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公開番号2024058023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165124
出願日2022-10-14
発明の名称検査装置およびこれを用いたスタンプ検査装置
出願人東レエンジニアリング株式会社
代理人
主分類G01N 21/88 20060101AFI20240418BHJP(測定;試験)
要約【課題】 スタンプの所定箇所にチップ部品が付着しているか否かの検査を、コンパクトな装置構成で、チップ部品が小さくても正確に行うことを可能とする検査装置およびこれを用いたスタンプ検査装置を提供すること。
【解決手段】 検査対象表面に光を照射する光源と、前記検査対象表面を撮像するラインスキャンカメラを有した撮影ユニットと、前記検査対象表面における前記ラインスキャンカメラのスキャン方向に対して交差する方向に、前記検査対象と前記撮影ユニットの少なくとも一方を移動させる移動手段とを備え、前記検査対象表面の2次元画像を取得して前記表面状態を検査する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
検査対象の表面状態を検査する検査装置であって、
前記検査対象表面に光を照射する光源と、前記検査対象表面を撮像するラインスキャンカメラを有した撮影ユニットと、
前記検査対象表面における前記ラインスキャンカメラのスキャン方向に対して交差する方向に、前記検査対象と前記撮影ユニットの少なくとも一方を移動させる移動手段とを備え、
前記検査対象表面の2次元画像を取得して前記表面状態を検査する検査装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載の検査装置であって、
前記光源の照射方向が、前記検査対象表面の垂直方向に対して傾きを持ち、
前記検査対象表面で正反射した光を前記ラインスキャンカメラが撮像する検査装置。
【請求項3】
請求項2に記載の検査装置であって、
前記光源が横長の照射領域を有し、前記検査対象表面における前記ラインスキャンカメラの視野領域に光を照射する検査装置。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の検査装置であって、
前記撮影ユニットは、前記ラインスキャンカメラの光軸上に配したミラーを有し、
前記検査対象表面で正反射した光を、前記ミラーを介して、前記ラインスキャンカメラが撮像する検査装置。
【請求項5】
請求項4に記載の検査装置であって、
前記撮影ユニットの前記光源、前記ラインスキャンカメラおよび前記ミラーを配置するステージを更に備え、
前記移動手段が前記ステージを移動させながら一定間隔で撮像を行なうことにより、前記検査対象の2次元画像を取得する検査装置。
【請求項6】
請求項5に記載の検査装置であって、
前記ステージの移動を開始してから、一定距離移動後または一定時間経過後に、
一定時間周期で撮像を行なう検査装置。
【請求項7】
前記検査対象が、転写基板上のチップ部品を転写先基板に転写する際に用いるスタンプであって、
請求項5に記載の検査装置が、前記スタンプのチップ部品保持面を検査するスタンプ検査装置。
【請求項8】
請求項7に記載のスタンプ検査装置であって、
前記カメラに接続され画像処理機能を有した制御部を更に備え、
前記2次元画像から、前記チップ部品保持面の所定箇所にチップ部品が保持されているか否かを判定するスタンプ検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は検査対象の表面状態を検査する検査装置に関し、特に転写元基板からチップ部品をピックアップして転写先基板に転写する際に用いるスタンプにチップ部品が付着した状態を検査するスタンプ検査装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
μLEDディスプレイの実用化が進む昨今において、転写元基板に密集状態に配置されているチップ部品をピックアップして、ピッチを広げて転写先基板に実装するチップ転写に対する関心が高まっている。
【0003】
このようなチップ転写を行なう手法の一つとして、粘着性を有する表面で複数のチップ部品を同時に脱着させることが可能なスタンプ方式が知られている。(例えば特許文献1)
スタンプ方式で用いるスタンプ2は、図9(a)に断面図を示すように、板状のスタンプ本体20に粘着部21が設けられたものであり、粘着部21の間隔は転写元基板S0上のチップ部品Cのピッチの整数倍になっている。
【0004】
図9(a)に示すように、ピックアップヘッド101に保持されたスタンプ2は、粘着部21の直下にチップ部品Cが配置されるように位置合わせをした後に、図9(b)のように粘着部21をチップ部品Cに密着させる。この段階で、粘着部21のチップ部品Cに対する粘着力が、転写元基板S0に対する付着力に勝れば、スタンプ2を上昇させる(転写元基板S0から離す)と、粘着部21に密着したチップ部品Cは転写元基板S0からピックアップされる(図9(c))。
【0005】
チップ部品Cをピックアップしたスタンプ2は、実装ヘッド102に保持され、図10(a)のように転写先基板S1の所定箇所に位置合わせされた後に、図10(b)のように転写先基板S1に圧着する。この段階で、粘着部21のチップ部品Cに対する粘着力を加熱等により、転写先基板S1に対する接合力より弱めれば、スタンプ2を上昇させる(転写先基板S1から離す)と、チップ部品Cはスタンプ2から離れて転写先基板S1に実装される(図10(c))。ここで、チップ部品Cを加熱することで粘着部21の粘着力を弱める一方で、チップ部品Cと転写先基板S1の間の接合力を強めてもよい。
【0006】
以上のようにスタンプ2は、図11(a)のように転写元基板S0からピックアップしたチップ部品Cを粘着部21に付着させた状態で転写先基板S1に転写して、図11(b)のように転写後の粘着部21にチップ部品Cは付着していない。このような動作を行うチップ転写装置の構成を示したのが図11(c)であり、ピックアップ装置5と実装装置6を備えている。
【0007】
このようなチップ転写装置において、ピックアップ装置5において全ての粘着部21にチップ部品Cが保持され、実装装置6において粘着部21に付着していた全てのチップ部品Cが転写先基板S1に転写されるべきである。しかし、ピックアップ装置5において、図12(a)に示すように一部の粘着部21にチップ部品Cが付着しないことがある。また、実装装置6において、転写先基板S1に実装できなかったチップ部品Cが図12(b)のように粘着部21に残ることもある。
【0008】
図12(a)や図12(b)のような現象を見逃すのはチップ転写プロセスにおいて問題が大きい、このため、図13のようにピックアップ装置5と実装装置6の間にスタンプ検査装置7を配置するのが好ましい。スタンプ検査装置7は、図11(a)の状態のスタンプ2の所定箇所(粘着部21)にチップ部品Cが付着しているか否かを確認し、図11(b)の状態のスタンプ2に残っているチップ部品Cの有無を検査するものである。
【0009】
スタンプ2のチップ部品保持面の状態を観察するのに際して、一般的な外観検査装置を用いた構成を図14に示す。図14において、反射用光源402が発する光に照らされたスタンプ2のチップ部品保持面を2次元撮像手段であるエリアカメラ42で撮影し、その画像を解析してチップ部品Cの付着有無を判断する。例えば、図15(a)はピックアップ後で実装前のチップ部品保持面の状態であり、チップ部品Cを保持した部分に相当するIRCが明るく、チップ部品Cを保持していない粘着部21に相当する部分が暗くなっている。図15(b)は、実装後のチップ部品保持面の状態で、明るい部分にチップ部品Cが残っていることが判る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2019-175961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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