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公開番号2024056096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024037180,2020003501
出願日2024-03-11,2020-01-14
発明の名称回転電機及び回転電機の製造方法
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H02K 1/18 20060101AFI20240412BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】より簡単な構造によってケースとステータとが相対回転しないように固定する。
【解決手段】回転電機20は、ロータ21に対して径方向Rの外側R1に配置されたステータコア25と、ステータコア25の外周面25bに対向する内周面11aを備えたケース1と、を備え、ステータコア25の外周面25bと、ケース1の内周面11aとが締まり嵌めにより嵌合し、ステータコア25の外周面25bとケース1の内周面11aとの何れか一方における周方向Cの少なくとも1箇所に、凸状又は凹状の係止部3が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロータに対して径方向の外側に配置されたステータコアと、
前記ステータコアの外周面に対向する内周面を備えたケースと、を備え、
前記ステータコアの前記外周面と、前記ケースの前記内周面とが締まり嵌め状態で嵌合し、
前記ステータコアの前記外周面と前記ケースの前記内周面との何れか一方における周方向の少なくとも1箇所に、凸状又は凹状の係止部が形成されている、回転電機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記係止部は、前記ステータコアの前記外周面に設けられている、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記係止部は、前記ステータコアの前記外周面と前記ケースの前記内周面とが対向する領域における軸方向の全域に亘って連続するように形成されている、請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記係止部は、前記ステータコアの前記外周面に、当該外周面から前記径方向の外側に突出するように形成され、
前記係止部と前記係止部以外の一般部との前記径方向の段差は、前記ステータコアと前記ケースとを焼き嵌めにより嵌合させる際における前記ケースの前記内周面の前記径方向の外側への膨張量以下に設定されている、請求項1から3の何れか一項に記載の回転電機。
【請求項5】
前記係止部は、前記周方向の複数箇所に配置されている、請求項1から4の何れか一項に記載の回転電機。
【請求項6】
前記係止部は、前記周方向の配置間隔が不均等となるように配置されている、請求項5記載の回転電機。
【請求項7】
前記係止部は、前記ステータコアの前記外周面に設けられ、前記ケースは、周方向において前記径方向の強度が他の部分よりも弱い対象部を備え、当該対象部と前記係止部とが前記径方向に沿う径方向視で重複している、請求項1から6の何れか一項に記載の回転電機。
【請求項8】
ステータコアと、前記ステータコアの外周面に対向する内周面を備えたケースと、を備えた回転電機の製造方法であって、
前記ステータコアの前記外周面と前記ケースの前記内周面との何れか一方における周方向の少なくとも1箇所に、凸状又は凹状の係止部が形成された状態で、前記ステータコアの前記外周面と前記ケースの前記内周面とが締まり嵌め状態となるように、前記ステータコアと前記ケースとを嵌合させる、回転電機の製造方法。
【請求項9】
前記係止部は、前記ステータコアの前記外周面に、当該外周面から前記径方向の外側に突出するように形成されており、
前記ケースの前記内周面の前記径方向の外側への膨張量が、前記係止部と前記係止部以外の一般部との前記径方向の段差よりも大きくなるように、前記ケースを加熱した状態で、前記ステータコアと前記ケースとを焼き嵌めにより嵌合させる、請求項8に記載の回転電機の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータに対して径方向の外側に配置されたステータと、ステータの外周面の側に対向する内周面を備えたケースとを備えた回転電機及び回転電機の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特開2015-34754号公報には、インナーロータ型の回転電機を収容するケース(101)に対するステータ(11)の周方向への移動を規制するためのキー構造(キー係合部(30))を備えた回転電機(MG)が開示されている(背景技術において括弧内の符号は参照する文献のもの。)。このキー構造は、ステータ(11)の外周面から径方向外側に向けて突出したキー突起(31)と、ステータ(11)の外周面に対向するケース(101)の内周面の側に径方向外側に向けて引退するように形成されたキー溝(32)とにより構成されている。キー溝(32)とキー突起(31)とが係合することによって、ケース(101)に対するステータ(11)の周方向への移動が規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-34754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなキー構造を設ける場合、ケース及びステータの双方の加工コストが発生し、回転電機の生産コストを上昇させる可能性がある。また、キー溝とキー突起との間には、クリアランスが必要であり、このクリアランスの範囲内でケースとステータとは微小に相対回転する。そして、この相対回転によって、振動や騒音が生じる可能性がある。
【0005】
そこで、より簡単な構造によって、ケースとステータとが相対回転しないように固定する技術が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑みた本発明に係る回転電機は、ロータに対して径方向の外側に配置されたステータコアと、前記ステータコアの外周面に対向する内周面を備えたケースと、を備え、前記ステータコアの前記外周面と、前記ケースの前記内周面とが締まり嵌め状態で嵌合し、前記ステータコアの前記外周面と前記ケースの前記内周面との何れか一方における周方向の少なくとも1箇所に、凸状又は凹状の係止部が形成されている。
【0007】
ケースとステータコアとの径方向に対向する境界部分は、回転電機の回転軸に沿った方向に見た軸方向視で円状である。本構成によれば、ステータコアの外周面とケースの内周面との何れか一方に係止部が形成されており、ステータコアの外周面とケースの内周面とが締まり嵌めにより嵌合しているので、締まり嵌めの圧力によって、係止部が、ステータコアの外周面とケースの内周面との何れか他方に食い込んだ状態となる。これにより、円状の境界部分においてステータコアとケースとが周方向に相対移動することが抑制される。この係止部は、ステータコアの外周面とケースの内周面との何れか一方に形成されていれば良いので、係止部を設けることも容易である。このように本構成によれば、より簡単な構造によって、ケースとステータとが相対回転しないように固定することができる。
【0008】
また、上記課題に鑑みた本発明に係る回転電機の製造方法は、ステータコアと、前記ステータコアの外周面に対向する内周面を備えたケースと、を備えた回転電機の製造方法であって、前記ステータコアの前記外周面と前記ケースの前記内周面との何れか一方における周方向の少なくとも1箇所に、凸状又は凹状の係止部が形成された状態で、前記ステータコアの前記外周面と前記ケースの前記内周面とが締まり嵌め状態となるように、前記ステータコアと前記ケースとを嵌合させる。
【0009】
この製造方法によれば、対向するステータコアの外周面とケースの内周面との何れか一方に係止部が形成されている状態で、ステータコアの外周面とケースの内周面とが締まり嵌め状態となるように嵌合させるので、締まり嵌めの圧力によって、係止部が、ステータコアの外周面とケースの内周面との何れか他方に食い込んだ状態となる。これにより、軸方向視でケースとステータコアとの径方向に対向する円状の境界部分においてステータコアとケースとが周方向に相対移動することが抑制される。この係止部は、ステータコアの外周面とケースの内周面との何れか一方に形成されていれば良いので、係止部を設けることも容易である。このように本製造方法によれば、より簡単な構造によって、ケースとステータとが相対回転しないように固定することができる。
【0010】
回転電機及び回転電機の製造方法のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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