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公開番号2024058351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165649
出願日2022-10-14
発明の名称冷媒配管
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16L 9/19 20060101AFI20240418BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】配管からの冷媒の揮発性を抑えつつ、長い配管を可能とする。
【解決手段】冷媒配管は、直接的または間接的に受熱部と放熱部とに接触する液体の冷媒が循環する冷却サイクルを構成する。冷媒配管は、外管と、外管内に設けられる内管と、を備える。受熱部で受熱した冷媒は、外管と内管との間に形成される外側流路を流れる。放熱部で放熱した冷媒は、内管内に形成される内側流路を流れる。外管は、内管よりも冷媒の揮発量が少なくなるように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
直接的または間接的に受熱部と放熱部とに接触する液体の冷媒が循環する冷却サイクルを構成する冷媒配管であって、
外管と、前記外管内に設けられる内管と、を備え、
前記受熱部で受熱した前記冷媒は、前記外管と前記内管との間に形成される外側流路を流れ、
前記放熱部で放熱した前記冷媒は、前記内管内に形成される内側流路を流れ、
前記外管は、前記内管よりも前記冷媒の揮発量が少なくなるように構成される、
冷媒配管。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
直接的または間接的に受熱部に接触する液体の冷媒が循環する冷却サイクルを構成する冷媒配管であって、
外管と、前記外管内に設けられる内管と、を備え、
前記受熱部で受熱した前記冷媒は、前記外管と前記内管との間に形成される外側流路に流れ、前記受熱部と反対側となる前記外管の他端側で、前記内管内に形成される内側流路に戻り、
前記外管は、前記内管よりも前記冷媒の揮発量が少なくなるように構成され、前記内管よりも熱伝導性が高くなるように構成される、
冷媒配管。
【請求項3】
前記外管は、コルゲート状である、
請求項1又は2に記載の冷媒配管。
【請求項4】
前記外管は、放熱面積を確保するフィンを備える、
請求項1又は2に記載の冷媒配管。
【請求項5】
前記外側流路を流れる冷媒は外気の温度よりも高温であり、
前記外側流路から前記内側流路への熱交換量は、前記外側流路から外気へ放熱する熱交換量よりも小さい、
請求項1又は2に記載の冷媒配管。
【請求項6】
前記外側流路の断面積は、前記内側流路の断面積よりも小さい、
請求項1又は2に記載の冷媒配管。
【請求項7】
前記外側流路の断面積は、前記内側流路の断面積よりも大きい、
請求項1又は2に記載の冷媒配管。
【請求項8】
前記内管は、前記外側流路の方向に突き出すリブを備え、
前記リブは、前記内側流路と前記外管との距離を保ち、
前記リブの内部に、伝送路を通す孔が形成される、
請求項1又は2に記載の冷媒配管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷媒配管に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、冷凍サイクルの冷媒通路用として使用されるフレキシブルホースが開示されている。このフレキシブルホースは、外側ホースと、この外側ホース内に所定間隔をあけて遊挿され、ゴムからなる内側ホースとの二重管構造を備える。外側ホース内は、冷凍サイクルのコンプレッサ吸入口に連結される低圧冷媒通路として構成される。内側ホース内は、冷凍サイクルのコンプレッサ吐出口に連結される高圧冷媒通路として構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平1-126489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、パーソナルコンピュータ等の電子機器の筐体内の発熱等によって生じる温度上昇に対する冷却に使用される液冷システムでは、冷媒を流す配管に非金属を用いることが多い。このような非金属の配管は、配管の表面から徐々に冷媒が揮発する(言い換えると、管表面揮発)という課題がある。さらに、この管表面揮発は、配管長が長くなるほど顕著に現れる。
【0005】
一方、コンプレッサに接続する気体の冷媒を対象にしている特許文献1のフレキシブルホースは、内圧に弱い金属管で構成される外管を高圧冷媒の経路にすることはできず、外管を低圧冷媒の経路にして、内管を高圧冷媒の経路にする必要がある。この構成は、内管を流れる高圧高温の冷媒が、内側ホースを通じて外管にのみ隣接するため、内管から外管へ熱が移動しやすい特徴をもつ。つまり、特許文献1のフレキシブルホースは、この特徴を利用して、コンプレッサへの液相混入への配慮として、高温流路を内側に配置して少しでも低温冷媒との熱交換を行い、外管に流れる気相の低温冷媒が液相になることを抑制している。
【0006】
しかしながら、特許文献1のフレキシブルホースに用いられる冷媒を液体に変更して上述した冷却システムにおける冷却サイクルへの応用を考えた場合には、ホース長が長くなるにつれて、内管と外管での熱交換が多くなることから、冷却サイクルの吸熱が適切に動作しないという課題が発生する。
【0007】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、配管からの冷媒の揮発性を抑えつつ、長い配管を可能とする冷媒配管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、直接的または間接的に受熱部と放熱部とに接触する液体の冷媒が循環する冷却サイクルを構成する冷媒配管であって、外管と、前記外管内に設けられる内管と、を備え、前記受熱部で受熱した前記冷媒は、前記外管と前記内管との間に形成される外側流路を流れ、前記放熱部で放熱した前記冷媒は、前記内管内に形成される内側流路を流れ、前記外管は、前記内管よりも前記冷媒の揮発量が少なくなるように構成される、冷媒配管を提供する。
【0009】
また、本開示は、直接的または間接的に受熱部に接触する液体の冷媒が循環する冷却サイクルを構成する冷媒配管であって、外管と、前記外管内に設けられる内管と、を備え、前記受熱部で受熱した前記冷媒は、前記外管と前記内管との間に形成される外側流路に流れ、前記受熱部と反対側となる前記外管の他端側で、前記内管内に形成される内側流路に戻り、前記外管は、前記内管よりも前記冷媒の揮発量が少なくなるように構成され、前記内管よりも熱伝導性が高くなるように構成される、冷媒配管を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、配管からの冷媒の揮発性を抑えつつ、長い配管を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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