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公開番号2024069354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2024035323,2024005964
出願日2024-03-07,2022-08-29
発明の名称周波数選択反射板および通信中継システム
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類H01Q 15/14 20060101AFI20240514BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】特定の周波数帯の電磁波を正反射方向とは異なる方向に反射する反射ビームが照射されるエリアを制御し、かつ、球面波を平面波に変換する周波数選択反射板及びそれを用いた通信中継システムを提供する。
【解決手段】特定の周波数帯の電磁波を正反射方向とは異なる方向に反射する周波数選択反射板1であって、複数の領域A0、A11~Amnを有し、反射ビームプロファイルを調整する機能を有する。周波数選択反射板は、各分割領域での電磁波の反射特性を互いに異ならせることにより、反射ビームプロファイルを調整することで、周波数選択反射板全体で反射ビームを広げる機能、周波数選択反射板全体で反射ビームを狭める機能及び周波数選択反射板全体で球面波を平面波に変換する機能を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
特定の周波数帯の電磁波を正反射方向とは異なる方向に反射する周波数選択反射板であって、
複数の領域を有し、反射ビームプロファイルを調整する機能を有する、周波数選択反射板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、特定の周波数帯の電磁波を正反射方向とは異なる方向に反射する周波数選択反射板、およびそれを用いた通信中継システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1~2や非特許文献1に記載されているように、移動通信システムにおいては、伝搬環境およびエリアを改善するために、リフレクトアレイの技術が検討されている。第5世代移動通信システム(5G)に使用されるような高周波では、直進性が強いため、電波の届かない領域であるカバレッジホールの解消が重要な課題である。
【0003】
リフレクトアレイとしては、所定の方向の基地局から入射する特定の周波数の電磁波を、所望の方向に反射することが望まれている。このようなリフレクトアレイにおいては、例えば、複数の反射素子が配列している。反射素子の寸法や形状を変化させることによって、反射素子毎の共振周波数を変化させ、電磁波の反射位相を制御し、それにより、電磁波の入射方向および反射方向を制御する技術が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5371633号公報
特許第5162677号公報
【非特許文献】
【0005】
芳野真弓ら、「メタ・サーフェス反射板によるL字型廊下見通し外環境の受信電力の改善」、信学技報(IEICE TechnicalReport) A・P2020-5(2020-04)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リフレクトアレイのサイズは、基地局とリフレクトアレイとカバレッジホールとの位置関係や、電磁波の周波数、必要な信号強度等を考慮して適宜設定される。5Gに使用される高周波の場合、一般に、リフレクトアレイとしては、数十センチ角よりも大きいサイズのものが使用される。このようなリフレクトアレイにおいては、サイズが大きくなると、原理的に利得が増加し、リフレクトアレイによる反射ビームが鋭くなる。しかし、リフレクトアレイによる反射波のビーム幅が狭くなるため、リフレクトアレイによる反射ビームが照射されるエリアが、狭くなってしまう。必要な信号強度が確保できる範囲で利得を多少低下させたとしても、リフレクトアレイによる反射ビームが照射されるエリアを広げることが望まれている。
【0007】
一方で、電磁波を特定の場所に集中させて送りたい場合、リフレクトアレイによる反射波のビーム幅を狭めることが望まれる。つまり、リフレクトアレイによる反射ビームが照射されるエリアを絞ることが望まれる。
【0008】
リフレクトアレイが基地局から十分遠方にある場合、基地局からの入射波は平面波とみなすことができる。一方、リフレクトアレイが基地局の近傍にある場合、基地局からの入射波は球面波として扱う必要がある。しかし、従来のリフレクトアレイの設計では、入射波が平面波であることを前提としている。そのため、基地局とリフレクトアレイとが近距離にある場合は、設計通りの反射特性が得られないという問題がある。
【0009】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものである。本開示は、反射ビームが照射されるエリアを広げるまたは絞る等、反射ビームが照射されるエリアを制御することが可能であり、球面波を平面波に変換することも可能な周波数選択反射板を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一実施形態は、特定の周波数帯の電磁波を正反射方向とは異なる方向に反射する周波数選択反射板であって、複数の領域を有し、反射ビームプロファイルを調整する機能を有する、周波数選択反射板を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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