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公開番号2024053950
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160490
出願日2022-10-04
発明の名称剛性評価方法及び剛性評価装置
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01M 17/02 20060101AFI20240409BHJP(測定;試験)
要約【課題】空気入りタイヤの縦ばね剛性を、トレッドゴムに起因する縦ばね定数とケース構造体に起因する縦ばね定数とに分離する。
【解決手段】剛性評価方法は、リムに組み込まれ、内圧が充填された空気入りタイヤに荷重を第1方向に負荷してトレッド部を試験面に押し付ける第1ステップS1と、荷重と、空気入りタイヤのタイヤ軸に作用する第1方向への変位を検出する第2ステップS2と、荷重及び変位に基づいて、空気入りタイヤのトレッドゴムに起因する第1縦ばね定数と、ケース構造体に起因する第2縦ばね定数とを計算する第3ステップS3とを含む。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
トレッドゴムを備えたトレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、前記一対のビード部間をのびるカーカスを備えたケース構造体とを含む空気入りタイヤの剛性評価方法であって、
リムに組み込まれ、内圧が充填された前記空気入りタイヤに荷重を第1方向に負荷して前記トレッド部を試験面に押し付ける第1ステップと、
前記荷重と、前記空気入りタイヤのタイヤ軸に作用する前記第1方向への変位を検出する第2ステップと、
前記荷重及び前記変位に基づいて、前記空気入りタイヤの前記トレッドゴムに起因する第1縦ばね定数と、前記ケース構造体に起因する第2縦ばね定数とを計算する第3ステップとを含む、
剛性評価方法。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第3ステップは、前記変位の二乗を前記荷重で除したパラメーターを計算する第4ステップを含む、請求項1に記載の剛性評価方法。
【請求項3】
前記第3ステップは、前記変位と前記パラメーターとの関係を一次関数で近似する第5ステップを含む、請求項2に記載の剛性評価方法。
【請求項4】
前記第3ステップは、前記一次関数の傾きを計算することにより、前記第2縦ばね定数を得る第6ステップを含む、請求項3に記載の剛性評価方法。
【請求項5】
前記第3ステップは、前記一次関数の傾き及び切片を計算し、前記変位、前記傾き及び前記切片に基づいて、前記第1縦ばね定数を計算する第7ステップを含む、請求項3に記載の剛性評価方法。
【請求項6】
前記第7ステップは、前記傾きと前記変位との積を前記切片で除することにより、前記第1縦ばね定数を計算する、請求項5に記載の剛性評価方法。
【請求項7】
トレッドゴムを備えたトレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、前記一対のビード部間を延びるカーカスを備えたケース構造体とを含む空気入りタイヤの剛性評価装置であって、
リムに組み込まれ、内圧が充填された前記空気入りタイヤに荷重を第1方向に負荷する荷重部と、
前記空気入りタイヤの負荷時に前記トレッド部が押し付けられる試験面と、
前記荷重と、前記空気入りタイヤのタイヤ軸に作用する前記第1方向への変位を検出する検出部と、
前記荷重及び前記変位に基づいて、前記空気入りタイヤの前記トレッドゴムに起因する第1縦ばね定数と、前記ケース構造体に起因する第2縦ばね定数とを計算する計算部とを含む、
剛性評価装置。
【請求項8】
前記試験面は、平面状に形成されている、請求項7に記載の剛性評価装置。
【請求項9】
前記試験面は、規則的に配置された複数の突起を含む、請求項7に記載の剛性評価装置。
【請求項10】
隣り合う前記複数の突起の間隔は、20mm以下である、請求項9に記載の剛性評価装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤの剛性を評価する技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、空気入りタイヤの剛性を評価する手法に関し、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-176786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
荷重が負荷された空気入りタイヤの変形は、地面に接触するトレッドゴムの変形とカーカスを含むケース構造体の変形とが合成されたものである。従って、本件発明者は、空気入りタイヤの縦ばね剛性を、トレッドゴムに起因する縦ばね定数とケース構造体の縦ばね定数とに分離することができれば、乗心地性能やノイズ性能等の向上に役立つと考えた。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された方法をもってしても、空気入りタイヤの縦ばね剛性を、トレッドゴムに起因する縦ばね定数とケース構造体に起因する縦ばね定数とに分離することができず、さらなる技術の確立が期待されていた。
【0006】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、空気入りタイヤの縦ばね剛性を、トレッドゴムに起因する縦ばね定数とケース構造体に起因する縦ばね定数とに分離して評価することができる剛性評価方法及び剛性評価装置を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、トレッドゴムを備えたトレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、前記一対のビード部間をのびるカーカスを備えたケース構造体とを含む空気入りタイヤの剛性評価方法であって、
リムに組み込まれ、内圧が充填された前記空気入りタイヤに荷重を第1方向に負荷して前記トレッド部を試験面に押し付ける第1ステップと、
前記荷重と、前記空気入りタイヤのタイヤ軸に作用する前記第1方向への変位を検出する第2ステップと、
前記荷重及び前記変位に基づいて、前記空気入りタイヤの前記トレッドゴムに起因する第1縦ばね定数と、前記ケース構造体に起因する第2縦ばね定数とを計算する第3ステップとを含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明の前記剛性評価方法では、前記第1ステップで前記空気入りタイヤの前記トレッド部が前記試験面に押し付けられ、前記第2ステップで前記荷重と前記変位とが検出され、前記第3ステップで前記荷重及び前記変位に基づいて、前記空気入りタイヤの前記トレッドゴムに起因する第1縦ばね定数と、前記ケース構造体に起因する第2縦ばね定数とが計算される。従って、前記空気入りタイヤの縦ばね剛性を、前記トレッドゴムに起因する前記第1縦ばね定数と前記ケース構造体に起因する前記第2縦ばね定数とに分離して評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明で縦ばね剛性が評価される空気入りタイヤの一実施形態を示す子午断面トレッド部の展開図である。
図1の空気入りタイヤの縦ばね剛性を測定する要領を示す断面図である。
図1の空気入りタイヤにおける荷重とタイヤ軸の変位との関係を示すグラフである。
荷重が負荷される前後の空気入りタイヤの断面図である。
同一サイズのタイヤAとタイヤBでのケース構造体の変位と容積変化の関係を示すグラフである。
荷重が負荷される前後の空気入りタイヤの断面図である。
同一サイズのタイヤAとタイヤBでの全体のたわみと実接地面積との関係を示すグラフである。
パラメーターΔX
2
/Fと変位ΔXとの関係を示すグラフである。
本実施形態の剛性評価方法の手順の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の剛性評価装置の概略構成を示す正面図である。
図9の第3ステップの手順を詳述するフローチャートである。
試験面板の一例を示す斜視図である。
図12の試験面板の変形例を示す斜視図である。
図12の試験面板の別の変形例を示す斜視図である。
図12の試験面板のさらに別の変形例を示す斜視図である。
図12の試験面板のさらに別の変形例を示す斜視図である。
図12の試験面板のさらに別の変形例を示す斜視図である。
図12の試験面板のさらに別の変形例を示す斜視図である。
空気入りタイヤの全体の縦ばね定数Kzと突起乗り越し性能との相関を示すグラフである。
空気入りタイヤの第2縦ばね定数K

と突起乗り越し性能との相関を示すグラフである。
空気入りタイヤの第1縦ばね定数K

と突起乗り越し性能との相関を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の一形態の剛性評価方法及び剛性評価装置が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の剛性評価方法によって縦剛性が評価される空気入りタイヤ1の子午断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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