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公開番号2024051818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158158
出願日2022-09-30
発明の名称内燃機関の排気装置、内燃機関及び鞍乗型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 26/16 20160101AFI20240404BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】鞍乗型車両へのEGRシステムの搭載に寄与し得る構成を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る内燃機関20の排気装置50は、燃焼室から排出された排気ガスが流れる排気通路部分66aと、EGR通路部分68aとを有する排気管51cを備える。前記排気管51cは、前記排気通路部分66aと前記EGR通路部分68aとを隔てる隔壁71を有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼室(20a)から排出された排気ガスが流れる排気通路部分(66a、129、154)と、
EGR通路部分(68a、130、156)と
を有する排気管(51c、120、150)を備え、
前記排気管(51c、120、150)は、前記排気通路部分(66a、129、154)と前記EGR通路部分(68a、130、156)とを隔てる隔壁(71、128、158)を有する、
ことを特徴とする内燃機関(20、111)の排気装置(50、116)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記隔壁(71、128、150)は、前記排気通路部分(66a、129、154)の外側に前記EGR通路部分(68a、130、156)を区画形成するように前記排気管(51c、120、150)に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関(20、111)の排気装置(50、116)。
【請求項3】
前記排気管(51c、120、150)は、前記排気通路部分(66a、129)に触媒(53、131、152)を備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関(20、111)の排気装置(50、116)。
【請求項4】
請求項1に記載の内燃機関の排気装置を備えた内燃機関(20、111)であって、
前記排気管(51c、120)の前記EGR通路部分(68a、130)につながる第2EGR通路部分(78a、132a)を区画形成するとともに機関本体(B)に向けて延びるEGR管部(78、132)を更に備えている、
ことを特徴とする内燃機関(20、111)。
【請求項5】
前記EGR管部(78、132)は、前記機関本体(B)に接続する、
ことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関(20、111)。
【請求項6】
前記EGR管部(78、132)は、前記機関本体(B)の周囲を通り、前記吸気管(31)に接続する、
ことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関。
【請求項7】
前記EGR管部(78、132)は、放熱部(80、133)を備える、
ことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関(20、111)。
【請求項8】
前記内燃機関(20、111)は、クランク軸(21)の一端側に設けられた空冷ファン(56)と、空冷ファン(56)の風を前記機関本体(B)の排気ポート(24b)側に導く導風部材(70)とを備え、
前記EGR管部(78、132)は、前記導風部材(70)から排出される風を受けることができるように、前記機関本体(B)の前記排気ポート(24b)に並んで配置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関(20)。
【請求項9】
請求項4に記載の内燃機関(20、111)を備えた鞍乗型車両(1、101)において、
前記排気管(51c、120)は、前記車両(1)の上下方向において機関本体(B)の下方又は前記車両(101)の前後方向において機関本体(B)の前方に配置され、
前記EGR通路部分(68a、130)の少なくとも一部は、前記排気通路部分(66a、129)を挟んで前記機関本体(B)の反対側に位置する、
ことを特徴とする鞍乗型車両(1、101)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、EGR通路部分を備えた内燃機関の排気装置、これを備えた内燃機関、及び、その内燃機関を備えた鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より気候変動の緩和または影響軽減を目的とした取り組みが継続され、この実現に向けてエミッション改善に関する研究開発が行われている。具体的には、内燃機関において、排気ガスの一部を再度燃焼室に戻すEGR(Exhaust Gas Recirculation)を実行することで、窒素酸化物(NOx)等の有害物質の排出の抑制、燃費効率の向上を図れることが知られ、広く実用化されている。EGRには、排気通路を流れる排気ガスの一部をEGR通路を介して吸気通路に還流させ、燃焼室に送る所謂外部EGRがある。外部EGRは、例えば四輪自動車において実用化されていて、一般に、排気通路と吸気通路とをつなぐEGR通路と、EGR通路に設けられたEGR弁と、EGR通路に設けられたEGRクーラとを備える。
【0003】
例えば、特許文献1は、気筒列方向に直交する方向の一側から吸気し他側から排気するクロスフロー多気筒エンジンの排気通路の排気マニホールド下流の触媒コンバータの下流から取り出した還流排気を水冷還流排気クーラ及び排気還流制御弁を介し吸気通路に供給する排気還流装置を開示する。そして、このエンジンは、特許文献1の記載によれば、車両前部のエンジンルーム内で気筒列方向が略車幅方向となる横置きタイプのエンジンである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-98171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のEGR装置は、四輪自動車に搭載されるものであり、自動二輪車などの鞍乗型車両への適用に向けられていない。鞍乗型車両のエミッション改善においても、EGRは有効であるが、例えば外部EGRを実行するためのEGRシステムの搭載スペースの点で、上記特許文献1のEGRシステムを鞍乗型車両にそのまま適用することは困難である。
【0006】
本願は上記課題の解決のため、鞍乗型車両へのEGRシステムの搭載に寄与し得る構成を提供することを目的とする。そして、延いては気候変動の緩和または影響軽減に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
燃焼室から排出された排気ガスが流れる排気通路部分と、
EGR通路部分と
を有する排気管を備え、
前記排気管は、前記排気通路部分と前記EGR通路部分とを隔てる隔壁を有する、
ことを特徴とする内燃機関の排気装置
を提供する。
【0008】
上記構成によれば、排気管は排気通路部分とEGR通路部分とを隔てる隔壁を有するので、排気管において、EGR通路部分を排気通路部分と隣り合わせて配置することができ、よって排気管に排気通路部分とEGR通路部分とを統合することができ、これによりデッドスペースを減らしてEGRシステムのコンパクト化に貢献することができる。したがって、鞍乗型車両へのEGRシステムの搭載に寄与することができる。加えて、排気管は排気通路部分とEGR通路部分とを隔てる隔壁を有して構成されるので、例えば前述の排気通路部分を形成する排気管と前述のEGR通路部分を形成するEGR管とを設ける場合に比べて、その排気管の外観を、従来の排気管の外観に近づける又は概ね同じにすることができる。
【0009】
好ましくは、前記隔壁は、前記排気通路部分の外側に前記EGR通路部分を区画形成するように前記排気管に設けられている。この構成によれば、排気管を例えば二重管構造にすることができ、排気通路部分の断面積を十分に確保しつつ、それに隣り合うEGR通路部分を有効に形成することができる。また、二重管構造の排気管は、比較的低コストで製作が可能であり、当該構成はコスト面でも優れる。
【0010】
好ましくは、前記排気管は、前記排気通路部分に触媒を備える。この構成によれば、EGR通路部分を流れる排気ガスで触媒を暖機することができる。また、この構成において、EGR通路部分が触媒の下流側からの排気ガスを流通させるとき、触媒で浄化された排気ガスを内燃機関の吸気系に流すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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