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公開番号2024061109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168835
出願日2022-10-21
発明の名称作業用車両
出願人株式会社竹内製作所
代理人弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類E02F 9/12 20060101AFI20240425BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】上部体の旋回をロックするロックピンの操作が容易にできて、且つ、前記ロックピンの紛失や盗難が防止できる構成の作業用車両を提供することを目的とする。
【解決手段】作業用車両1は、走行装置10が取付けられた下部体2と、下部体2の上に旋回可能に配設された上部体3と、上部体3に取付けられて油圧により作動する作業装置4と、上部体3の旋回をロックするロックピン5を備える。ロックピン5は、柱状部6が上下方向に摺動可能に受け部15に保持されており、第1端部7aをガイド溝8に入れた状態で操作部7を操作することで、上部体3の旋回のロックと、上部体3の旋回のロック解除との切り替えが可能な構成である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
走行装置が取付けられた下部体と、前記下部体の上に旋回可能に配設された上部体と、前記上部体に取付けられて油圧により作動する作業装置と、前記上部体の旋回をロックするロックピンを備え、
前記ロックピンは、柱状部と、前記柱状部の上に配される操作部を有し、
前記下部体は、前記柱状部と係合可能な位置にストッパが設けられており、
前記上部体は、前記操作部の第1端部を入れるガイド溝を有し、
前記ガイド溝は、上下に延びる第1溝と、前記第1溝の上端から左右もしくは前後に延びる第2溝を有しており、
前記上部体は、前方に向かって延設された受け部を有し、
前記ロックピンは、前記柱状部が上下方向に摺動可能に前記受け部に保持されており、前記第1端部を前記ガイド溝に入れた状態の前記操作部を操作することで、前記上部体の旋回のロックと、前記上部体の旋回のロック解除との切り替えが可能な構成であること
を特徴とする作業用車両。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記下部体は走行輪を有し、前記上部体は操縦室を有し、
前記ロックピンは、前記操縦室の前方に設けられており、
前記ガイド溝は、前記第1溝と、前記第1溝の上端から左方向に延びる前記第2溝と、前記第2溝の左端から下方向に延びる第3溝を有する構成であること
を特徴とする請求項1に記載の作業用車両。
【請求項3】
前記操作部は、前記柱状部に固定された接合部と、前記接合部の後方側が延設した前記第1端部と、前記接合部の前方側が折り曲げられて上方に向かう立設部と、前記立設部の上方側が折り曲げられて延設したハンドル部を有し、
前記柱状部の中心を前記上下方向に通る第1軸線は、前記接合部の中心を前記接合部の長手方向に通る第2軸線と交差または直交している構成であること
を特徴とする請求項2に記載の作業用車両。
【請求項4】
前記上部体は、ガイド板を有し、
前記ガイド板は、前記ガイド溝に沿って配されており、前記ガイド板の前方に突出しており、且つ、前記第1端部が前記ガイド溝から外れることを防止するリブ部を有し、
前記第1軸線は、前記上部体の旋回のロック時に前記第3溝の幅方向の中心を前記ガイド溝の深さ方向に通る第3軸線と交差または直交する構成であること
を特徴とする請求項3に記載の作業用車両。
【請求項5】
前記受け部は、前記上下方向に延びる筒状部を有し、前記筒状部に形成された貫通穴に前記柱状部が通されており、
前記操作部は、所定間隔で配される緩衝部を有し、
前記上部体の旋回のロック時は前記緩衝部と前記筒状部の上面とが接する構成であり、前記上部体の旋回のロック解除時は前記緩衝部と前記筒状部の上面とが離れる構成であること
を特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の作業用車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧により作動する作業装置を備えた作業用車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、走行輪もしくはクローラが取付けられた下部体と、下部体の上に旋回可能に配設された上部体と、下部体もしくは上部体に取付けられて油圧により作動する作業装置を備えるエクスカベータや、自走式クレーン等が知られている。
【0003】
上記の作業用車両は、自走する際に上部体の旋回をロックするロックピンを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-058982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、特許文献1(特開平9-058982号公報)は、上部体の旋回をロックするロックピンが示されている。しかしながら、ワイヤによるロックピンの操作が難しいという課題があった。また、ロックピンに取付けたワイヤが破断することがあり、ワイヤが破断した状態のロックピンや、ワイヤを有さない構成のロックピンは、紛失や盗難の虞があるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、上部体の旋回をロックするロックピンの操作が容易にできて、且つ、前記ロックピンの紛失や盗難が防止できる構成の作業用車両を提供することを目的とする。
【0007】
一実施形態として、以下に開示する解決策により、前記課題を解決する。
【0008】
本発明に係る作業用車両は、走行装置が取付けられた下部体と、前記下部体の上に旋回可能に配設された上部体と、前記上部体に取付けられて油圧により作動する作業装置と、前記上部体の旋回をロックするロックピンを備え、前記ロックピンは、柱状部と、前記柱状部の上に配される操作部を有し、前記下部体は、前記柱状部と係合可能な位置にストッパが設けられており、前記上部体は、前記操作部の第1端部を入れるガイド溝を有し、前記ガイド溝は、上下に延びる第1溝と、前記第1溝の上端から左右もしくは前後に延びる第2溝を有しており、前記上部体は、前方に向かって延設された受け部を有し、前記ロックピンは、前記柱状部が上下方向に摺動可能に前記受け部に保持されており、前記第1端部を前記ガイド溝に入れた状態の前記操作部を操作することで、前記上部体の旋回のロックと、前記上部体の旋回のロック解除との切り替えが可能な構成であることを特徴とする。
【0009】
本構成によれば、上部体の旋回のロック時や上部体の旋回のロック解除時には操作部の第1端部がガイド溝に入っており、柱状部が受け部に保持されている。つまり、ロックピンが作業車両から外れない構成になるので、ロックピンの紛失や盗難が防止できる。そして、オペレータが操作部を把持してガイド溝に合わせて動かす簡易な操作で、上部体の旋回のロックと上部体の旋回のロック解除の切り替えとが容易にできる。
【0010】
前記下部体は走行輪を有し、前記上部体は操縦室を有し、前記ロックピンは、前記操縦室の前方に設けられており、前記ガイド溝は、前記第1溝と、前記第1溝の上端から左方向に延びる前記第2溝と、前記第2溝の左端から下方向に延びる第3溝を有する構成であることが好ましい。この構成によれば、公道を自走する際の整備が容易にできて、操縦室からロックピンの状態を視認することができる。尚且つ、上部体の旋回のロック解除時は、ロックピンが第3溝に係止されるので、作業装置の作動時の振動等によってロックピンが外れることを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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