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公開番号2024060412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167773
出願日2022-10-19
発明の名称接着方法、積層体の製造方法および2成分型接着剤
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 5/00 20060101AFI20240424BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】初期接着力に優れる接着方法、積層体の製造方法および、その接着方法またはその積層体の製造方法に用いられる2成分型接着剤を提供すること。
【解決手段】接着方法および積層体の製造方法は、被着体1およびガラス基材2をそれぞれ準備する第1工程と、被着体1の厚み方向一方面に、接着層3を形成する第2工程と、接着層3の厚み方向一方面に、プライマー層4を形成する第3工程と、ガラス基材2の厚み方向他方面を、水性洗浄剤で保水する第4工程と、プライマー層4の厚み方向一方面に、水性洗浄剤によって保水されたガラス基材2の厚み方向他方面を接触させて、被着体1およびガラス基材2を接着する第5工程を備える。プライマー層4は、第1シランカップリング剤を含む。水性洗浄剤は、シラノール化された第2シランカップリング剤を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被着体およびガラス基材をそれぞれ準備する第1工程と、
前記被着体の厚み方向一方面に、接着層を形成する第2工程と、
前記接着層の厚み方向一方面に、プライマー層を形成する第3工程と、
前記ガラス基材の厚み方向他方面を、水性洗浄剤で保水する第4工程と、
前記プライマー層の厚み方向一方面に、前記水性洗浄剤によって保水された前記ガラス基材の厚み方向他方面を接触させて、前記被着体およびガラス基材を接着する第5工程を備え、
前記プライマー層は、第1シランカップリング剤を含み、
前記水性洗浄剤は、シラノール化された第2シランカップリング剤を含む、接着方法。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
被着体およびガラス基材をそれぞれ準備する第1工程と、
前記被着体の厚み方向一方面に、接着層を形成する第2工程と、
前記接着層の厚み方向一方面に、プライマー層を形成する第3工程と、
前記ガラス基材の厚み方向他方面を、水性洗浄剤で保水する第4工程と、
前記プライマー層の厚み方向一方面に、前記水性洗浄剤によって保水された前記ガラス基材の厚み方向他方面を接触させて、前記被着体およびガラス基材を接着する第5工程を備え、
前記プライマー層は、第1シランカップリング剤を含み、
前記水性洗浄剤は、シラノール化された第2シランカップリング剤を含む、積層体の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の接着方法または請求項2に記載の積層体の製造方法に用いられる2成分型接着剤であって、
第1シランカップリング剤を含むプライマー組成物と、
シラノール化された第2シランカップリング剤を含む水性洗浄剤とを備える、2成分型接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接着方法、積層体の製造方法および2成分型接着剤に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ガラスと有機材料からなる被着体とを接着する際には、ガラスの接着性を向上させる観点から、ガラスの表面に、シランカップリング剤を含むガラスプライマーを塗布して、プライマー層を形成し、プライマー層を介して、ガラスと被着体とを接着させる方法が知られている。
【0003】
詳しくは、シランカップリング剤は、その分子中に無機材料(具体的には、ガラス)と化学結合する無機反応性基と、有機材料(具体的には、被着体)と化学結合する有機反応性基とを有する有機ケイ素化合物である。
【0004】
シランカップリング剤における無機反応性基としては、例えば、アルコキシ基が挙げられる。アルコキシ基は、空気中の水分と反応して加水分解することによって、シラノール化し、そのシラノール基とガラスの表面とが結合(シロキサン結合)する。
【0005】
一方、シランカップリング剤における有機反応性基は、被着体と結合する。これにより、シランカップリング剤を含むプライマー層を介して、ガラスと被着体とを接着させることができる。
【0006】
また、上記した方法では、ガラスおよび被着体のうち、ガラス側にプライマー層を配置するが、作業効率を向上させる観点から、被着体側にプライマー層を配置することも検討されている。
【0007】
具体的には、被着体の表面に、アクリルフォームテープ(両面テープ)と、シランカップリング剤を含むプライマー層とを順に配置し、プライマー層を介して、ガラスと被着体とを接着させる方法が提案されている(例えば、下記非特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
3M Automotive Products Technical Date Sheet 3MTM Adhesion Promoter プライマー G-200 カタログ、スリーエム ジャパン株式会社、2014年11月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
一方、上記シラノール化における加水分解は、アルコキシ基と空気中の水分との反応によるため、その加水分解速度は遅くなる。そのため、初期接着力が低くなるという不具合がある。
【0010】
本発明は、初期接着力に優れる接着方法、積層体の製造方法、および、その接着方法またはその積層体の製造方法に用いられる2成分型接着剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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