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公開番号2024055633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162724
出願日2022-10-07
発明の名称遠隔制御装置、遠隔制御プログラム、及び遠隔制御方法
出願人東京瓦斯株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F24F 11/80 20180101AFI20240411BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空調機との間で双方向にデータ通信を行うことができない場合であっても、空調機の現在の稼働状態を推定する。
【解決手段】スマートリモコン1は、ユーザから受け付けた指示を、赤外線を用いてエアコン2に送信するだけの単方向の赤外線通信を行い、季節に関する情報である季節情報、及び自宅7における室内温度を取得し、取得した季節情報を用いて現在の季節を推定すると共に、推定した季節毎に応じたエアコン2の推奨設定温度と取得した室内温度とを比較し、エアコン2によって室内温度が推奨設定温度を超えるような運転が行われている場合、エアコン2の設定温度を推奨設定温度に設定し、エアコン2によって室内温度が推奨設定温度を超えるような運転が行われていない場合、エアコン2に対する制御を行わないようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
空調機に対する指示を、赤外線を用いて前記空調機に送信する一方、前記指示に対する前記空調機からの応答は受信することができない単方向の赤外線通信を行う通信部と、
季節に関する情報である季節情報、及び前記空調機が設置された住宅における室内温度を取得する取得部と、
前記取得部で取得した前記季節情報を用いて現在の季節を推定する推定部と、
前記推定部で推定した季節毎に前記空調機の推奨設定温度として予め定められた推奨設定温度と前記取得部で取得した前記室内温度とを比較し、前記空調機において前記室内温度が前記推奨設定温度を超えるような運転が行われている場合、前記空調機の設定温度を前記推奨設定温度に設定し、前記空調機において前記室内温度が前記推奨設定温度を超えるような運転が行われていない場合、前記空調機に対する制御を行わないようにする制御部と、
を備えた遠隔制御装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記推定部は、前記季節情報を用いて現在の季節が夏季であるか冬季であるかを推定し、
前記制御部は、前記推定部で推定された現在の季節が夏季である際に、前記室内温度が、夏季における前記空調機の推奨設定温度として予め定められた第1推奨設定温度未満である場合には、前記空調機の設定温度を前記第1推奨設定温度に設定し、前記室内温度が前記第1推奨設定温度以上である場合には、前記空調機に対する制御を行わないようにすると共に、前記推定部で推定された現在の季節が冬季である際に、前記室内温度が、冬季における前記空調機の推奨設定温度として予め定められた第2推奨設定温度を超える場合には、前記空調機の設定温度を前記第2推奨設定温度に設定し、前記室内温度が前記第2推奨設定温度以下である場合には、前記空調機に対する制御を行わないようにする
請求項1に記載の遠隔制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、現在の季節が夏季であって、かつ、前記室内温度が前記第1推奨設定温度以上である場合、及び、現在の季節が冬季であって、かつ、前記室内温度が前記第2推奨設定温度以下である場合に、前記空調機に対する制御を行わないようにする代わりに、前記空調機の電源をオフにする制御を行う
請求項2に記載の遠隔制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、ユーザの指示に従って、前記第1推奨設定温度、及び前記第2推奨設定温度の少なくとも一方を変更する制御を行う
請求項3に記載の遠隔制御装置。
【請求項5】
前記取得部は、前記空調機が設置された住宅を自宅として登録しているユーザの位置情報、及び前記空調機が設置された住宅の室内における照度の少なくとも一方を更に取得し、
前記制御部は、現在の季節が夏季の際に前記室内温度が前記第1推奨設定温度未満である場合、又は、現在の季節が冬季の際に前記室内温度が前記第2推奨設定温度を超える場合には、ユーザの位置情報、及び前記照度の少なくとも一方を用いて、前記空調機が設置された住宅におけるユーザの在宅状況を特定し、ユーザが不在であると特定した場合には前記空調機に対する制御を行わないようにする
請求項2に記載の遠隔制御装置。
【請求項6】
前記取得部は、ユーザが携帯する携帯機器から得られるユーザの位置情報を取得し、
前記制御部は、取得した位置情報によって表されるユーザの位置がユーザの自宅から規定距離以上離れている場合、ユーザの自宅にユーザは不在であると特定し、
ユーザの位置がユーザの自宅から前記規定距離未満である場合、又は、ユーザの自宅が未登録の場合、ユーザの自宅にユーザが在宅していると特定し、現在の季節に応じて、前記空調機の設定温度を前記第1推奨設定温度、又は、前記第2推奨設定温度に設定する制御を行う
請求項5に記載の遠隔制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、ユーザの自宅にユーザは不在であると特定した場合、前記空調機に対する制御を行わないようにする代わりに、前記空調機の電源をオフにする制御を行う
請求項6に記載の遠隔制御装置。
【請求項8】
ユーザの指示に従って、前記第1推奨設定温度、前記第2推奨設定温度、及び前記規定距離の少なくとも1つを変更する制御を行う
請求項7に記載の遠隔制御装置。
【請求項9】
前記取得部は、前記空調機が設置された住宅の室内に備えられた照度センサから前記室内の照度を取得し、
