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公開番号2024069939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180243
出願日2022-11-10
発明の名称橋脚および地下構造物の構築方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E02D 27/16 20060101AFI20240515BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】基礎の細径化が可能な橋脚等を提供する。
【解決手段】橋脚1は、地盤Gに設けた鋼管31の内側にコンクリートConを充填して形成された鋼管コンクリート杭30と、鋼管コンクリート杭30の上端部に挿入された接続管40と、接続管40の上端部に接合された脚柱部50と、を有する。鋼管コンクリート杭30は、地下構造物Sの構築予定箇所の間に配置される。また接続管40の外面に、接続管40から外側に延びる孔あき板が鉛直方向に沿って設けられ、孔あき板が、接続管40と鋼管31の間のコンクリートConに埋設される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
地盤に設けた鋼管の内側にコンクリートを充填して形成された鋼管コンクリート杭と、
前記鋼管コンクリート杭の上端部に挿入された接続管と、
前記接続管の上端部に接合された脚柱部と、
を有することを特徴とする橋脚。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記接続管の外面に、前記接続管から外側に延びる孔あき板が鉛直方向に沿って設けられ、
前記孔あき板が、前記接続管と前記鋼管の間の充填材に埋設されたことを特徴とする請求項1記載の橋脚。
【請求項3】
前記鋼管コンクリート杭の側方に補強杭が設けられ、
前記補強杭の上端部と前記鋼管とが、連結材により連結されたことを特徴とする請求項1記載の橋脚。
【請求項4】
前記鋼管に梁部材の一端が固定され、前記梁部材の他端が、地盤に設けた山留壁に固定されたことを特徴とする請求項1記載の橋脚。
【請求項5】
前記鋼管の内側に配置された鉄筋の上端部が、前記鋼管と前記接続管の間の充填材、または、前記接続管内の充填材に埋設されたことを特徴とする請求項1記載の橋脚。
【請求項6】
前記鋼管コンクリート杭と前記接続管を結合するための結合筋が、前記接続管の内部から前記鋼管内に突出するように配置され、
前記結合筋が、前記接続管内の充填材と前記鋼管内のコンクリートに埋設されたことを特徴とする請求項1記載の橋脚。
【請求項7】
請求項1記載の橋脚を、前記鋼管コンクリート杭が地下構造物の構築予定箇所を避けて配置されるように構築した後、
前記地盤の表面に仮設床を設けて当該仮設床以深の地盤を掘削し、掘削箇所に前記地下構造物を構築することを特徴とする地下構造物の構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋脚および地下構造物の構築方法等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、立体交差橋や高架橋等の橋脚として、鋼製の角筒脚を、接合ユニットを介してコンクリート杭の杭頭に接合したものが記載されている。接合ユニットは、角筒脚の基部に形成された基部構造体と、基部構造体および杭頭に外嵌される円筒鋼殻とを有し、円筒鋼殻内にコンクリートを打設することで、コンクリート杭と角筒脚が接合ユニットを介して接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4691690号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
様々な理由により、地下構造物の構築予定のある地盤に橋脚を設ける必要が生じることがあり、この場合、橋脚の基礎が、構築予定の地下構造物と干渉することが起こり得る。
【0005】
このようなケースでも、干渉部分において確実な止水処理を行うなど適切な対策を施せば、地下構造物の要求性能を満たすことは可能である。しかしながら、更なる品質向上のためには、構築予定の地下構造物と干渉しないように橋脚を構築することも有効であり、そのためには橋脚の基礎が細径化されることが望ましい。橋脚の基礎を細径化することは、現に存在する地下構造物等を避けて橋脚を設ける場合にも有効である。
【0006】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、基礎の細径化が可能な橋脚等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を解決するための第1の発明は、地盤に設けた鋼管の内側にコンクリートを充填して形成された鋼管コンクリート杭と、前記鋼管コンクリート杭の上端部に挿入された接続管と、前記接続管の上端部に接合された脚柱部と、を有することを特徴とする橋脚である。
【0008】
本発明では、橋脚の基礎として鋼管コンクリート杭を用いる。鋼管コンクリート杭は、鋼管によるコンクリートの拘束効果を有し構造性能が高く、橋脚の基礎を細径化できる。また、鋼管コンクリート杭と脚柱部とを、鋼管コンクリート杭の上端部に挿入した接続管を介して接続することで、鋼管コンクリート杭と脚柱部とを強固に接続でき、施工も容易である。
【0009】
前記接続管の外面に、前記接続管から外側に延びる孔あき板が鉛直方向に沿って設けられ、前記孔あき板が、前記接続管と前記鋼管の間の充填材に埋設されることが望ましい。
この場合、孔あき板と充填材を介した応力伝達により、スリムな構成で接続管と鋼管コンクリート杭とを確実に固定できる。
【0010】
前記鋼管コンクリート杭の側方に補強杭が設けられ、前記補強杭の上端部と前記鋼管とが、連結材により連結されることが望ましい。また前記鋼管に梁部材の一端が固定され、前記梁部材の他端が、地盤に設けた山留壁に固定されることも望ましい。
上記の補強杭や梁部材により橋脚の基礎を補強することで、地震等による大きな水平力に耐えることができ、橋脚の供用中の安定性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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