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公開番号2024055045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161638
出願日2022-10-06
発明の名称ガラス製造装置、ガラス、光学系、光学装置、及びガラス製造方法
出願人株式会社ニコン
代理人弁理士法人湘洋特許事務所
主分類C03B 19/00 20060101AFI20240411BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】レーザ浮遊炉内においてガラス試料を浮遊ガスで安定して浮遊させることができる、光学ガラスの製造方法を提供する。
【解決手段】非接触支持されたガラス原料の融液を冷却させてガラスを製造するガラス製造装置であって、前記ガラス原料を加熱する加熱部と、前記ガラス原料の融液を非接触支持する支持部と、前記支持部によって非接触支持された前記ガラス原料の融液を成形する成形部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
非接触支持されたガラス原料の融液を冷却させてガラスを製造するガラス製造装置であって、
前記ガラス原料を加熱する加熱部と、
前記ガラス原料の融液を非接触支持する支持部と、
前記支持部によって非接触支持された前記ガラス原料の融液を成形する成形部と、を有するガラス製造装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記成形部は、前記加熱部による前記ガラス原料の加熱後に、前記支持部の非接触支持を維持した状態で、前記ガラス原料の融液を成形する、請求項1に記載のガラス製造装置。
【請求項3】
前記成形部を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記ガラスが有する所定の特性によって算出される条件に基づいて前記成形部を制御する、請求項1または2に記載のガラス製造装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記条件に基づいて前記ガラス原料の融液を成形するタイミングを算出する算出部を有し、前記算出部によって算出された前記タイミングで前記ガラス原料の融液を前記成形部によって成形する制御を行う、請求項3に記載のガラス製造装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記ガラス原料の融液の温度を計測する計測部を有し、前記計測部の計測結果と、前記条件とに基づいて前記ガラス原料の融液を成形するタイミングを判断し、前記タイミングで前記ガラス原料の融液を前記成形部によって成形する制御を行う、請求項3に記載のガラス製造装置。
【請求項6】
前記所定の特性は、前記ガラスの屈伏点の温度である、請求項3~5のいずれか一項に記載のガラス製造装置。
【請求項7】
前記条件は、前記ガラス原料の融液の温度が、前記ガラスの屈伏点以下の温度であり、
前記制御部は、前記成形部による前記ガラス原料の融液の成形が前記条件を満たすように行われるよう制御する、請求項3~6のいずれか一項に記載のガラス製造装置。
【請求項8】
前記所定の特性は、前記ガラスのガラス転移点である、請求項7に記載のガラス製造装置。
【請求項9】
前記条件は、前記ガラス原料の融液の温度が、前記ガラスの屈伏点以下の温度かつ前記ガラスのガラス転移点以上の温度であり、
前記制御部は、前記成形部による前記ガラス原料の融液の成形が前記条件を満たすように行われるよう制御する、請求項8に記載のガラス製造装置。
【請求項10】
前記成形部は、前記ガラス原料の融液の形状を成形する成形部材を有し、前記ガラス原料の融液に前記成形部材を押し当てて成形する、請求項1~9のいずれか一項に記載のガラス製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス製造装置、ガラス、光学系、光学装置、及びガラス製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、レーザ浮遊炉を用いた光学ガラスの製造方法が開示されている。このようなレーザ浮遊炉においては、ガラス試料を浮遊ガスで安定して浮遊させることが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-196236号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の態様は、例えば、非接触支持されたガラス原料の融液を冷却させてガラスを製造するガラス製造装置であって、前記ガラス原料を加熱する加熱部と、前記ガラス原料の融液を非接触支持する支持部と、前記支持部によって非接触支持された前記ガラス原料の融液を成形する成形部と、を有する。
【0005】
本発明の他の態様は、上述のガラス製造装置を用いて製造されたガラスである。
【0006】
本発明の他の態様は、上述のガラスを用いた光学系である。
【0007】
本発明の他の態様は、上述の光学系を用いた光学装置である。
【0008】
本発明の他の態様は、浮遊させたガラス原料を加熱し、熔融し、冷却させてガラスを得るガラス製造方法であって、前記ガラス原料を加熱し、熔融させる熔融工程と、前記ガラス原料若しくは熔融したガラスを浮遊させる浮遊工程と、前記熔融したガラスへの加熱を停止する停止工程と、前記熔融したガラスを冷却させ前記ガラスを得る冷却工程と、前記ガラスを加熱し、成形部材を用いて前記ガラスの形状を変形させる成形工程と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る保持部材を含む浮遊炉を備えたガラス製造装置の模式図である。
図2は、図1において支持部の上で浮遊した試料を加熱する状態を示す模式図(断面図)である。
図3は、第1の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)である。図3(A)は、第1の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)であり、図3(B)は、成形部材31を支持部材12側から見た図(その1)であり、図3(C)は、成形部材31を支持部材12側から見た図(その2)である。
図4は、第2の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)である。
図5は、第2の実施形態の変形例における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)である。
図6は、第3の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)である。
図7は、第4の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)である。
図8は、第5の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)である。図8(A)は、第5の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図その1(断面図)であって、図8(B)は、第5の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図その2(断面図)である。
図9は、第6の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図(断面図)である。図9(A)は、第6の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図その1(断面図)であって、図9(B)は成形部材38の変形例であり、図9(C)は第6の実施形態における浮遊炉近傍の一例を示す模式図その3(断面図)である。図9(D)は、成形部材383を用いた試料Uの成形方法の変形例である。
図10は、各実施例の結果得られた試料の計測結果を示す図である。
図11は、各実施形態に係る光学装置を撮像装置とした場合の一例の斜視図である。
図12は、各実施形態に係る光学装置を撮像装置とした場合の別の例の正面図である。
図13は、各実施形態に係る光学装置を撮像装置とした場合の別の例の背面図である。
図14は、各実施形態に係る光学装置を多光子顕微鏡とした場合の一例を示すブロック図である。
図15は、各実施形態に係る接合レンズの一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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