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公開番号2024067180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177046
出願日2022-11-04
発明の名称残存型枠
出願人松井建材有限会社
代理人個人
主分類E02D 29/02 20060101AFI20240510BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】間伐材を利用した残存型枠として、木材間からのコンクリートやモルタルの漏れを防ぐとともに、従来のコンクリート製残存型枠に対して、コンクリート部材の量を軽減するとともにコンクリートを木材間の連結に利用する。
【解決手段】未乾燥の木材から生成された複数の略同一寸法の角材若しくはタイコ材に所定の押圧力を加えて着接する板状の連続体と、前記角材若しくはタイコ材の背面側に、長手方向に所定の密度で略等間隔に埋め込まれたジベルと、前記板状の連続体に着接して打設され、前記ジベルによって硬化時に前記板状の連続体と一体になるコンクリート板と、を備えた残存型枠。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート打設時の型枠のうち、コンクリート硬化後に残存させる残存型枠であって、
未乾燥の木材から生成された複数の略同一寸法の角材若しくはタイコ材を同一方向で、長手方向に並列に並べて、異なる木材間で対峙する長手方向切断面を所定の押圧力によって着接する板状の木材の連続体と、
該板状の木材の連続体の一方の面における角材若しくはタイコ材の切断面に、長手方向に所定の密度で略等間隔に埋め込まれたジベルと、
前記板状の木材の連続体の前記一方の面に打設され、前記ジベルによって硬化時に前記板状の木材の連続体と一体になるコンクリート板と、
を備えた残存型枠。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記コンクリート板の重量が前記板状の木材の連続体の重量と比較して、略同一若しくは前記コンクリート板の重量が大きい請求項1の残存型枠。
【請求項3】
前記コンクリート板が前記板状の木材の連続体に着設していない周辺部を有する請求項1若しくは請求項2の残存型枠。
【請求項4】
前記コンクリート板が内部に用心線材を備えた請求項1の残存型枠。
【請求項5】
前記コンクリート板が、前記残存型枠として、打設されるコンクリートと連結のための継鉄筋を備えた請求項1の残存型枠。
【請求項6】
請求項1の残存型枠を用いて、築造されたコンクリート構造物。
【請求項7】
未乾燥の木材から生成された複数の略同一寸法の角材若しくはタイコ材を同一方向で、長手方向に並列に並べて、異なる木材間で対峙する長手方向切断面を所定の押圧力によって着接し、板状の木材の連続体にする過程と、
該板状の木材の連続体の一方の面の角材若しくはタイコ材の切断面に、長手方向に所定の密度で略等間隔にジベルを埋め込む過程と、
前記板状の木材の連続体の前記一方の面上に四方を囲む堰板を設ける過程と、
前記堰板内に生コンクリートを投入する過程と、
を備えた残存型枠の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造物を築造する際の型枠の内、コンクリート打設後に残存する型枠に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、コンクリート構造物築造に関して、高品質で均一な出来高の要求や現場における技術者、高度な技能を有する作業員の不足等から、二次製品の活用が頻繁に行われている。一方、集中豪雨によって発生する土砂災害の要因として人工林への間伐等の手入れ不足が指摘されている。間伐材の利用促進として、山留のコンクリート構造物の築造に際して、間伐材を利用し、景観等を配慮した残存型枠が利用されるようになってきている。
【0003】
間伐材を残存型枠として利用する工法としては、所定の木材を横方向に内側に均一な面を形成するように積上げ、縦材を内外何れかに設け、コンクリートを打設することを繰り返し、打設面を上昇させながら構造物を構築するものがある。砂防堰堤などの工法として用いられる。
【0004】
間伐材を残存型枠に用いることによって、木材の保温、保湿効果などコンクリートの長期養生に繋がり、コンクリート構造物として強度の確保の他、ライフサイクルの長期化や景観形成、間伐材の利用などの治山効果などの優れた効果がある一方で、型枠の組立てに多くの人材を要することや同一品質の材料の確保や縦材を内側に配置した場合の構造物の断面不足が生じるなどの課題がある。
【0005】
上記間伐材を利用した残存型枠の施工法に関しては、図7に示す通りである。
1)床掘13を実施
2)基礎コンクリート14を打設、支持部材アンカー16、縦材18を設置、支持部材15の設置
3)横木材17を積み上げ設置
4)コンクリート11の打設
5)既存コンクリート12打設面を上記2)の基礎コンクリート面として、上方への繰返し施工
【0006】
間伐材を利用した残存型枠として、複数の丸太材による型枠ユニットを貫通孔によって連結させた残存型枠に係る発明(特開平08-246481)によって、木材を積層する労力は緩和させることができたが、積層する木材間からのモルタルの漏れや高コストで背面側の補強材による断面の不足が課題となる。更に、表面側を丸太化粧面のパネル状にして、現場の作業の省力化を図る残存型枠に関する発明(特開2004-263543)が提案されている。複数の太鼓落し材の接面に凹凸によるさねはぎ加工を施し、型枠設置手間の省力化やモルタルの漏れがないなどの改良を加えられているが、高コストや断面の不足が課題となる。
従来工法は、型枠用材料として間伐材を使用することを主眼に置いていた。一方で、上記発明には、型枠の組立てに多くの人材を要することや同一品質の材料の確保などに改善点が認められるが、変形が少なく、モルタルの漏れがない型枠とするためには、使用する木材やその加工などにコストを要するなどの課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平08-246481号公報
特開2004-263543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする課題は、間伐材を利用した残存型枠として、木材間からのコンクリートやモルタルの漏れを防ぐとともに、従来のコンクリート製残存型枠に対して、コンクリート部材の量を軽減するとともに、コンクリートを木材間の連結に利用する。その結果、複合材料による一体的なパネルとして、コンクリート製の残存型枠と同様な設置手間によって、コンクリート構造物を築造する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コンクリート打設時の型枠のうち、コンクリート硬化後に残存させる残存型枠であって、
未乾燥の木材から生成された複数の略同一寸法の角材若しくはタイコ材を同一方向で、長手方向に並列に並べて、異なる木材間で対峙する長手方向切断面を所定の押圧力によって着接する板状の木材の連続体と、
該板状の木材の連続体の一方の面における角材若しくはタイコ材の切断面に、長手方向に所定の密度で略等間隔に埋め込まれたジベルと、
前記板状の木材の連続体の前記一方の面に打設され、前記ジベルによって硬化時に前記板状の木材の連続体と一体になるコンクリート板と、
を備えた残存型枠。
【0010】
前記コンクリート板の重量が前記板状の木材の連続体の重量と比較して、略同一若しくは前記コンクリート板の重量が大きい請求項1の残存型枠。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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