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公開番号2024056597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2023006372
出願日2023-01-19
発明の名称捩れ棒の回転移動式係止装置
出願人第一ビニール株式会社
代理人個人
主分類E04H 17/20 20060101AFI20240416BHJP(建築物)
要約【課題】捩れ棒の長さ方向の所要部位に他物を取り付ける作業を容易且つ正確に、安全に行う。
【解決手段】捩れ棒2と、捩れ棒2の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具3とを具備する。捩れ棒2は、棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部10が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられ、該螺旋突条部10は、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で設けられている。係止具3は、捩れ棒2を挿通させ得る挿通孔11が設けられた筒状体12を有する。挿通孔11に捩れ棒2が挿通された状態で見て、挿通孔11の内周面部13に、隣り合う螺旋突条部10,10の向き合う側面部に当接し得るガイド突部16が設けられている。螺旋突条部16で、ガイド突部16のガイド作用により係止具3を、筒状体12の軸線回りに正逆回転させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置であって、
前記捩れ棒は、棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられ、該螺旋突条部は、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で設けられており、
前記係止具は、前記捩れ棒を挿通させ得る挿通孔が設けられた筒状体を有し、該挿通孔に前記捩れ棒が挿通された状態で見て、該挿通孔の内周面部に、隣り合う前記螺旋突条部の向き合う側面部に当接し得るガイド突部が設けられており、該螺旋突条部で、該ガイド突部のガイド作用により前記係止具を前記筒状体の軸線回りに正逆回転させることができ、これによって、該係止具を前記捩れ棒の長さ方向で見て一方向に又は、これと逆方向に移動させることができることを特徴とする捩れ棒の回転移動式係止装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置であって、
前記捩れ棒は、棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられ、該螺旋突条部は、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で設けられており、
前記係止具は、前記捩れ棒を挿通させ得る挿通孔が設けられた筒状体を有し、該挿通孔に前記捩れ棒が挿通された状態で見て、該挿通孔の内周面部に、前記螺旋突条部を、その延長方向の左右両側で挟持するガイド突部が設けられており、該螺旋突条部で、該ガイド突部のガイド作用により前記係止具を前記筒状体の軸線回りに正逆回転させることができ、これによって、該係止具を前記捩れ棒の長さ方向で見て一方向に又は、これと逆方向に移動させることができることを特徴とする捩れ棒の回転移動式係止装置。
【請求項3】
捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置であって、
前記捩れ棒は、棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられ、該螺旋突条部は、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で設けられており、
前記係止具は、前記捩れ棒を挿通させ得る挿通孔が設けられた筒状体を有し、該挿通孔に前記捩れ棒が挿通された状態で見て、該挿通孔の内周面部に、隣り合う前記螺旋突条部間に位置し該筒状体の軸線方向に延長するガイド突部が設けられており、該ガイド突部の一端部が、隣り合う前記螺旋突条部の向き合う側面部の一方に当接すると共に、該ガイド突部の他端部が、該向き合う側面部の他方に当接するように構成されており、該螺旋突条部で、該ガイド突部のガイド作用により前記係止具を前記筒状体の軸線回りに正逆回転させることができ、これによって、該係止具を前記捩れ棒の長さ方向で見て一方向に又は、これと逆方向に移動させることができることを特徴とする捩れ棒の回転移動式係止装置。
【請求項4】
捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置であって、
前記捩れ棒は、棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられ、該螺旋突条部は、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で設けられており、
前記捩れ棒は、金属製の芯管の外表面部が樹脂で被覆されて樹脂被覆部が形成されており、該樹脂被覆部によって、前記棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で、該棒本体の軸線回りに螺旋状に捩れる螺旋突条部が形成されており、前記芯管は捩れておらず、
前記係止具は、前記捩れ棒を挿通させ得る挿通孔が設けられた筒状体を有し、該挿通孔に前記捩れ棒が挿通された状態で見て、該挿通孔の内周面部に、隣り合う前記螺旋突条部間に位置し該筒状体の軸線方向に延長するガイド突部が設けられており、該ガイド突部の一端部が、隣り合う前記螺旋突条部の向き合う側面部の一方に当接すると共に、該ガイド突部の他端部が、該向き合う側面部の他方に当接するように構成されており、該螺旋突条部で、該ガイド突部のガイド作用により前記係止具を、前記筒状体の軸線回りに正逆回転させることができ、これによって、該係止具を前記捩れ棒の長さ方向で見て一方向に又は、これと逆方向に移動させることができることを特徴とする捩れ棒の回転移動式係止装置。
【請求項5】
前記捩れ棒は直線棒状を呈する支柱であることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の捩れ棒の回転移動式係止装置。
【請求項6】
捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置であって、
前記捩れ棒は、所要間隔を隔てる直線棒状の支柱部の上端相互が、逆U字状をなすアーチ状連結部で連結されてなり、
前記捩れ棒は、金属製の芯管の外表面部が樹脂で被覆されて樹脂被覆部が形成されており、該樹脂被覆部によって、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で、該棒本体の軸線回りに螺旋状に捩れる螺旋突条部が形成されており、前記芯管は捩れておらず、