前記制御部は、前記空調機の設定温度を前記第1推奨設定温度、又は、前記第2推奨設定温度に設定する前に、前記取得した照度が前記室内の窓のカーテンを閉じて前記室内の照明を消灯している状態での前記室内の照度を表す規定照度未満である場合、ユーザの自宅にユーザは不在であると特定し、前記空調機に対する制御を行わないようにする
請求項6に記載の遠隔制御装置。
【請求項10】
前記取得部は、前記空調機が設置された住宅の室内に備えられた照度センサから前記室内の照度を取得し、
前記制御部は、前記取得した照度が前記室内の窓のカーテンを閉じて前記室内の照明を消灯している状態での前記室内の照度を表す規定照度未満である場合、ユーザの自宅にユーザは不在であると特定する
請求項5に記載の遠隔制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調機に対して赤外線方式で制御を行う遠隔制御装置、遠隔制御プログラム、及び遠隔制御方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
通信回線に接続されたスマートリモコンを用いて住宅内の空調機を遠隔制御する方法が従来から知られており、例えば特許文献1には、ユーザがスマートフォンからスマートリモコンに指示を送信すると、スマートリモコンが受信した指示に応じた制御データを空調機に送信して空調機の制御を行う空気調和システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-207254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される従来技術は、空調機とスマートリモコンの通信方式にECHONETLite(登録商標)を用いてデータ通信を行っている。ECHONETLiteでは空調機とスマートリモコンとの間で双方向にデータ通信が可能である。したがって、ECHONETLite方式に対応したスマートリモコンは、空調機の電源状態や、空調機が冷房、暖房、及び除湿等のうちどのような種類の運転を行っているのかといった動作モードや、風量及び温度等の条件設定を事前に空調機から取得して、現在の空調機の稼働状態から相対的な運転指示を行うことができる。
【0005】
しかしながら、ユーザが使用している空調機のスマートリモコンが、必ずしもECHONETLite方式に対応しているとは限らない。例えば空調機のスマートリモコンが赤外線方式である場合、赤外線方式ではデータの送信方向がスマートリモコンから空調機への単方向に限定されるため、スマートリモコンは空調機の現在の稼働状態を取得することができない。換言すれば、遠隔地にいるユーザも空調機における現在の稼働状態を知ることができない。
【0006】
このように、空調機の制御に赤外線方式のスマートリモコンを用いる場合、スマートリモコンは、空調機における現在の稼働状態を把握していないユーザの指示に従って空調機の制御を行うことになる。したがって、例えば節電を目的としたデマンドレスポンス(Demand Response:DR)制御を行わなければならない状況であっても、ユーザの指示に対応した制御データをそのまま空調機に送信した場合、例えば停止していた空調機の電源をオンにしたり、消費電力が増加する方向に設定温度を設定したりといった、空調機に対して節電に反する運転を実行させてしまうことがあるといった問題が生じる。
【0007】
本開示は上記事実を鑑みてなされたものであり、空調機との間で双方向にデータ通信を行うことができない場合であっても、空調機の現在の稼働状態を推定することができる遠隔制御装置、遠隔制御プログラム、及び遠隔制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1態様に係る遠隔制御装置は、空調機に対する指示を、赤外線を用いて前記空調機に送信する一方、前記指示に対する前記空調機からの応答は受信することができない単方向の赤外線通信を行う通信部と、季節に関する情報である季節情報、及び前記空調機が設置された住宅における室内温度を取得する取得部と、前記取得部で取得した前記季節情報を用いて現在の季節を推定する推定部と、前記推定部で推定した季節毎に前記空調機の推奨設定温度として予め定められた推奨設定温度と前記取得部で取得した前記室内温度とを比較し、前記空調機において前記室内温度が前記推奨設定温度を超えるような運転が行われている場合、前記空調機の設定温度を前記推奨設定温度に設定し、前記空調機において前記室内温度が前記推奨設定温度を超えるような運転が行われていない場合、前記空調機に対する制御を行わないようにする制御部と、を備える。
【0009】
第2態様に係る遠隔制御装置は、第1態様に係る遠隔制御装置において、前記推定部は、前記季節情報を用いて現在の季節が夏季であるか冬季であるかを推定し、前記制御部は、前記推定部で推定された現在の季節が夏季である際に、前記室内温度が、夏季における前記空調機の推奨設定温度として予め定められた第1推奨設定温度未満である場合には、前記空調機の設定温度を前記第1推奨設定温度に設定し、前記室内温度が前記第1推奨設定温度以上である場合には、前記空調機に対する制御を行わないようにすると共に、前記推定部で推定された現在の季節が冬季である際に、前記室内温度が、冬季における前記空調機の推奨設定温度として予め定められた第2推奨設定温度を超える場合には、前記空調機の設定温度を前記第2推奨設定温度に設定し、前記室内温度が前記第2推奨設定温度以下である場合には、前記空調機に対する制御を行わないようにする。
【0010】
第3態様に係る遠隔制御装置は、第2態様に係る遠隔制御装置において、前記制御部は、現在の季節が夏季であって、かつ、前記室内温度が前記第1推奨設定温度以上である場合、及び、現在の季節が冬季であって、かつ、前記室内温度が前記第2推奨設定温度以下である場合に、前記空調機に対する制御を行わないようにする代わりに、前記空調機の電源をオフにする制御を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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