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公開番号2024057457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164215
出願日2022-10-12
発明の名称自動運転再開システム及びその端末装置と工作機械
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G05B 19/4067 20060101AFI20240417BHJP(制御;調整)
要約【課題】アラームの発生によって工作機械の自動運転が停止した場合であっても、遠隔から工作機械の自動運転を再開することのできる自動運転再開システムを提供する。
【解決手段】自動運転再開システム1は、工作機械3の自動運転を携帯端末5で再開させるシステムである。工作機械3は、工作機械の加工領域を撮像するカメラ11と、自動運転を遠隔から再開できるか否かをアラーム毎に記録した再開可否情報を記憶する記憶部13を備え、自動運転が停止すると、自動運転が停止した理由を示したアラームメッセージを出力し、携帯端末5は、アラームメッセージとカメラ11で撮像された画像を表示画面に表示し、再開可否情報に基づいて自動運転を遠隔から再開できる場合には、オペレータが自動運転を再開させる操作を行うと、自動運転の再開を指令する運転再開指令を送信し、工作機械3は、運転再開指令を受信すると自動運転を再開する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アラームの発生によって停止した工作機械の自動運転を、オペレータが遠隔から端末装置で再開させる自動運転再開システムであって、
前記工作機械は、
前記工作機械の加工領域を撮像する撮像部と、
前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できるか否かを前記アラーム毎に記録した再開可否情報を記憶する記憶部とを備え、
前記自動運転が停止すると、前記自動運転が停止した理由を示したアラームメッセージを出力し、
前記端末装置は、
前記アラームメッセージと前記撮像部で撮像された画像を前記端末装置の表示画面に表示し、
前記再開可否情報に基づいて前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できる場合には、前記オペレータが前記工作機械の自動運転を再開させる操作を行うと、前記工作機械の自動運転の再開を指令する運転再開指令を送信し、
前記工作機械は、前記運転再開指令を受信すると、前記工作機械の自動運転を再開する自動運転再開システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記端末装置は、
前記再開可否情報に基づいて前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できる場合には、前記工作機械の自動運転を再開させるためのスタートボタンを前記表示画面に表示し、
前記オペレータが前記スタートボタンを押下すると、前記運転再開指令を送信する請求項1に記載の自動運転再開システム。
【請求項3】
前記端末装置は、前記工作機械の自動運転を停止させるためのストップボタンを前記表示画面に表示する請求項1または2に記載の自動運転再開システム。
【請求項4】
前記端末装置は、前記アラームが発生した前後に前記撮像部で撮像された画像を前記表示画面に表示する請求項1または2に記載の自動運転再開システム。
【請求項5】
前記端末装置は、前記アラームメッセージに基づいて、前記アラームの解決方法を前記表示画面に表示する請求項1または2に記載の自動運転再開システム。
【請求項6】
アラームの発生によって停止した工作機械の自動運転を、オペレータが遠隔から端末装置で再開させる自動運転再開システムの端末装置であって、
前記工作機械の自動運転が停止した理由を示したアラームメッセージと、前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できるか否かを前記アラーム毎に記録した再開可否情報とを前記工作機械から受信すると、前記工作機械の加工領域を撮像した画像を前記工作機械の撮像部から取得し、
前記アラームメッセージと前記撮像された画像を前記端末装置の表示画面に表示し、
前記再開可否情報に基づいて前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できる場合には、前記オペレータが前記工作機械の自動運転を再開させる操作を行うと、前記工作機械の自動運転の再開を指令する運転再開指令を前記工作機械へ送信する自動運転再開システムの端末装置。
【請求項7】
アラームの発生によって停止した工作機械の自動運転を、オペレータが遠隔から端末装置で再開させる自動運転再開システムの工作機械であって、
前記工作機械の加工領域を撮像する撮像部と、
前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できるか否かを前記アラーム毎に記録した再開可否情報を記憶する記憶部とを備え、
前記自動運転が停止すると、前記自動運転が停止した理由を示したアラームメッセージを出力し、
前記アラームメッセージと前記再開可否情報を前記端末装置に送信し、
前記アラームメッセージと前記再開可否情報を受信した前記端末装置に、前記工作機械の加工領域を撮像した画像を送信し、
