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公開番号2024055076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161686
出願日2022-10-06
発明の名称プローブ
出願人I-PEX株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01R 1/067 20060101AFI20240411BHJP(測定;試験)
要約【課題】プローブピンとコンタクトとの接触の信頼性を高めるプローブを提供する。
【解決手段】プローブ1は、コンタクト101を備えるコネクタ100の検査に用いられる。プローブ1は、コンタクト101に対応するように設けられたプローブピン3と、プローブピン3を内包し、プローブピン3の先端を露出させる先端部52と、プローブピン3に電気的に接続される導電部2を内包する本体部51と、を有するプランジャ5と、プランジャ5の先端部52を摺動可能に収容するハウジング7と、プランジャ5の本体部51及びハウジング7を挿入する孔が設けられたフランジ6と、フランジ6とプランジャ5との間に配置され、プランジャ5をフランジ6から離れる方向に付勢する第1のスプリング81と、フランジ6とハウジング7との間に配置され、ハウジング7をフランジ6から離れる方向に付勢する第2のスプリング82と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コンタクトを備えるコネクタの検査に用いられるプローブであって、
前記コンタクトに対応するように設けられたプローブピンと、
前記プローブピンを内包し、前記プローブピンの先端を露出させる先端部と、前記プローブピンに電気的に接続される導電部を内包する本体部と、を有するプランジャと、
前記プランジャの先端部を摺動可能に収容するハウジングと、
前記プランジャの本体部及び前記ハウジングを挿入する孔が設けられたフランジと、
前記フランジと前記プランジャとの間に配置され、前記プランジャを前記フランジから離れる方向に付勢する第1弾性体と、
前記フランジと前記ハウジングとの間に配置され、前記ハウジングを前記フランジから離れる方向に付勢する第2弾性体と、
を備えるプローブ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
コンタクトを備えるコネクタの検査に用いられるプローブであって、
前記コンタクトに対応するように設けられたプローブピンと、
前記プローブピンを内包し、前記プローブピンの先端を露出させる先端部と、前記プローブピンに電気的に接続される導電部を内包する本体部と、を有するプランジャと、
前記プランジャの先端部を摺動可能に収容するハウジングと、
前記プランジャの本体部及び前記ハウジングを挿入する孔が設けられたフランジと、
前記プランジャと前記ハウジングとの間に配置され、前記ハウジングを前記プランジャから離れる方向に付勢する第1弾性体と、
前記フランジと前記ハウジングとの間に配置され、前記ハウジングを前記フランジから離れる方向に付勢する第2弾性体と、
を備えるプローブ。
【請求項3】
前記フランジは、前記本体部を挿入する孔、及び前記ハウジングの少なくとも一部を挿入する孔がそれぞれ設けられた摺動部材を備え、
前記第1弾性体は、前記摺動部材と前記プランジャとの間に配置され、
前記第2弾性体は、前記摺動部材と前記ハウジングとの間に配置される、
請求項1に記載のプローブ。
【請求項4】
前記フランジは、前記本体部を挿入する孔、及び前記ハウジングの少なくとも一部を挿入する孔がそれぞれ設けられた摺動部材を備え、
前記第2弾性体は、前記摺動部材と前記ハウジングとの間に配置される、
請求項2に記載のプローブ。
【請求項5】
前記摺動部材は、前記摺動部材に接する前記第1弾性体の端部と、前記摺動部材に接する前記第2弾性体の端部との間を仕切るように板状に延びるリブを有している、請求項3に記載のプローブ。
【請求項6】
前記摺動部材には、前記摺動部材に接する前記第1弾性体の端部、又は前記摺動部材に接する前記第2弾性体の端部の少なくとも一方が嵌め込まれる凹部が設けられている、請求項3に記載のプローブ。
【請求項7】
前記摺動部材は、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、及びポリテトラフルオロエチレン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも一種で形成されている、請求項3又は4に記載のプローブ。
【請求項8】
前記本体部を取り囲むように、前記本体部に固定された追従部材と、
前記ハウジングに嵌合されており、前記追従部材を摺動可能に収容するキャップと、を更に備える、
請求項1又は2に記載のプローブ。
【請求項9】
前記第2弾性体は、前記第1弾性体を取り囲むように、前記第1弾性体と同心軸上に配置され、
前記第2弾性体の軸方向における長さは、前記第1弾性体の軸方向における長さよりも長い、
請求項1又は2に記載のプローブ。
【請求項10】
