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公開番号2024053096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024036626,2022581292
出願日2024-03-11,2022-01-21
発明の名称光学系および光学機器
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20240405BHJP(光学)
要約【課題】合焦の際の収差変動が少ない光学系を提供する。
【解決手段】光学系OLは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第1合焦レンズ群GF1と、正の屈折力を有する第2合焦レンズ群GF2と、負の屈折力を有する後続レンズ群GRとを有し、合焦の際、第1合焦レンズ群GF1と第2合焦レンズ群GF2とが互いに異なる軌跡で光軸に沿って移動し、第1合焦レンズ群GF1よりも物体側に配置された開口絞りSをさらに有し、以下の条件式を満足する。
0.60<fF2/(-fR)<1.10
但し、fF2:第2合焦レンズ群GF2の焦点距離
fR:後続レンズ群GRの焦点距離
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、負の屈折力を有する第1合焦レンズ群と、正の屈折力を有する第2合焦レンズ群と、負の屈折力を有する後続レンズ群とを有し、
合焦の際、前記第1合焦レンズ群と前記第2合焦レンズ群とが互いに異なる軌跡で光軸に沿って移動し、
前記第1合焦レンズ群よりも物体側に配置された開口絞りをさらに有し、
以下の条件式を満足する光学系。
0.60<fF2/(-fR)<1.10
但し、fF2:前記第2合焦レンズ群の焦点距離
fR:前記後続レンズ群の焦点距離
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、負の屈折力を有する第1合焦レンズ群と、正の屈折力を有する第2合焦レンズ群とを有し、
合焦の際、前記第1合焦レンズ群と前記第2合焦レンズ群とが互いに異なる軌跡で光軸に沿って移動し、
以下の条件式を満足する光学系。
f1/|f1R|<1.00
但し、f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f1R:無限遠合焦状態における前記第1レンズ群よりも像側に配置されたレンズ群の合成焦点距離
【請求項3】
光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、開口絞りと、第1合焦レンズ群と、第2合焦レンズ群とを有し、
合焦の際、前記第1合焦レンズ群と前記第2合焦レンズ群とが互いに異なる軌跡で光軸に沿って移動し、
前記第1合焦レンズ群は、少なくとも2つの負レンズを有する光学系。
【請求項4】
前記第1合焦レンズ群よりも物体側に配置された開口絞りをさらに有する請求項2に記載の光学系。
【請求項5】
前記第1合焦レンズ群が負の屈折力を有し、前記第2合焦レンズ群が正の屈折力を有する請求項3に記載の光学系。
【請求項6】
以下の条件式を満足する請求項1、請求項2、および請求項5のいずれか一項に記載の光学系。
0.68<(-fF1)/fF2<3.60
但し、fF1:前記第1合焦レンズ群の焦点距離
fF2:前記第2合焦レンズ群の焦点距離
【請求項7】
前記第2合焦レンズ群よりも像側に配置された負の屈折力を有する後続レンズ群をさらに有し、
以下の条件式を満足する請求項2または請求項3に記載の光学系。
0.60<fF2/(-fR)<1.10
但し、fF2:前記第2合焦レンズ群の焦点距離
fR:前記後続レンズ群の焦点距離
【請求項8】
以下の条件式を満足する請求項1または請求項3に記載の光学系。
f1/|f1R|<1.00
但し、f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f1R:無限遠合焦状態における前記第1レンズ群よりも像側に配置されたレンズ群の合成焦点距離
【請求項9】
前記後続レンズ群は、少なくとも2つのレンズ成分を有する請求項1または7に記載の光学系。
【請求項10】
以下の条件式を満足する請求項1、請求項3~5、および請求項8のいずれか一項に記載の光学系。
0.50<Lre/Lfr<4.00
但し、Lfr:前記光学系の最も物体側のレンズ面から前記開口絞りまでの光軸上の距離
Lre:前記開口絞りから像面までの光軸上の距離
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系および光学機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した光学系が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。このような光学系においては、合焦の際の収差変動を抑えることが難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-5099号公報
【発明の概要】
【0004】
第1の本発明に係る光学系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、負の屈折力を有する第1合焦レンズ群と、正の屈折力を有する第2合焦レンズ群と、負の屈折力を有する後続レンズ群とを有し、合焦の際、前記第1合焦レンズ群と前記第2合焦レンズ群とが互いに異なる軌跡で光軸に沿って移動し、前記第1合焦レンズ群よりも物体側に配置された開口絞りをさらに有し、以下の条件式を満足する。
0.60<fF2/(-fR)<1.10
但し、fF2:前記第2合焦レンズ群の焦点距離
fR:前記後続レンズ群の焦点距離
【0005】
第2の本発明に係る光学系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、負の屈折力を有する第1合焦レンズ群と、正の屈折力を有する第2合焦レンズ群とを有し、合焦の際、前記第1合焦レンズ群と前記第2合焦レンズ群とが互いに異なる軌跡で光軸に沿って移動し、以下の条件式を満足する。
f1/|f1R|<1.00
但し、f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f1R:無限遠合焦状態における前記第1レンズ群よりも像側に配置されたレンズ群の合成焦点距離
【0006】
第3の本発明に係る光学系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、開口絞りと、第1合焦レンズ群と、第2合焦レンズ群とを有し、合焦の際、前記第1合焦レンズ群と前記第2合焦レンズ群とが互いに異なる軌跡で光軸に沿って移動し、前記第1合焦レンズ群は、少なくとも2つの負レンズを有する。
【0007】
本発明に係る光学機器は、上記光学系を備えて構成される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
図2(A)、図2(B)はそれぞれ、第1実施例に係る光学系の無限遠合焦時、近距離合焦時の諸収差図である。
第2実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
図4(A)、図4(B)はそれぞれ、第2実施例に係る光学系の無限遠合焦時、近距離合焦時の諸収差図である。
第3実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
図6(A)、図6(B)はそれぞれ、第3実施例に係る光学系の無限遠合焦時、近距離合焦時の諸収差図である。
各実施形態に係る光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
第1実施形態に係る光学系の製造方法を示すフローチャートである。
第2実施形態に係る光学系の製造方法を示すフローチャートである。
第3実施形態に係る光学系の製造方法を示すフローチャートである。
第4実施形態に係る光学系の製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る好ましい実施形態について説明する。まず、各実施形態に係る光学系を備えたカメラ(光学機器)を図7に基づいて説明する。このカメラ1は、図7に示すように、本体2と、本体2に装着される撮影レンズ3により構成される。本体2は、撮像素子4と、デジタルカメラの動作を制御する本体制御部(不図示)と、液晶画面5とを備える。撮影レンズ3は、複数のレンズ群からなる光学系OLと、各レンズ群の位置を制御するレンズ位置制御機構(不図示)とを備える。レンズ位置制御機構は、レンズ群の位置を検出するセンサと、レンズ群を光軸に沿って前後に移動させるモータと、モータを駆動する制御回路などにより構成される。
【0010】
被写体からの光は、撮影レンズ3の光学系OLにより集光されて、撮像素子4の像面I上に到達する。像面Iに到達した被写体からの光は、撮像素子4により光電変換され、デジタル画像データとして不図示のメモリに記録される。メモリに記録されたデジタル画像データは、ユーザの操作に応じて液晶画面5に表示することが可能である。なお、このカメラは、ミラーレスカメラでも、クイックリターンミラーを有した一眼レフタイプのカメラであっても良い。また、図7に示す光学系OLは、撮影レンズ3に備えられる光学系を模式的に示したものであり、光学系OLのレンズ構成はこの構成に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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