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公開番号2024053322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159506
出願日2022-10-03
発明の名称レゾルバのロータおよびレゾルバ
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人個人
主分類H02K 1/28 20060101AFI20240408BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロータに回転軸を圧入した際の凸状部の不均一な変形を抑制することができるレゾルバのロータを提供する。
【解決手段】略円形状の孔12にモータのシャフト20を圧入して、シャフト20に固定されるレゾルバのロータ10である。ロータ10の外周面に、周方向に均等で径方向外側に突出する2個の凸状部11を備え、ロータ10の内周面12に、凸状部11の周方向略中央部に位置して孔12の中心に向かって突出する凸部13を設け、凸部13の180°反対側の凸状部11の周方向略中央部に位置して径方向外側に凹む凹部15を備えた。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
略円形状の孔にモータのシャフトを圧入して、前記シャフトに固定されるレゾルバのロータであって、
前記ロータの外周面に、周方向に均等で径方向外側に突出する複数の凸状部を備え、
前記ロータの内周面に、前記凸状部の周方向略中央部に位置して前記孔の中心に向かって突出する凸部を設け、他の前記凸状部の周方向略中央部に位置して径方向外側に凹む凹部を有するレゾルバのロータ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記凸部の根元の両側に逃げ溝が形成され、該逃げ溝は前記内周面の周方向に延在し、かつ前記内周面よりも径方向外側に延在して形成されている請求項1に記載のレゾルバのロータ。
【請求項3】
前記逃げ溝は、前記ロータの内周面の周方向と内周面よりも径方向外側に延在する一対の傾斜面と、該傾斜面の端部に接続されて逃げ溝の底部を構成する円筒面とからなる請求項2に記載のレゾルバのロータ。
【請求項4】
前記凹部の両側に、第2の凹部を設け、該第2の凹部は、前記逃げ溝と同形同大である請求項2に記載のレゾルバのロータ。
【請求項5】
前記ロータの外周面の前記凸状部は2つである請求項1に記載のレゾルバのロータ。
【請求項6】
前記凸部と180°対向する位置に形成された凹部15の両側に、第2の凹部を設け、第2の凹部は、周方向で90°と270°の位置を結ぶ線に対して、逃げ溝と線対称となる請求項5に記載のレゾルバのロータ。
【請求項7】
外周にキー溝を有するモータのシャフトを前記キー溝に前記凸部を嵌合させて前記孔に圧入された請求項1乃至6のいずれかに記載のレゾルバのロータを、ステータの内側に配置したレゾルバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レゾルバのロータに係り、特に、ロータへのモータのシャフトの固定構造の改良に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のレゾルバのロータとして、ロータの内孔の縁に中心に向けて突出する突起を設け、突起をシャフトの外周に形成したキー溝としての凹部と嵌合させてロータをシャフトに一体に固定する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載されたロータ1では、ロータ1の外周が2ケ所で凸状部となっている軸倍角が2倍角(2X)とされ、ロータ1の内孔1Aの内径を形成する内径壁1Aaには1個の突起3Aが軸心P側へ突出して形成されている。
【0004】
回転軸10の外周には、キー溝としての軸凹部11が形成されており、突起3Aと軸凹部11とが嵌合するように回転軸10をロータ1の内孔1Aに圧入すると、軸凹部11の両側に形成された各角部11a、11bが入り込んで逃げることができるように、突起3Aの両側に逃げ用凹部3Aa、3Abが形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-174535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、ロータ1の内孔1Aに回転軸10を圧入して、回転軸10にロータ1を固定すると、突起3A周辺を除いた内周縁の全面での圧入によって内孔1Aが非円形状となり、圧入時の応力が周方向で均一とならない。このため、ロータ1の外周面の2箇所の凸状部の箇所の変形が不均一となり、凸状部とステータ100との間のエアーギャップが不均一となる。これが凸状部により生成される回転角度信号の波形歪みの原因となり、検出する角度精度に影響を及ぼす虞がある。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ロータに回転軸を圧入した際の凸状部の不均一な変形を抑制することができるレゾルバのロータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、略円形状の孔にモータのシャフトを圧入して、前記シャフトに固定されるレゾルバのロータであって、前記ロータの外周面に、周方向に均等で径方向外側に突出する複数の凸状部を備え、前記ロータの内周面に、前記凸状部の周方向略中央部に位置して前記孔の中心に向かって突出する凸部を設け、他の前記凸状部の周方向略中央部に位置して径方向外側に凹む凹部を有するレゾルバのロータである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ロータにシャフトを圧入した際の凸状部の不均一な変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態におけるロータを示す平面図である。
本発明の実施形態におけるレゾルバを示す平面図である。
図1の矢印IIIで示す部分の拡大図である。
図1の矢印IVで示す部分の拡大図である。
図2の矢印Vで示す部分の拡大図である。
図2の矢印VIで示す部分の拡大図である。
ロータにシャフトを圧入したときのロータの外径変形量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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