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公開番号2024067344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177344
出願日2022-11-04
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人あお葉国際特許事務所,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F21S 45/60 20180101AFI20240510BHJP(照明)
要約【課題】サーミスタの設置構造が簡素で融雪機能の高いフィルムヒータを有する車両用灯具に関する。
【解決手段】ランプボディ9と共に内側に灯室を形成するアウターレンズ8と、温度検出用のサーミスタ22、通電に基づいて発熱する発熱回路25を有する融雪用のフィルムヒータ17及びサーミスタ22の温度検出結果に基づいて発熱回路25への通電制御を行う制御基板を有する融雪機構7と、を備えた車両用灯具1において、サーミスタ22は、フィルムヒータ17の発熱回路25に実装され、サーミスタ22を実装したフィルムヒータ17が、灯室S内でアウターレンズ8の内側8aに貼り付けられるようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ランプボディと共に内側に灯室を形成するアウターレンズと、
温度検出用のサーミスタ、通電に基づいて発熱する発熱回路を有する融雪用のフィルムヒータ及び前記サーミスタの温度検出結果に基づいて発熱回路への通電制御を行う制御基板を有する融雪機構と、
を備えた車両用灯具において、
前記サーミスタは、前記フィルムヒータの発熱回路に実装され、
前記サーミスタを実装した前記フィルムヒータが、前記灯室内で前記アウターレンズの内側に貼り付けられたことを特徴とする、車両用灯具。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記発熱回路は、
前記アウターレンズの意匠領域に設けられた発熱銅箔と、
前記発熱銅箔よりも大きな断面積を有し、発熱銅箔に電気的に接続され、前記アウターレンズの非意匠領域に設けられた給電銅箔と、
発熱銅箔と同一の断面積を有し、前記アウターレンズの非意匠領域に設けられ、前記給電銅箔を介して前記発熱銅箔に電気的に接続された発熱検査用銅箔と、を有し、
前記サーミスタは、
前記アウターレンズの非意匠領域において、前記発熱検査用銅箔の近傍に設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記制御基板が、
サーミスタによって検出された灯室外温度に基づいて発熱銅箔への給電を開始し、
前記サーミスタによって検出された発熱検査用銅箔の温度に基づいて発熱銅箔への給電を停止することを特徴とする、請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
車両用灯具が、リヤコンビネーションランプであり、
前記フィルムヒータが、前記リヤコンビネーションランプを一体に構成する複数のランプユニットのうち、リヤフォグランプに設けられたことを特徴とする、請求項1から3のうちいずれかに記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記制御基板は、前記ランプボディに設けられ、汎用コネクタを有し、前記汎用コネクタに接続された汎用コネクタケーブルを介して複数の前記ランプユニットのいずれかに接続されることを特徴とする、請求項4に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
融雪機能が高く簡素なフィルムヒータを設けた車両用灯具に関する技術。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の[0022]及び図1から図3には、車両のフロントグリル内に設けたサーミスタによって検出された車室内温度に基づき、車両用灯具のカバーを暖めるフィルムヒータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-104594号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のフィルムヒータは、[0025]及び図3に示すようにサーミスタを車両のフロントグリルの内側に設けているために、コンデンサ及びラジエーターの発熱によって正確な外気温の測定に支障をきたさないための遮熱部材が必要になる。また、特許文献1のサーミスタは、図1に示すようにフィルムヒータのヒータ駆動回路から独立した専用の比較回路を必要とする。特許文献1のフィルムヒータは、サーミスタの設置構造の複雑化及び部品点数の増加、即ちフロントグリルへの設置構造及び遮熱構造が必要になることと、専用の比較回路が必要になることにより、製造コストが増加する点で問題となる。
【0005】
本願は、上記課題に鑑みて、サーミスタの設置構造が簡素で融雪機能の高いフィルムヒータを有する車両用灯具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ランプボディと共に内側に灯室を形成するアウターレンズと、温度検出用のサーミスタ、通電に基づいて発熱する発熱回路を有する融雪用のフィルムヒータ及び前記サーミスタの温度検出結果に基づいて発熱回路への通電制御を行う制御基板を有する融雪機構と、を備えた車両用灯具において、前記サーミスタは、前記フィルムヒータの発熱回路に実装され、前記サーミスタを実装した前記フィルムヒータが、前記灯室内で前記アウターレンズの内側に貼り付けられた。
【0007】
(作用)サーミスタが、灯室内に設けられることによってラジエーターの熱から遮熱される。また、サーミスタは、フィルムヒータを密着させたアウターレンズを介して灯室外温度を検出する。発熱回路は、サーミスタの通電回路として機能する。
【0008】
また、車両用灯具において、前記発熱回路は、前記アウターレンズの意匠領域に設けられた発熱銅箔と、前記発熱銅箔よりも大きな断面積を有し、発熱銅箔に電気的に接続され、前記アウターレンズの非意匠領域に設けられた給電銅箔と、
発熱銅箔と同一の断面積を有し、前記アウターレンズの非意匠領域に設けられ、前記給電銅箔を介して前記発熱銅箔に電気的に接続された発熱検査用銅箔と、を有し、前記サーミスタは、前記アウターレンズの非意匠領域において、前記発熱検査用銅箔の近傍に設けられたことが望ましい。
【0009】
(作用)発熱検査用銅箔は、給電銅箔を介して発熱銅箔から離間したアウターレンズの非意匠領域に設置され、かつ発熱銅箔と同一温度の熱を発生する。サーミスタは、非意匠領域に設置され、発熱検査用銅箔の温度を検出する。
【0010】
また、車両用灯具において、前記制御基板が、サーミスタによって検出された灯室外温度に基づいて発熱銅箔への給電を開始し、前記サーミスタによって検出された発熱検査用銅箔の温度に基づいて発熱銅箔への給電を停止することを特徴とすることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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