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公開番号2024057905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164885
出願日2022-10-13
発明の名称筐体の防水構造、パッキンの製造方法
出願人双葉電子工業株式会社
代理人弁理士法人テクノピア国際特許事務所
主分類H05K 5/06 20060101AFI20240418BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】比較的大型の筐体にも好適で製品品質や意匠性の向上を可能とする防水構造の提供。
【解決手段】複数のケース体が接合されて形成される筐体内において、筐体内に取り付けられる内部配置部材と、複数のケース体の接合境界に沿って配置可能な環状に形成されるパッキンとを備える。そして内部配置部材によってパッキンが接合境界箇所に沿って複数のケース体に押しつけられる構造とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
複数のケース体が接合されて形成される筐体内において、
前記筐体内に取り付けられる内部配置部材と、
複数の前記ケース体の接合境界に沿って配置可能な環状に形成されるパッキンと、
を備え、
前記内部配置部材によって前記パッキンが前記接合境界に沿って複数の前記ケース体に押しつけられる構造とされている
筐体の防水構造。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記パッキンは、
環状のベース部の一方の縁部と他方の縁部から突出する一対のフラップが形成された形状とされており、
前記一方の縁部から突出するフラップが、接合される一方の前記ケース体に対して圧接し、
前記他方の縁部から突出するフラップが、接合される他方の前記ケース体に対して圧接する構造とされている
請求項1に記載の筐体の防水構造。
【請求項3】
前記一対のフラップのそれぞれは、先端側ほど他方のフラップに近接していく方向に突出する形状とされている
請求項2に記載の筐体の防水構造。
【請求項4】
前記内部配置部材は、
前記筐体の内部で前記筐体外部に表出しないネジを用いて前記ケース体に固定されている
請求項1から請求項3のいずれかに記載の筐体の防水構造。
【請求項5】
押し出し成形により紐状体を形成する工程と、
前記紐状体の両端面に水素結合の元となる官能基を生成して水素結合により接着して環状とする工程と、が行われる
パッキンの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は筐体の防水構造、及び該防水構造に用いるパッキンの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子機器、例えば通信機などの筐体における防水構造の例を図8、図9に示す。図8は上ケース100と下ケース101をネジ103で接合する筐体において、接合箇所にパッキン102を配置した構造を示している。図9は当該筐体の平面図であり、多数のネジ103で上ケース100と下ケース101が接合され、その内方に環状のパッキン102が配置されている状態を示している。
この図8,図9のように、上ケース100と下ケース101で構成された窪みにゴム材によるパッキン102を挟み、ネジ止めすることで防水性を得る構造が存在する。
【0003】
さらに防水構造としては下記特許文献1,2に示される例もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2011/114614号公報
特開2013-207668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、例えば図8,図9のような防水構造のように環状のパッキンを用いる場合、筐体の大型化に伴ってパッキンも大型化する。
そしてパッキンを金型で成形する場合、パッキンの大型化に応じて金型も大きくなる。また1つの金型からパッキンが1個取りとなる。これらのことから部品単価の上昇や製造効率の低下を招く。
【0006】
また確実な防水性と、パッキンの押圧によるケースの変形を防止するため、図9に示したようにネジ103の間隔を一定に保つ必要がある。筐体が大型化すると、ネジ103が多数必要となってしまう。特に意匠性が問われる製品では、多数のネジ103を表出させることは意匠を損ねる要因となってしまう。
【0007】
そこで本発明は、筐体の大型化に対応しやすい防水構造や、製造効率の高いパッキンの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る筐体の防水構造は、複数のケース体が接合されて形成される筐体内において、前記筐体内に取り付けられる内部配置部材と、複数の前記ケース体の接合境界に沿って配置可能な環状に形成されるパッキンと、を備え、前記内部配置部材によって前記パッキンが前記接合境界箇所に沿って複数の前記ケース体に押しつけられる構造とされているものとする。
例えば上ケースと下ケースの場合、その接合境界に沿って、パッキンが内部配置部材によって押しつけられることになる。
【0009】
本発明に係るパッキンの製造方法は、押し出し成形により紐状体を形成する工程と、前記紐状体の両端面に水素結合の元となる官能基を生成して水素結合により接着して環状とする工程と、が行われるようにする。
これにより接着剤を使用しないで環状に形成したパッキンを製造する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の防水構造によれば、パッキンをケースに対して内部配置部材によって押しつける構造であるため、複数のケースを接合する方向ではパッキンの反力に対応する必要はなく、例えばネジ数を削減できる。大型の筐体でも意匠性に好適である。
また本発明のパッキンの製造方法によれば、環状のパッキンを製造についてコスト面で有利でかつ製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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