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公開番号2024058851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166218
出願日2022-10-17
発明の名称電動機の端子箱の取付構造
出願人東芝産業機器システム株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類H02K 5/22 20060101AFI20240422BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動機に対する端子箱の取付けの向きの変更の自由度を、より一層高める。
【解決手段】本実施形態に係る電動機の端子箱の取付構造は、電動機のフレームの外面部に設けられ該フレームの外側方向に延びる軸を中心とした円形状をなす中間座と、前記中間座に対して前記軸回りの回転方向の位置調整可能に取付けられる取付台と、前記取付台を前記中間座に対して任意の回転位置で固定するための固定部材と、前記フレーム内から前記中間座及び取付台の軸中心又はその近傍を通して内部配線を引出すための挿通孔とを備え、端子箱は、前記取付台に取付けられ、前記挿通孔を通して内部配線が導入されるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動機のフレームに対し、該フレームから引出された内部配線が接続される端子を有すると共に該端子に接続される外部配線を引込む引込み口を有する端子箱を取付けるための取付構造であって、
前記フレームの外面部に設けられ該フレームの外側方向に延びる軸を中心とした円形状をなす中間座と、
前記中間座に対して前記軸回りの回転方向の位置調整可能に取付けられる取付台と、
前記取付台を前記中間座に対して任意の回転位置で固定するための固定部材と、
前記フレーム内から前記中間座及び取付台の軸中心又はその近傍を通して前記内部配線を引出すための挿通孔とを備え、
前記端子箱は、前記取付台に取付けられ、前記挿通孔を通して内部配線が導入されるように構成されている電動機の端子箱の取付構造。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記中間座には、径大な台座部から軸方向に突出する雄ねじ部が設けられると共に、前記雄ねじ部の中心部を貫通するように前記挿通孔が設けられ、
前記取付台には、前記雄ねじ部に嵌挿される取付穴が設けられ、
前記固定部材は、前記雄ねじ部に螺合可能なナット状をなし、
前記中間座の雄ねじ部に対し、前記取付台の取付穴を嵌挿させ、該雄ねじ部に前記固定部材を締付けることにより、該取付台の取付穴の周囲部分を、前記台座部と固定部材との間で挟んで固定するように構成されている請求項1記載の電動機の端子箱の取付構造。
【請求項3】
前記取付台には、前記フレームに対する前記端子箱の取付状態のままで、前記固定部材を外部から操作する工具を差込むための調整用開口部が設けられている請求項1又は2記載の電動機の端子箱の取付構造。
【請求項4】
前記取付台には、通常時に前記調整用開口部を密閉状態に塞ぐ閉塞板が着脱可能に設けられている請求項3記載の電動機の端子箱の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電動機のフレームに対し端子箱を取付けるための電動機の端子箱の取付構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば三相誘導電動機等の電動機においては、そのフレームの外面部に、電動機側の口出し線と電源側ケーブルとを接続するための端子箱を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この端子箱は、例えば胴体部とカバーとからなる四角形の箱状をなし、その内部に接続用の端子を有して構成されている。このとき、端子箱の一側面に口出し穴が設けられ、その口出し穴から電源側ケーブルが引出されるようになっている。
【0003】
ところで、この種の電動機にあっては、例えば据付作業時において、電動機に対する端子箱の向き、つまり口出し穴の向きを変更したい場合が発生し得る。そこで、特許文献1においては、端子箱を構成する胴体部に対するカバーの取付け方向を、90度間隔で4方向に変更可能な構成が開示されている。これにより、端子箱のカバーの口出し穴の向く方向、ひいては電源側ケーブルの引出し方向を、端子箱の側面の4面のうちいずれかに自在に変更することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-23240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の構成では、端子箱の取付角度を、90度ピッチで4方向にしか変えることができない。そのため、電動機に対する端子箱の口出し穴の向きの変更の自由度は小さく、十分であるとは言えなかった。
そこで、電動機に対する端子箱の取付けの向きの変更の自由度を、より一層高めることができる電動機の端子箱の取付構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る電動機の端子箱の取付構造は、電動機のフレームに対し、該フレームから引出された内部配線が接続される端子を有すると共に該端子に接続される外部配線を引込む引込み口を有する端子箱を取付けるための構造であって、前記フレームの外面部に設けられ該フレームの外側方向に延びる軸を中心とした円形状をなす中間座と、前記中間座に対して前記軸回りの回転方向の位置調整可能に取付けられる取付台と、前記取付台を前記中間座に対して任意の回転位置で固定するための固定部材と、前記フレーム内から前記中間座及び取付台の軸中心又はその近傍を通して前記内部配線を引出すための挿通孔とを備え、前記端子箱は、前記取付台に取付けられ、前記挿通孔を通して内部配線が導入されるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態を示すもので、電動機のフレームに対する端子箱の取付構造の構成例を概略的に示す縦断面図
要部の拡大縦断面図
図1の矢印X方向から見た要部の上面図
電動機の外観を概略的に示す正面図
電動機の外観を概略的に示す右側面図
端子箱の取付向きの変更例を示す右側面図
端子箱の取付向きの異なる変更例を示す右側面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図4、図5~図7は、例えば三相誘導電動機からなる電動機1の外観構成を示しており、電動機1は、その外殻を構成するブラケット2及びフレーム3を備えている。前記ブラケット2には、軸受4が設けられ、この軸受4に、回転軸5が回転自在に支持されている。前記フレーム3は、金属から円筒状に構成され、内部に図示しないモータ本体部が収容されている。フレーム3の外周部には、複数本の放熱フィン6が軸方向に延び設けられている。前記フレーム3の底部には、固定用の脚部7が設けられている。
【0009】
そして、図4等に示すように、前記フレーム3のうち図で右側面部に、取付座8が例えば一体に設けられ、この取付座8部分に、詳しくは後述するように、端子箱11が取付けられるようになっている。この端子箱11は、全体としてほぼ四角形の箱状をなしており、電動機1の内部配線9(図1参照)と、電源ケーブル等の外部配線(図示せず)とを接続するために設けられる。尚、本実施形態では、端子箱11のフレーム3に対する取付けの向きが変更可能とされるのであるが、図1、図4、図5に示す端子箱11の取付向き、つまり後述の引込み口16を有する面を真下に向けた状態を、便宜上、基準状態と称して説明する。
【0010】
この端子箱11は、図1等に示すように、全体としてほぼ四角形の箱状をなすケース12と、そのケース12に開閉可能に装着されるカバー13とを備えている。端子箱11の内部、すなわちケース12の内面には、例えばU、V、W、アースの4個の接続用の端子14を有した端子台15が設けられている。詳しく図示はしないが、前記各端子14の上部には、前記各内部配線9の先端が接続され、各端子14の下部に、各外部配線の先端が接続されるようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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