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公開番号2024056504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163433
出願日2022-10-11
発明の名称画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G01B 11/30 20060101AFI20240416BHJP(測定;試験)
要約【課題】物体表面のゆず肌を精度よく評価する。
【解決手段】物体301の表面に形成された線幅の異なる複数の投影像を撮像した画像データを取得する画像取得手段と、物体301に関する情報に応じた線幅情報を取得する線幅情報取得手段と、前記画像内の前記複数の投影像から前記線幅情報取得手段で取得された線幅情報に対応する投影像を選択する投影像選択手段と、前記投影像選択手段で選択された投影像から物体301の表面のゆず肌を評価する評価手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象物体の表面に形成された線幅の異なる複数の投影像を撮像した画像を取得する画像取得手段と、
前記対象物体に関する情報に応じた線幅情報を取得する線幅情報取得手段と、
前記画像内の前記複数の投影像から前記線幅情報取得手段で取得された線幅情報に対応する投影像を選択する投影像選択手段と、
前記投影像選択手段で選択された投影像から前記対象物体の表面のゆず肌を評価する評価手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の投影像の其々の線幅を算出する線幅算出手段を更に有し、
前記選択手段は、前記線幅算出手段で算出された線幅と前記線幅情報取得手段で取得された線幅情報との比較を行い、前記比較の結果に基づき投影像を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記対象物体に関する情報が、物体種の情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記対象物体に関する情報が、物体に塗装された塗料の情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記対象物体に関する情報が、前記対象物体と前記画像を撮像した撮像装置との距離及び前記対象物体と前記投影像を投影した照明光源との距離のうちの、少なくとも何れか一方に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記対象物体に関する情報と線幅情報との対応関係を表すデータテーブルを記憶する記憶手段を更に有し、
前記線幅情報取得手段は、前記データテーブルを用いて線幅情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記評価手段は、前記投影像選択手段で選択された投影像内の画素の輝度分布に基づいて、評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記評価手段は、前記投影像の線方向に沿った近似直線を算出し、算出された近似直線上の画素の輝度分布に基づいて、評価値を算出することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記線幅情報取得手段は、前記対象物体の基準の取り付け位置を表す基準距離情報からの位置ずれを表す位置ずれ情報を取得し、前記位置ずれ情報に応じた線幅情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記線幅情報取得手段は、前記画像内の基準の投影像の線幅を算出し、算出された前記基準の投影像の線幅と前記対象物体を基準の取り付け位置で評価する場合に用いる線幅情報との比に基づいて、前記位置ずれ情報を算出することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
工業デザインの分野において、物体の表面状態は意匠性に寄与するため、物体の表面状態を評価することは重要である。特許文献1は、物体表面に照明光を投影して、照明光が投影された物体表面をカメラで撮影し、撮影された画像内の投影像の特徴量に基づいて物体表面のゆず肌を評価する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-17330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、カメラ撮影によって物体表面のゆず肌を評価する場合、物体と照明光源とカメラとの相対位置によって評価値が変動することがあり、ゆず肌を精度よく評価することができない。
【0005】
そこで、本発明は、物体表面のゆず肌を精度よく評価することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像処理装置は、対象物体の表面に形成された線幅の異なる複数の投影像を撮像した画像を取得する画像取得手段と、前記対象物体に関する情報に応じた線幅情報を取得する線幅情報取得手段と、前記画像内の前記複数の投影像から前記線幅情報取得手段で取得された線幅情報に対応する投影像を選択する投影像選択手段と、前記投影像選択手段で選択された投影像から前記対象物体の表面のゆず肌を評価する評価手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、物体表面のゆず肌を精度よく評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る画像処理装置の構成例を示す図である。
実施形態1に係るゆず肌評価処理を示すフローチャートである。
撮像方法の説明図である。
UIの一例を示す図である。
UIの状態遷移を示す図である。
線幅情報を格納するデータテーブルの一例を示す図である。
線幅算出処理の詳細を示すフローチャートである。
投影像の線幅を算出する方法の説明図である。
投影像選択処理の詳細を示すフローチャートである。
評価値算出処理の詳細を示すフローチャートである。
評価値を算出する方法の説明図である。
光学プロファイルのデータの一例を示す図である。
実施形態2に係る画像処理装置の構成例を示す図である。
実施形態2に係るゆず肌評価処理を示すフローチャートである。
線幅情報を格納するデータテーブルの一例を示す図である。
照明光源のスリットパターンの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本発明を必ずしも限定するものではない。また、本実施形態において説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0010】
[実施形態1]
本実施形態では、物体表面に現れるゆず肌の評価を行う。ゆず肌は、物体表面に微細な凹凸が生じている状態であり、オレンジジピールやガン肌とも呼ばれる。例えば、車体等の製品の外装を塗装する際に、スプレーガン等を用いて塗布された塗料がボディ表面において平滑になる前に固まってしまう場合がある。この場合、ボディ表面に微細な凹凸が生じてしまう。この状態はゆず肌と呼ばれ、意図していた滑らかな表面とは異なり、製品の外観の意匠性を低下させてしまう。
(【0011】以降は省略されています)

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