前記ハウジングは、前記第1弾性体及び前記第2弾性体を収容している、請求項1又は2に記載のプローブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタの検査に用いられるプローブに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フランジと、第1プランジャと、第1弾性体と、第2プランジャと、第2弾性体と、を備えるプローブが開示されている。このプローブでは、第1弾性体がフランジと第1プランジャとの間に配置され、第2弾性体が第1プランジャと第2プランジャとの間に配置されている。第1プランジャは、第1弾性体と第2弾性体とを直列的に支持している。このプローブでは、第1弾性体の圧縮により検査対象のコネクタに対する位置決めが行われた後、第2弾性体の圧縮によりプローブピンが突出する。その結果、プローブピンとコネクタのコンタクトとが接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/122006号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示されるようなプローブでは、第1プランジャが第1弾性体と第2弾性体とを直列的に支持していることにより、第1弾性体の圧縮が第1プランジャを介して第2弾性体の圧縮に影響を与える可能性がある。その結果、従来のプローブでは、プローブピンとコンタクトとの接触の信頼性を高めることが困難であった。
【0005】
本開示は、プローブピンとコンタクトとの接触の信頼性を高めるプローブを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るプローブは、コンタクトを備えるコネクタの検査に用いられる。プローブは、コンタクトに対応するように設けられたプローブピンと、プローブピンを内包し、プローブピンの先端を露出させる先端部と、プローブピンに電気的に接続される導電部を内包する本体部と、を有するプランジャと、プランジャの先端部を摺動可能に収容するハウジングと、プランジャの本体部及びハウジングを挿入する孔が設けられたフランジと、フランジとプランジャとの間に配置され、プランジャをフランジから離れる方向に付勢する第1弾性体と、フランジとハウジングとの間に配置され、ハウジングをフランジから離れる方向に付勢する第2弾性体と、を備える。
【0007】
本開示の別の態様に係るプローブは、コンタクトを備えるコネクタの検査に用いられるプローブであって、コンタクトに対応するように設けられたプローブピンと、プローブピンを内包し、プローブピンの先端を露出させる先端部と、プローブピンに電気的に接続される導電部を内包する本体部と、を有するプランジャと、プランジャの先端部を摺動可能に収容するハウジングと、プランジャの本体部及びハウジングを挿入する孔が設けられたフランジと、プランジャとハウジングとの間に配置され、ハウジングをプランジャから離れる方向に付勢する第1弾性体と、フランジとハウジングとの間に配置され、ハウジングをフランジから離れる方向に付勢する第2弾性体と、を備える。
【0008】
本開示のプローブでは、第1弾性体及び第2弾性体がそれぞれフランジ又はハウジングに接している。換言すると、フランジ又はハウジングは、第1弾性体及び第2弾性体をそれぞれ支持している。第1弾性体の付勢力によって、フランジに対するプランジャの位置が定められるか、又はハウジングに対するプランジャの位置が定められる。第2弾性体の付勢力によって、フランジに対するハウジングの位置が定められている。このような構成によれば、フランジに対する第1弾性体の揺動方向と第2弾性体の揺動方向とが一致する。具体的には、プローブとコネクタとの接続において、フランジがコネクタに向けて押下されると、第2弾性体がハウジングを介してコネクタからの押圧力を受けて圧縮されて、プローブ(特にハウジング)とコネクタとの位置決めが行われる。位置決めの際に、第1弾性体が揺動した方向と、第2弾性体が揺動した方向とが一致する。すなわち、第1弾性体の傾きと、第2弾性体の傾きとのずれが生じない。位置決めが完了した後、フランジがコネクタに向けて更に押下されると、第1弾性体がフランジからの押圧力を受けて圧縮される。このとき、第2弾性体に接しているハウジングと、第1弾性体に接しているプランジャとの相対的な位置ずれが生じない。そして、第1弾性体の圧縮に応じてプランジャが移動することによって、プローブピンとコネクタのコンタクトとの接触が行われる。これにより、位置決めにおける第1弾性体の揺動方向と第2弾性体の揺動方向とを一致させた状態で、プランジャ及びプローブピンを移動させることができる。その結果、プローブピンとコンタクトとの接触の信頼性を高めることができる。
【0009】
フランジは、本体部を挿入する孔、及びハウジングの少なくとも一部を挿入する孔がそれぞれ設けられた摺動部材を備えてもよい。第1弾性体は、摺動部材とプランジャとの間に配置されてもよい。第2弾性体は、摺動部材とハウジングとの間に配置されてもよい。摺動部材に設けられたそれぞれの孔にハウジングの少なくとも一部及び本体部が挿入される。この場合、ハウジングと本体部(プランジャ)との相対位置が規定された上で、フランジとハウジングとの相対的な傾きが抑制されると共に、フランジとプランジャとの相対的な傾きも抑制される。ハウジングに対するプランジャの傾きが抑制されることによって、プランジャの摺動を安定化させることができる。その結果、プローブピンとコンタクトとの接触の信頼性をより高めることができる。
【0010】
摺動部材は、摺動部材に接する第1弾性体の端部と、摺動部材に接する第2弾性体の端部との間を仕切るように板状に延びるリブを有していてもよい。この場合、第1弾性体の端部と第2弾性体の端部との接触を防止できる。これにより、プローブピンとコンタクトとの接触の信頼性をより高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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