面にアルミなどの金属材料を蒸着によってスケール部(14)を形成し、このスケール部(14)の下面をフォトエッチングすることによって行われていた。
【0004】
また従来、反射部と非反射部の形成方法は、上記方法に限られず、反射面となる回転体の下面に金属板を貼り付け、またはメッキによって金属層を形成し、その後これらをエッチングする方法などもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平07-209023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上述のように、反射面に金属層や金属板を形成したり、これをエッチングしたりする作業は煩雑であり、また製造設備も大掛かりになり、製造コストの増大を招いていた。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、製造が容易で製造コストの低減化が図れ、また正確な信号を得ることができる光学式エンコーダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、回転軸を中心に回転自在に軸支され且つ光反射面を設けた回転体と、前記回転体の光反射面に向けて光を発射する発光素子と、前記回転体の光反射面で反射された光を受光する受光素子と、を有し、前記回転体の光反射面に、前記発光素子から受けた光を反射する高反射部及び低反射部を形成し、これら高反射部と低反射部によって反射された光を前記受光素子が受光する受光量に応じて前記回転体の回転状態を検出する光学式エンコーダにおいて、前記光反射面上の前記高反射部と前記低反射部は、何れも印刷によって形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、高反射部と低反射部を何れも印刷によって形成したので、容易に高反射部と低反射部を形成することができる。また印刷に用いる設備は、蒸着やエッチングなどに用いる設備に比べて安価な設備とすることができる。これらのことから製造コストの低減化を図ることができる。
【0009】
また本発明は、上記特徴に加え、前記低反射部は、前記光反射面上に印刷形成された前記高反射部の表面に積層して印刷形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、同一面(光反射面)に印刷層を2層積層することで、高反射部と低反射部を形成できるので、その製造を容易に行うことができる。
また高反射部上に低反射部を積層したので、例えば高反射部の印刷を、外周辺がにじみ易くて精緻な形状に印刷し難い金属粉を混錬したメタリック色彩のインクを用いて行ったような場合でも、この高反射部を精緻な形状の不要な下層側に印刷してその上に精緻な形状の開口部を有する低反射部を印刷することで、当該開口部に高反射部を露出させ、これによって高反射部の外周辺を精緻に形成することができ、より精度の高い出力信号を得ることができる。
【0010】
また本発明は、上記特徴に加え、前記回転体の光反射面には、この回転体を軸支する軸受部となる凹部が形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、回転体を軸支するための軸の代わりに軸受部となる凹部を設けたので、光反射面から突出する部分がなくなる。このため光反射面への印刷作業を、より容易に行うことが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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