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公開番号2024063972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172198
出願日2022-10-27
発明の名称測定装置
出願人株式会社東京精密
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01B 11/00 20060101AFI20240507BHJP(測定;試験)
要約【課題】 光源から出力される多波長光を導光するときの漏れ量を抑制し、導光量を増加させることが可能な測定装置を提供する。
【解決手段】 測定装置は、入射端側の受光面積が出射端側よりも大きいテーパ光ファイバを含み、光源から出力された多波長光を入射端側から取り込んで導光する導光路と、導光路を通じて導光される多波長光を光軸上の複数の位置で合焦させ、光軸上の測定対象物からの多波長光の反射光を受光するプローブと、反射光から、多波長光のうち測定対象物の表面で合焦して反射された成分を検出する分光器とを備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
入射端側の受光面積が出射端側よりも大きいテーパ光ファイバを含み、光源から出力された多波長光を前記入射端側から取り込んで導光する導光路と、
前記導光路を通じて導光される多波長光を光軸上の複数の位置で合焦させ、前記光軸上の測定対象物からの前記多波長光の反射光を受光するプローブと、
前記反射光から、前記多波長光のうち前記測定対象物の表面で合焦して反射された成分を検出する分光器と、
を備える測定装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記光源と前記導光路の前記入射端との間に配置された導光光学系を備える、請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記導光光学系は、複数枚のレンズを含み、前記複数枚のレンズの開口数が前記光源側に配置されたレンズほど大きい、請求項2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記導光路に設けられた光分岐器であって、前記光源からの前記多波長光を前記プローブ側に導光し、前記測定対象物からの前記反射光を前記プローブ側から前記分光器側に導光する光分岐器を備え、
前記テーパ光ファイバの前記入射端側の端部は、前記光分岐器の前記プローブ側のポートに接続され、
前記光源と前記光分岐器との間の光ファイバと、前記分光器と前記光分岐器との間の光ファイバの口径が、前記テーパ光ファイバの前記入射端側の端部の口径と略等しい、請求項1から3のいずれか1項に記載の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は測定装置に係り、特に色収差(軸上色収差)を利用して測定対象物の表面を測定する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
色収差を利用して、測定対象物の表面高さを測定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、測定対象物の表面に多波長光を照射し、表面で焦点を結ぶ波長の光を検出することにより、測定対象物の表面高さを測定する共焦点ポイントセンサが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-122105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図8は、色収差を利用した測定装置の例を示す構成図である。図8に示すように、測定対象物Wの平面を測定する場合、異なる複数の波長(色)の光を含む多波長光をコントローラ10Pから出力し、光ファイバF及びプローブ50Pを介して測定対象物Wに向けて照射する。プローブ50Pから照射される多波長光は、色収差により光軸AX上の異なる位置で焦点(図中の○)を結ぶ。コントローラ10Pの分光器20Pは、測定対象物Wに照射した多波長光の反射光のうち、測定対象物Wの表面で合焦した波長の光を検出する。
【0005】
ここで、多波長光としては、波長域が広い広帯域光(例えば、白色光)が使用されるが、広帯域光は、直進性が悪く、拡散しやすいという性質がある。測定対象物Wから戻ってくる反射光のうち、測定対象物Wの表面で合焦した波長の光を検出するためには、光ファイバFのプローブ50P側の開口APを小さくする必要がある。この場合、光ファイバFが細くなり、光源12Pから出力される多波長光の光ファイバFの入力端Finへの導光効率が低下する。
【0006】
入力端Finへの多波長光の導光量を確保するためには、光源12Pの出力を上げることが考えられるが、光源12Pの出力上昇による導光量の増加の効率は1%満たず、効率が悪い。
【0007】
そして、光源12Pから出力される多波長光のうち、光ファイバFの入力端Finに導光されずに漏れた成分は、光源12Pの周囲に配置された分光器20P等に影響を与える場合がある。
【0008】
例えば、光源12Pとして202mWの光源の光源を使用した場合、約200mWが光ファイバF内に導光されずに周囲に漏れてしまう。分光器20Pの筐体が約200mWの漏れ光のうち約2分の1を1時間吸収した場合、外界との熱の出入がなく、分光器20Pの筐体が鉄系の材料約200gからなると仮定すると、その温度は筐体全体の平均で約5℃上昇する。実際には、分光器20P内の各部品の材料特性、形状及び位置により温度ムラが発生するが、筐体の温度が平均で約5℃上昇した場合、一例で、温度変化が大きい箇所で約6℃、小さい箇所で約4℃上昇する。
【0009】
図9~図11は、温度ムラの影響を説明するための図である。図9に示すように、反射型の回折格子22Pは、第1支持部材30に支持されており、第2支持部材32により回折格子22Pの一部(縁部)が押さえられている。第1支持部材30と第2支持部材32は、ねじ34により固定されている。回折格子22Pは、第1支持部材30を貫通するねじ36により第1支持部材30の載置面に対して傾いている。
【0010】
第1支持部材30、第2支持部材32、ねじ34及び36が鉄系材料からなり、ねじ36のみが周囲より温度が2℃低くなったと仮定すると、ねじ36による回折格子22Pの持ち上げ量Δ=約2mmが約0.04μm小さくなる。このとき、回折格子22Pのサイズ(R)を25mmとすると、回折格子22Pがθ=約1.6mrad傾いてしまう。
(【0011】以降は省略されています)

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