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公開番号2024061125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168856
出願日2022-10-21
発明の名称排熱ファンシステム
出願人株式会社コスミックエンジニアリング
代理人個人
主分類H05K 7/20 20060101AFI20240425BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】第1に、ファンが左右共通化,共通使用化,1種類化され、第2に、もって製造コストや保守コストに優れ、第3に、作業も簡単,容易,迅速化される、排熱ファンシステムを提案する。
【解決手段】この排熱ファンシステム5は、放送機器等の電子機器について、その側面から排気すべく、排熱冷却用のファンユニット7が、脱着可能に収納,配置されている。ファンユニット7は、ファン8の向きそして風向きを、予め左向きと右向きとに切替可能,変更可能であり、もって、放送機器等の左右側面のいずれからも、排気可能となっている。放送機器等は、側面に排気口を備えており、ファンユニット7は、ファン8が排気口に対応位置すべく配置される。そしてファンユニット7は、電源ユニット13に対し、ファン8の向きそして風向きを切替可能,変更可能に、取付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐状をなす電子機器について、その側面から排気すべく、排熱冷却用のファンユニットが脱着可能に収納,配置されており、
該ファンユニットは、ファンの向きそして風向きを、予め左向きと右向きとに切替可能,変更可能であり、もって、該電子機器の左右側面のいずれからも、排気可能となっていること、を特徴とする排熱ファンシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1において、該電子機器は、側面に排気口を備えており、該ファンユニットは、ファンが該排気口に対応位置すべく配置されること、を特徴とする排熱ファンシステム。
【請求項3】
請求項2において、該ファンユニットは、電源ユニットに対し、該ファンの向きそして風向きを、左向きと右向きとに切替可能,変更可能に、取付けられており、
該ファンユニットは、該電源ユニットと共に該電子機器の側部に、脱着可能に収納,配置されること、を特徴とする排熱ファンシステム。
【請求項4】
請求項3において、該ファンユニットは、該電源ユニット上に連結部材にて取付けられており、
該ファンユニットのファンの向きそして風向き変更は、該電子機器外において、該連結部材による該電源ユニットへの取付けを一旦解いて、左右反転することにより行われること、を特徴とする排熱ファンシステム。
【請求項5】
請求項3において、該電子機器は、左右両側面にそれぞれ該排気口を備えており、
該ファンユニットと該電源ユニットは、該電子機器内の左右両側部に、それぞれ脱着可能に収納,配置されること、を特徴とする排熱ファンシステム。
【請求項6】
請求項3において、該電子機器は、左右いずれか一方の側面に該排気口を備えており、
該ファンユニットと該電源ユニットは、該電子機器内の同じ左右いずれか一方の側部に、脱着可能に収納,配置されること、を特徴とする排熱ファンシステム。
【請求項7】
請求項5又は6において、該電子機器は、映像信号及び/又は音声信号を信号処理する放送機器よりなり、少なくとも正面に吸気口を備えており、
該ファンユニットと該電源ユニットは、該放送機器に前方から脱着可能であり、該電源ユニットは、少なくとも前面に吸気口を備え、上面に該放送機器内への排気口を備えており、もって、該排熱ファンシステムによる排熱冷却は、該電源ユニットについても実施されること、を特徴とする排熱ファンシステム。
【請求項8】
請求項1において、筐状をなす電子機器について、側面から排気すべく、排熱冷却用のファンユニットが脱着可能に収納,配置されており、とあるが、
これによらず、筐状をなす電子機器について、側面から吸気すべく、排熱冷却用のファンユニットが脱着可能に収納,配置されており、
又、請求項1において、該ファンユニットは、ファンの向きそして風向きを、予め左向きと右向きとに切替可能,変更可能であり、もって、該電子機器の左右側面のいずれからも、排気可能であること、とあるが、
これによらず、該ファンユニットは、ファンの向きそして風向きを、予め左向きと右向きとに切替可能,変更可能であり、もって、該電子機器の左右側面のいずれからも、吸気可能であること、を特徴とする排熱ファンシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排熱ファンシステムに関する。例えば、放送機器の内部熱を排熱冷却する、
排熱ファンシステムに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
《技術的背景および従来技術》
電子機器は、使用に伴い発熱し易く、熱対策が重要なテーマとなっている。もって排熱ファンシステムが、広く採用されている。
例えば放送機器では、内部熱をファンで排気して排熱冷却する、排熱ファンシステムが使用されている。
