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公開番号2024064701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173473
出願日2022-10-28
発明の名称成形装置、及び金属部材
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B21D 22/02 20060101AFI20240507BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】金属部材と他部材との接着強度を向上できる成形装置、及び金属部材を提供する。
【解決手段】成形装置1は、アルミニウム合金の金属パイプ材料40の成形を行う金型11,12を備える。金型11,12の表面には凹凸形状70が形成されている。これにより、成形装置1は、成形された金属パイプ41に凹凸形状71を転写する。金属パイプ41の凹凸形状71の表面に接着剤を塗布すると、凹凸形状71によって表面積が拡大し、凹部に接着剤が入り込むことによるアンカー効果が得られる。そのため、アルミニウム合金の金属パイプ41と他部材との接着強度を高めることができる。以上より、金属パイプ41と他部品との接着強度を向上できる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
アルミニウム合金の金属材料を成形する成形装置であって、
前記金属材料の成形を行う金型を備え、
前記金型の表面には凹凸形状が形成され、成形された金属部材に凹凸形状を転写する、成形装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記金型は、加熱された前記金属材料の成形を行う、請求項1に記載の成形装置。
【請求項3】
前記金属部材はフランジ部及びパイプ部を有し、
少なくとも前記フランジ部に前記凹凸形状を転写する、請求項1に記載の成形装置。
【請求項4】
前記金型の前記表面の前記凹凸形状は、ショットブラストまたはレーザで形成される、請求項1に記載の成形装置。
【請求項5】
金属材料を成形する成形装置であって、
前記金属材料の成形を行う部材を備え、
前記部材の表面には凹凸形状が形成され、成形された金属部材に凹凸形状を転写する、成形装置。
【請求項6】
請求項5に記載の成形装置によって前記凹凸形状が転写された金属部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形装置、及び金属部材に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金属材料を成形する成形装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この成形装置は、金属材料をプレスすることによって所望の形状の部品を成形している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-188793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような成形装置で成形された部品は、所定の構造物を構築するために用いられる。例えば、自動車においては、燃費向上や環境保護のために軽量化が進められている。そのための方法として、部材ごとに適した材料を選択する方法が採用される場合がある。この場合、異種材料同士を接合することが求められる。アルミニウム合金は、他の金属材料よりも比重が軽いため、軽量材料として用いられる。アルミニウム合金の金属部材と他の金属部材との接合には接着剤が多く用いられる。しかし、アルミニウム合金の金属部材の表面が平滑である場合、密着強度を確保することが難しいという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、金属部材と他部材との接着強度を向上できる成形装置、及び金属部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る成形装置は、アルミニウム合金の金属材料を成形する成形装置であって、金属材料の成形を行う金型を備え、金型の表面には凹凸形状が形成され、成形された金属部材に凹凸形状を転写する。
【0007】
この成形装置は、アルミニウム合金の金属材料の成形を行う金型を備える。金型の表面には凹凸形状が形成されている。これにより、成形装置は、成形された金属部材に凹凸形状を転写する。金属部材の凹凸形状の表面に接着剤を塗布すると、凹凸形状によって表面積が拡大し、凹部に接着剤が入り込むことによるアンカー効果が得られる。そのため、アルミニウム合金の金属部材と他部材との接着強度を高めることができる。以上より、金属部材と他部品との接着強度を向上できる。
【0008】
金型は、加熱された金属材料の成形を行ってよい。この場合、加熱された金属材料は常温時よりも変形抵抗が小さいため、金型は低負荷で凹凸形状を金属部材に転写することができる。
【0009】
金属部材はフランジ部及びパイプ部を有し、少なくともフランジ部に凹凸形状を転写してよい。フランジ部は他部材との接合が行われる箇所であるため、当該箇所における接着強度を向上できる。
【0010】
金型の表面の凹凸形状は、ショットブラストまたはレーザで形成されてよい。この場合、金型の表面に容易に凹凸形状を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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