前記工作機械の自動運転の再開を指令する運転再開指令を前記端末装置から受信すると、前記工作機械の自動運転を再開する自動運転再開システムの工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動運転再開システム及びその端末装置と工作機械に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来では、主電源をスイッチオンまたはスイッチオフする工作機械の運転機能制御装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された運転機能制御装置では、操作可能な状態の十分なワークピース及び工具を使用できることが確かである場合のみ、工作機械の次に来るプログラムを、無線を介して開始することが可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5775316号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の運転機能制御装置では、工作機械でアラームが発生して自動運転が停止した場合には、操作可能な状態の十分なワークピース及び工具を使用できることが確かではないので、遠隔から自動運転を再開することはできなかった。また、遠隔から自動運転を再開するためには、自動運転が停止した理由を把握する必要があるので、オペレータは、目視で直接工作機械の状況を確認しなければならなかった。そのため、従来では、アラームの発生によって工作機械の自動運転が停止した場合には、遠隔から工作機械の自動運転を再開することができないという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る自動運転再開システムは、アラームの発生によって停止した工作機械の自動運転を、オペレータが遠隔から端末装置で再開させる自動運転再開システムであって、前記工作機械は、前記工作機械の加工領域を撮像する撮像部と、前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できるか否かを前記アラーム毎に記録した再開可否情報を記憶する記憶部とを備え、前記自動運転が停止すると、前記自動運転が停止した理由を示したアラームメッセージを出力し、前記端末装置は、前記アラームメッセージと前記撮像部で撮像された画像を前記端末装置の表示画面に表示し、前記再開可否情報に基づいて前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できる場合には、前記オペレータが前記工作機械の自動運転を再開させる操作を行うと、前記工作機械の自動運転の再開を指令する運転再開指令を送信し、前記工作機械は、前記運転再開指令を受信すると、前記工作機械の自動運転を再開する。
【0006】
本発明の一態様に係る自動運転再開システムの端末装置は、アラームの発生によって停止した工作機械の自動運転を、オペレータが遠隔から端末装置で再開させる自動運転再開システムの端末装置であって、前記工作機械の自動運転が停止した理由を示したアラームメッセージと、前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できるか否かを前記アラーム毎に記録した再開可否情報とを前記工作機械から受信すると、前記工作機械の加工領域を撮像した画像を前記工作機械の撮像部から取得し、前記アラームメッセージと前記撮像された画像を前記端末装置の表示画面に表示し、前記再開可否情報に基づいて前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できる場合には、前記オペレータが前記工作機械の自動運転を再開させる操作を行うと、前記工作機械の自動運転の再開を指令する運転再開指令を前記工作機械へ送信する。
【0007】
本発明の一態様に係る自動運転再開システムの工作機械は、アラームの発生によって停止した工作機械の自動運転を、オペレータが遠隔から端末装置で再開させる自動運転再開システムの工作機械であって、前記工作機械の加工領域を撮像する撮像部と、前記工作機械の自動運転を遠隔から再開できるか否かを前記アラーム毎に記録した再開可否情報を記憶する記憶部とを備え、前記自動運転が停止すると、前記自動運転が停止した理由を示したアラームメッセージを出力し、前記アラームメッセージと前記再開可否情報を前記端末装置に送信し、前記アラームメッセージと前記再開可否情報を受信した前記端末装置に、前記工作機械の加工領域を撮像した画像を送信し、前記工作機械の自動運転の再開を指令する運転再開指令を前記端末装置から受信すると、前記工作機械の自動運転を再開する。
【0008】
上述した構成の自動運転再開システムでは、工作機械の加工領域を撮像した画像と、自動運転が停止した理由を端末装置で確認できるので、オペレータは目視で工作機械の状況を直接確認する必要がなくなり、遠隔から工作機械の自動運転を再開することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様に係る自動運転再開システムによれば、アラームの発生によって工作機械の自動運転が停止した場合であっても、遠隔から工作機械の自動運転を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る自動運転再開システムの構成を示す図である。
図2は、一実施形態に係る自動運転再開システムによる自動運転再開処理の処理手順を示すフローチャートである。
図3は、一実施形態に係る自動運転再開システムにおける携帯端末の表示画面の一例を示す図である。
図4は、一実施形態に係る自動運転再開システムにおける携帯端末の表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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