【0003】
図5の(2)図,(3)図は、このような排熱ファンシステム3の従来例,代表例を示す。
筐状をなす放送機器1その他の電子機器は、図示したように左側面に又は右側面に、もしくは図示によらず両側面に、排気口2を備えており、従来は、排熱ファンシステム3のファン3’が、それぞれこのような排気口2に対応位置して、固定配置されていた。
もって、吸気口4から吸気し、排気口2から排気,排熱する、空気の流れFが形成されるようになっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
電子機器の一例である放送機器1としては、例えば、次の特許文献1に示されたものが挙げられる。
特開2022-65262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このような従来の排熱ファンシステム3については、次の問題が課題として指摘されていた。
第1に、左右で専用のファン3’が必要となっていた。
図5の(2)図に示したように、放送機器1その他の電子機器の左側面の排気口2には、その向きそして風向きが左向きの専用ファン3’が、使用,配置されていた。又、図5の(3)図に示したように、右側面の排気口2には、その向きそして風向きが右向きの専用ファン3’が、使用,配置されていた。
すなわちファン3’は、風向きが一定方向である。もって従来、左方向に排気,排熱する放送機器1等の場合は、それに合わせ、向きそして風向きが左向きの専用ファン3’が、使用,配置されていた。
右方向に排気,排熱する放送機器1等の場合は、それに合わせ、向きそして風向きが右向きの専用ファン3’が、使用,配置されていた。
このように、従来の排熱ファンシステム3では、左右で異なる風向きのファン3’が用いられていた。左右共通化,共通使用化,1種類化は困難であった。
【0006】
第2に、製造コストや保守コストに、問題が指摘されていた。
上述したように、従来の排熱ファンシステム3では、左向き用のファン3’と、右向き用のファン3’とが、用いられていた。個別に2種類の専用ファン3’が、用いられていた。
もって、その分だけ、従来の排熱ファンシステム3は、製造コストが嵩んでいた。又、故障対応用つまり修理や交換用として、2種類のファン3’を準備することを要し、その分だけ保守コストが嵩んでいた。
【0007】
第3に、簡単,容易,迅速な作業が、望まれていた。
放送機器1その他の電子機器は、長期安定運用のニーズが強いが、ファン3’は有寿命であり、修理や交換の必要が生じることも多い。そして、簡単,容易,迅速な修理作業や交換作業が望まれていたが、作業に支障が生じることが多々あった。
例えば、従来の排熱ファンシステム3のファン3’は、放送機器1等内に固定配置されており、現場での修理作業や交換作業が困難化することも多かった。
故障対応の修理や交換のため、放送機器1等ごと現場から持ち帰ることも多く、その間、放送機器1等が長期間使用不能となる、という指摘があった。
【0008】
《本発明について》
本発明の排熱ファンシステムは、このような実情に鑑み、上記従来技術の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、ファンが左右共通化,共通使用化,1種類化され、第2に、もって製造コストや保守コストに優れ、第3に、作業も簡単,容易,迅速化される、排熱ファンシステムを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の排熱ファンシステムは、筐状をなす電子機器について、その側面から排気すべく、排熱冷却用のファンユニットが、脱着可能に収納,配置されている。
そして該ファンユニットは、ファンの向きそして風向きを、予め左向きと右向きとに切替可能,変更可能であり、もって、該電子機器の左右側面のいずれからも、排気可能となっていること、を特徴とする。
【0010】
請求項2については、次のとおり。
請求項2の排熱ファンシステムでは、請求項1において、該電子機器は、その側面に排気口を備えている。そして該ファンユニットは、ファンが該排気口に対応位置すべく配置されること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の排熱ファンシステムでは、請求項2において、該ファンユニットは、電源ユニットに対し、該ファンの向きそして風向きを、左向きと右向きとに切替可能,変更可能に、取付けられている。
そして該ファンユニットは、該電源ユニットと共に該電子機器の側部に、脱着可能に収納,配置されること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4の排熱ファンシステムでは、請求項3において、該ファンユニットは、該電源ユニット上に連結部材にて取付けられている。
そして、該ファンユニットのファンの向きそして風向き変更は、該電子機器外において、該連結部材による該電源ユニットへの取付けを一旦解いて、左右反転することにより行われること、を特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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