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公開番号2024058255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165504
出願日2022-10-14
発明の名称鋼製筒状体の傾斜計測装置及び傾斜角計測方法
出願人五洋建設株式会社
代理人個人,個人
主分類E02D 13/06 20060101AFI20240418BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】簡便に鋼管や鋼管矢板等の傾斜をリアルタイムで正確に監視することができる鋼製筒状体の傾斜計測装置及び傾斜角計測方法の提供。
【解決手段】この傾斜計測装置2は、鋼製筒状体1の下端より基準位置である所定の高さ位置の内周面に加速度計取付部材3を介して固定された加速度計4と、鋼製筒状体1の内周面に固定され、加速度計取付部材3に保持された加速度計4を覆う保護カバー5と、加速度計4の計測データに基づき所定の打設深度ln毎に鋼製筒状体1の基準位置の水平方向変位量Lを算出する水平変位量算出手段6とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
打撃又は押し込むことにより地盤に打設される鋼製筒状体の傾斜を計測する鋼製筒状体の傾斜計測装置において、
前記鋼製筒状体の下端より基準位置である所定の高さ位置の内周面に加速度計取付部材を介して固定された加速度計と、前記鋼製筒状体の内周面に固定され、前記加速度計取付部材に保持された前記加速度計を覆う保護カバーと、前記加速度計の計測データに基づき所定の打設深度毎に前記鋼製筒状体の前記基準位置の水平方向変位量を算出する水平変位量算出手段とを備えていることを特徴とする鋼製筒状体の傾斜計測装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
複数の前記加速度計が筒軸方向に互いに間隔をおいて固定されている請求項1に記載の鋼製筒状体の傾斜計測装置。
【請求項3】
前記保護カバーは、前記鋼製筒状体の上端まで連続し、下端部が閉鎖されている請求項1又は2に記載の鋼製筒状体の傾斜計測装置。
【請求項4】
打撃又は押し込むことにより地盤に打設される鋼製筒状体の傾斜を計測する鋼製筒状体の傾斜計測方法において、
前記鋼製筒状体の下端より所定の高さ位置の内周面に加速度計取付部材を介して加速度計を固定しておき、
所定の打設深度毎に前記加速度計によって前記鋼製筒状体の傾斜角を計測し、該計測された傾斜角と打設深度に基づき前記鋼製筒状体の基準位置における水平方向変位を算出することを特徴とする鋼製筒状体の傾斜計測方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管矢板や鋼管杭等の鋼製筒状体を地盤に打設する際の鋼製筒状体の傾斜角を計測する鋼製筒状体の傾斜計測装置及び傾斜角計測方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
鋼管杭や鋼管矢板等の鋼製筒状体を直杭として地盤に打設する際には、導材等によって鋼製筒状体を垂直に建て込んだ状態で杭打機によって鋼製筒状体の上端を打撃又は押し込むことにより地盤に貫入させるようになっている。
【0003】
しかしながら、杭打機により鋼製筒状体を地盤に対し垂直方向に打設しようとしても、地盤からの抵抗や地盤内の岩、地質等の状況によって打設途中の鋼製筒状体に傾きが生じる場合がある。
【0004】
その場合、傾いた状態に気づかずに打設し続けると、鋼製筒状体の傾斜が進み、既製杭(鋼管杭やコンクリート杭)の打設に関する一般的な管理基準で定められた許容範囲、詳しくは、平面的に見た場合の偏心量が杭径の1/4且つ100mm以下、杭の傾斜が1/100以下という許容範囲を超えてしまうおそれがある。
【0005】
よって、このような鋼製筒状体の打設においては、打設途中における鋼製筒状体の傾きを随時監視する必要がある。
【0006】
従来では、例えば、打設する鋼製筒状体から一定の距離をおいて複数の光学式水準器を設置し、水準器で鋼製筒状体の上端部を計測して鋼製筒状体の傾きを監視する方法等や鋼管杭の上端部に傾斜計を設置し、鋼製筒状体の傾斜を計測する方法(例えば、特許文献1を参照)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平1-39515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述の如き従来の水準器を使用した監視方法では、打設位置から離れた位置に設置した水準器により作業員が目視で観察するため、作業が煩雑であるという問題があった。
【0009】
また、鋼製筒状体の打設地点が水底である場合等では、監視位置が水上になるため、打設地点の近辺に陸が無ければ水準器を船舶上に設置しなければならず、船舶上に設置された水準器では、水面のうねり等によって正確な計測ができず、水準器での監視が困難であるという問題もあった。
【0010】
さらに、上述の如き従来の技術では、一定距離を隔てた位置での測定となるので、天候によっては視認が遮られ、リアルタイムで鋼製筒状体の傾きを把握することができないという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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