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公開番号2024057159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163691
出願日2022-10-12
発明の名称ミキシングアタッチメント
出願人株式会社サン・エンジニア
代理人個人,個人
主分類E02D 3/12 20060101AFI20240417BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】撹拌混合効率の向上と重量化の抑制とを両立したミキシングアタッチメントを提供すること。
【解決手段】ミキシングアタッチメント1は、ワーショベルのアームの先端に取り付け可能であって、枠体2と、回転中心軸が撹拌羽4を有し水平に保持された複数のローター3,3とを備え、複数のローター3,3は、それぞれ、アームの先端から順次遠ざかる位置に設けられている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
パワーショベルのアームの先端に取り付け可能なミキシングアタッチメントであって、
枠体と、回転中心軸が水平に保持され、撹拌羽を有する複数のローターとを備え、
複数のローターは、それぞれ、アームの先端から順次遠ざかる位置に設けられていることを特徴とするミキシングアタッチメント。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
ローターの回転中心軸線から撹拌羽の先端までの長さが、ローターごとに異なることを特徴する請求項1に記載のミキシングアタッチメント。
【請求項3】
隣り合うローターにおいて、回転中心軸周りの回転方向が逆になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のミキシングアタッチメント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現地の土砂、固化材又は土壌浄化用の薬剤、水を撹拌混合するために、パワーショベルのアームの先端に取り付け可能なミキシングアタッチメントに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
地盤改良のために、現地の土砂、固化材、水を撹拌混合する工法が知られている。また土壌浄化のために、現地の土砂、土壌浄化用の薬剤、水を撹拌混合する工法も知られている。撹拌混合が行える工機の一例として、パワーショベルのアームの先端にミキシングアタッチメントを取り付けたものがある。ミキシングアタッチメントは撹拌羽が回転することによって、撹拌混合が行われる。
【0003】
このようなミキシングアタッチメントとして特許文献1に示すものがある。バケット本体の中に撹拌羽を有する1つのローターが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-047155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のミキシングアタッチメントでは、バケット本体に囲まれた空間の中での撹拌羽が回転するため、地質や撹拌条件によっては、撹拌羽と土砂とがバケット本体内で共廻して、撹拌混合にムラが生じるという問題がある。
【0006】
また、パワーショベルでの撹拌可能な範囲を広く深くすることを求められている。しかし、ミキシングアタッチメントが重量化すると、作業中の安全性を確保するために、パワーショベルにカウンターウエイトを取り付ける必要がある。カウンターウエイトを取り付けると、下部走行体の走行、及び、上部旋回体の旋回で必要なエネルギーが増加することとなる。また、ミキシングアタッチメントの重量化によって、取り付けるパワーショベルの安定性を低下させ、作業中の転倒の可能性も高くなってしまう。したがって、ミキシングアタッチメントの重量化はできる限り避けたいとの問題がある。
【0007】
特に現地の土砂を撹拌する場合は、以下の工程となる。まず、通常のバケットを取り付けたパワーショベルで余堀を行って、水や薬剤等を投入する。次いで、通常のバケットを取り外して、ミキシングアタッチメントを取り付けたパワーショベルで撹拌混合する。次いで、ミキシングアタッチメントを取り外して、再度通常のバケットを取り付けたパワーショベルで天端形成を行う。したがって、一台のパワーショベルですべての工程を行う場合、通常のバケットとミキシングアタッチメントとの重量差をできる限り小さくすることで、全工程において一台のパワーショベルの安定性を一貫して維持できる。
【0008】
そこで、本発明は、撹拌混合効率の向上と重量化の抑制とを両立したミキシングアタッチメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1のミキシングアタッチメントは、パワーショベルのアームの先端に取り付け可能であって、枠体と、回転中心軸が水平に保持され、撹拌羽を有する複数のローターとを備え、複数のローターは、それぞれ、アームの先端から順次遠ざかる位置に設けられている。
【0010】
請求項1のミキシングアタッチメントは、上記構成となっていることによって撹拌羽と土砂とが共廻することを抑制し、撹拌混合効率の向上を実現できる。加えて、取り付けるパワーショベルに応じて、水平に保持されたローターの数を調整することによって、バケットミキシングの重量化を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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