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公開番号2024067847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178215
出願日2022-11-07
発明の名称作業機械およびその温度管理システム
出願人キャタピラー エス エー アール エル
代理人個人,個人,個人
主分類E02F 9/16 20060101AFI20240510BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】背圧の増加を防止しつつ作動流体の熱を利用して省電力で熱管理できる作業機械の温度管理システムおよびこれを備えた作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械1の温度管理システム31は、作動油をタンク3へ戻すリターンライン12と、リターンライン12に設けられ戻り油に背圧を与える背圧チェック弁14と、リターンライン12において背圧チェック弁14よりも上流側から戻り油の一部を分流する分流ライン18と、キャブ25内部を暖房する暖房装置37に用いられるクーラントを循環させるクーラントライン33と、分流ライン18とクーラントライン33との間で熱交換する熱交換器40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作動流体をタンクへ戻すリターンラインと、
このリターンラインに設けられ戻り流体に背圧を与える背圧チェック弁と、
リターンラインにおいて背圧チェック弁よりも上流側から戻り流体の一部を分流する分流ラインと、
キャブ内部を暖房する暖房装置に用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、
分流ラインと暖房装置のクーラントラインとの間で熱交換する熱交換器と、
を備えたことを特徴とする作業機械の温度管理システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
タンクから分流ラインに接続された補助ラインと、
この補助ラインに設けられたポンプと、
このポンプを動作させる電動モータと、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の温度管理システム。
【請求項3】
バッテリの温度を調整するバッテリ熱管理システムに用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、
バッテリ熱管理システムのクーラントラインと暖房装置のクーラントラインとの間に設けられ、バッテリ熱管理システムのクーラントラインのクーラントの一部を暖房装置のクーラントラインに供給する供給ラインと、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の温度管理システム。
【請求項4】
バッテリの温度を調整するバッテリ熱管理システムに用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、
電気装置の温度を調整する電気装置熱管理システムに用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、
電気装置管理システムのクーラントラインとバッテリ熱管理システムのクーラントラインとの間に設けられ、電気装置熱管理システムのクーラントラインのクーラントの一部をバッテリ熱管理システムのクーラントラインに供給する供給ラインと、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の温度管理システム。
【請求項5】
暖房装置を有するキャブと、
作動流体を貯留するタンクと、
請求項1乃至4いずれか一記載の温度管理システムと、
を備えたことを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作動流体を利用して熱管理する作業機械の温度管理システムおよびこれを備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばバックホウ等の作業機械において、キャブの内部を温める暖房装置として、油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエータを作動させるための作動油から熱を得ることで別途電力等のエネルギーの供給を不要としたものが知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-80706号公報
特開2022-96243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の作業機械の温度管理システムでは、油圧アクチュエータからタンクへの作動油のリターンラインに暖房装置を設けているため、暖房装置の熱交換器の流路抵抗が大きい場合、背圧が高くなり、油圧アクチュエータにより駆動される作業装置の操作性等に影響を与えるおそれがある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、背圧の増加を防止しつつ作動流体の熱を利用して省電力で熱管理できる作業機械の温度管理システムおよびこれを備えた作業機械を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、作動流体をタンクへ戻すリターンラインと、このリターンラインに設けられ戻り流体に背圧を与える背圧チェック弁と、リターンラインにおいて背圧チェック弁よりも上流側から戻り流体の一部を分流する分流ラインと、キャブ内部を暖房する暖房装置に用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、分流ラインと暖房装置のクーラントラインとの間で熱交換する熱交換器と、を備えた作業機械の温度管理システムである。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の作業機械の温度管理システムにおいて、タンクから分流ラインに接続された補助ラインと、この補助ラインに設けられたポンプと、このポンプを動作させる電動モータと、を備えた作業機械の温度管理システムである。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の作業機械の温度管理システムにおいて、バッテリの温度を調整するバッテリ熱管理システムに用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、バッテリ熱管理システムのクーラントラインと暖房装置のクーラントラインとの間に設けられ、バッテリ熱管理システムのクーラントラインのクーラントの一部を暖房装置のクーラントラインに供給する供給ラインと、を備えた作業機械の温度管理システムである。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の作業機械の温度管理システムにおいて、バッテリの温度を調整するバッテリ熱管理システムに用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、電気装置の温度を調整する電気装置熱管理システムに用いられるクーラントを循環させるクーラントラインと、電気装置管理システムのクーラントラインとバッテリ熱管理システムのクーラントラインとの間に設けられ、電気装置熱管理システムのクーラントラインのクーラントの一部をバッテリ熱管理システムのクーラントラインに供給する供給ラインと、を備えた作業機械の温度管理システムである。
【0010】
請求項5記載の発明は、暖房装置を有するキャブと、作動流体を貯留するタンクと、請求項1乃至4いずれか一記載の温度管理システムと、を備えた作業機械である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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