前記係止具は、前記捩れ棒を挿通させ得る挿通孔が設けられた筒状体を有し、該挿通孔に前記捩れ棒が挿通された状態で見て、該挿通孔の内周面部に、隣り合う前記螺旋突条部間に位置し該筒状体の軸線方向に延長するガイド突部が設けられており、該ガイド突部の一端部が、隣り合う前記螺旋突条部の向き合う側面部の一方に当接すると共に、該係合突部の他端部が、該向き合う側面部の他方に当接するように構成されており、該螺旋突条部で、該ガイド突部のガイド作用により前記係止具を前記筒状体の軸線回りに正逆回転させることができ、これによって、該係止具を前記捩れ棒の長さ方向で見て一方向に又は、これと逆方向に移動させることができることを特徴とする捩れ棒の回転移動式係止装置。
【請求項7】
前記筒状体は、その軸線を含む面で2分割されてなる両半割片の割面相互が一体化されて構成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は6記載の捩れ棒の回転移動式係止装置。
【請求項8】
前記螺旋突条部は3~6条に設定されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は6記載の捩れ棒の回転移動式係止装置。
【請求項9】
前記係止具の外面部に、他物を取り付けるための取り付け部が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は6記載の捩れ棒の回転移動式係止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
棒本体の外表面部に、該棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられてなる捩れ棒の一例が特許文献1、特許文献2に記載されている。
【0003】
特許文献1の図15には、かかる構成の捩れ棒を、直線状支柱と横連結杆として用いた場合において、両者を、前記螺旋突条部が形成されている部分相互を当接させて連結した構成が記載されている。該連結は、該直線状支柱と該横連結杆との交差部分を、例えば、弾性変形可能で開閉できるフックバンドを用いて連結するものである。
【0004】
該フックバンドは、特許文献1の図15に示すように、弾力性を有する1本の金属線材を屈曲して形成されており、第1の棒材を嵌め入れて該第1の棒材の裏面部を支持するU字状屈曲部の左右両端に、第2の棒材を該第1の棒材に向けて押圧する左右一対の押圧線状部が、所要間隔を隔てて且つ該第1の棒材の略長さ方向に延長する如く連設されている。そして、該両押圧線状部の先端部に、該第1の棒材の裏面部に弾性圧接状態に当接し得る円弧状係合片が該第1の棒材の長さ方向で位置をずらして逆方向に突設されており、該両押圧線状部には、前記第1の棒材に裏面部で重なる前記第2の棒材の円弧状表面部分に沿うように円弧状に屈曲した1個の押圧屈曲部が設けられている。
【0005】
そのため、該直線状支柱と該横連結杆との交差部分を連結するに際しては、該フックバンドを強い力で弾性変形させて行う開閉操作を要し、該連結は容易とは言えなかった。又、該直線状支柱に対する該横連結杆の取り付け位置を変更しようとする場合は、装着状態にある前記フックバンドを弾性変形させて一旦取り外した後に取り付け位置を所要に変更し、再度該フックバンドを所要に弾性変形させて装着する作業を要するため、かかる位置変更作業も容易とは言えなかった。加えて、前記固定は、金属線材を屈曲して形成されたフックバンドを弾性変形させて行うものであったため、該弾性変形させる際に前記円弧状係合片の先端で怪我をする恐れもあった。
【0006】
特許文献2には、冷間で伸線され、捩り加工を施された断面多角形の無垢の鋼棒であってその長手方向の各側面を前記捩り加工によって前記鋼棒の軸線の周囲に螺旋状に延在させた植物用支柱が記載されている。又該特許文献2には、該鋼棒を相互に連結するための横棒を収容させ且つ該収容状態にある該横棒を弾性的に挟持するためのフックを、該鋼棒に溶接により固定することが記載されている。しかし、該フックを該鋼棒に溶接により固定する場合は、該植物用支柱の製造コストの上昇を招く問題があったばかりか、該溶接されてなる該フックの位置の変更が不可能である問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-219164号公報
特開2002-119144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、棒本体に螺旋突条部が設けられてなる捩れ棒の長さ方向の所要部位に他物を取り付ける作業を容易且つ正確に、しかも安全に行うことができ、又、該他物の取り付け位置の変更も容易である、捩れ棒の回転移動式係止装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る捩れ棒の回転移動式係止装置の第1の態様は、捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置である。前記捩れ棒は、棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられ、該螺旋突条部は、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で設けられている。前記係止具は、前記捩れ棒を挿通させ得る挿通孔が設けられた筒状体を有し、該挿通孔に前記捩れ棒が挿通された状態で見て、該挿通孔の内周面部に、隣り合う前記螺旋突条部の向き合う側面部に当接し得るガイド突部が設けられている。そして、該螺旋突条部で、該ガイド突部のガイド作用により前記係止具を前記筒状体の軸線回りに正逆回転させることができ、これによって、該係止具を前記捩れ棒の長さ方向で見て一方向に又は、これと逆方向に移動させることができることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る捩れ棒の回転移動式係止装置の第2の態様は、捩れ棒と、該捩れ棒の長さ方向の所要部位に係止される回転移動式の係止具とを具備する捩れ棒の回転移動式係止装置である。前記捩れ棒は、棒本体の軸線回りに同一方向且つ同一ピッチで螺旋状に捩れる螺旋突条部が、該棒本体の周方向に所要間隔で複数条設けられ、該螺旋突条部は、該棒本体の長さ方向の全体乃至一部分で設けられている。前記係止具は、前記捩れ棒を挿通させ得る挿通孔が設けられた筒状体を有し、該挿通孔に前記捩れ棒が挿通された状態で見て、該挿通孔の内周面部に、前記螺旋突条部を、その延長方向の左右両側で挟持するガイド突部が設けられている。そして該螺旋突条部で、該ガイド突部のガイド作用により前記係止具を前記筒状体の軸線回りに正逆回転させることができ、これによって、該係止具を前記捩れ棒の長さ方向で見て一方向に又は、これと逆方向に移動させることができることを特徴とする捩れ棒の回転移動式係止装置。
(【0011】以降は省略されています)

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