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公開番号2024051445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157627
出願日2022-09-30
発明の名称印刷媒体の検品システム、制御方法、及び制御プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06T 7/33 20170101AFI20240404BHJP(計算;計数)
要約【課題】 ずれの程度や絵柄の大きさによって、位置合わせの初期段階で検査対象画像の絵柄と参照画像の絵柄が位置的に重ならない場合に、位置合わせ精度の低下を防止する。
【解決手段】 参照画像と検査画像とから検査画像の検品を行う検品システムを開示した。検査システムの一例は、100である。異なる大きさを持つ位置合わせのための複数の注目範囲を順次CPU106がもちいる。これにより、CPU106は、参照画像と検査画像との位置合わせを行うことを説明した。そして、位置合わせを行うことで、参照画像と検査画像との検査を行う。
【選択図】 図14
特許請求の範囲【請求項1】
参照画像と検査画像とから検査画像の検品を行う検品システムにおいて、
異なる大きさを持つ位置合わせのための複数の注目範囲を順次に用いて、前記参照画像と検査画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
前記位置合わせ手段によって位置合わせを行うことで、前記参照画像と検査画像との検査を行う検査手段とを備える検品システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記複数の注目範囲は、第一の大きさの第一注目範囲と、第一の大きさより小さい第二の大きさを持つ第二の注目範囲であり、前記位置合わせ手段は、第一の注目範囲を用いて第一の位置合わせを行い、第一の位置合わせを行った後に、前記位置合わせ手段は第二の注目範囲を用いて位置合わせをさらに行う請求項1に記載の検品システム。
【請求項3】
前記位置合わせ手段は、前記第一の注目範囲の中の制御点の位置を更新することで第一の位置合わせを行ない、第一の位置合わせの後、前記第二の注目範囲の中の制御点の位置を更新することで第二の位置合わせを行う請求項2に記載の検品システム。
【請求項4】
前記制御点は、前記参照画像と前記検査画像において格子状に配置され、非剛体の変形規則に基づいて前記制御点の位置を更新する請求項3に記載の検品システム。
【請求項5】
印刷された媒体を読み取って当該印刷物のスキャン画像を生成する読み取り手段と、
前記スキャン画像を検査画像とし、前記検査画像と前記参照画像との位置合わせを前記位置合わせ手段によって行い、
前記位置合わせ手段によって得られた位置合わせ済みの画像と前記参照画像とに基づいて、前記検査手段は検査を行なう請求項1に記載の検品システム。
【請求項6】
前記複数の制御点の位置を更新する際に計算対象とする画像の範囲を注目範囲として設定する設定手段さらに備え、
前記位置合わせ手段は、(あ)前記注目範囲で前記複数の制御点の位置を更新する更新手段と、
(い)位置が更新された前記複数の制御点を維持したまま前記注目範囲を縮小する計算手段とを備え、
前記検品システムは、(あ)と(い)を繰り返し行なうことで位置が更新された制御点を含む複数の制御点に基づいて位置合わせ済みのスキャン画像を生成する位置合わせ済み画像の生成手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の検品システム。
【請求項7】
前記位置合わせ手段は、前記(あ)と前記(い)とをユーザが予め指定した回数繰り返して実行する請求項1に記載の検品システム。
【請求項8】
参照画像と検査画像とから検査画像の検品を行う検品システムの制御方法において、
異なる大きさを持つ位置合わせのための複数の注目範囲を順次に用いて、前記参照画像と検査画像との位置合わせを行う位置合わせ工程と、
前記位置合わせ工程によって位置合わせを行うことで、前記参照画像と検査画像との検査を行う検査工程とを備える方法。
【請求項9】
前記複数の注目範囲は、第一の大きさの第一注目範囲と、第一の大きさより小さい第二の大きさを持つ第二の注目範囲であり、前記位置合わせ工程は、第一の注目範囲を用いて第一の位置合わせを行い、第一の位置合わせを行った後に、前記位置合わせ工程は第二の注目範囲を用いて位置合わせをさらに行う請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記位置合わせ工程は、前記第一の注目範囲の中の制御点の位置を更新することで第一の位置合わせを行ない、第一の位置合わせの後、前記第二の注目範囲の中の制御点の位置を更新することで第二の位置合わせを行う請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷処理にて出力された印刷物等の出力結果を検査することが可能な検品システム、その制御方法、及びプログラム等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
印刷装置から出力される印刷物において、インクやトナー等の色材が意図しない箇所に付着する等の汚れが発生する場合がある。或いは、画像を形成すべき箇所に十分な色材が付着せず、本来よりも色が薄くなってしまう色抜けが発生する場合がある。こうした汚れや色抜けといった、いわゆる印刷欠陥は、印刷物の品質を低下させる。印刷物の品質を保証するために、印刷物の欠陥の検査が行われている。
【0003】
欠陥の有無を検査員が目視にて検査する目視検査は、多くの時間とコストを必要とするため、近年、目視に頼らずに、自動で検査を行う検査システムが提案されている。自動で検査を行う検査システムにおいて、印刷出力される画像をスキャナで読み取り、参照画像(いわゆる基準画像)と比較することで検査する方法がある。このように画像同士を比較して画像検査を行う場合、画像の位置合わせが検査の精度に大きく影響を与えるため、位置合わせを高精度に行うことが重要となる。
【0004】
位置合わせ技術として、特徴点を抽出して射影変換等の剛体位置合わせによって位置合わせを行うことが知られている。しかし、剛体変換による位置合わせでは、搬送ムラや紙の伸びによる局所的な位置ずれを合わせることはできない。一方、より高精度な位置合わせ技術として、自由形状位置合わせ(FFD: Free-Form Deformations)といった非剛体位置合わせが知られている。非剛体位置合わせを用いることで画像のずれや回転だけではなく、局所的な変倍、位置ずれを含めた位置合わせが可能となる。このため、剛体変換による位置合わせと比べてより高精度な位置合わせが可能となる。
【0005】
自由形状位置合わせでは、画像の形状を制御する複数の制御点が画像上に格子状に配置され、一つ一つの制御点を移動させることによって画像の変形が行われる。自由形状位置合わせでは、検査対象画像を参照画像に位置合わせするための変形を行うために、画像の誤差を算出し、その誤差が最小となる方向に制御点の位置を逐次更新する。
【0006】
また、特許文献1では、非剛体位置合わせを用いて正確かつ高速に位置合わせを行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2014-108349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の位置合わせでは、ずれの程度や絵柄の大きさによって、位置合わせの初期段階で検査対象画像の絵柄と参照画像の絵柄が位置的に重ならない場合に、ずれの方向を計算することができず、位置合わせ精度が低下する場合があった。
【0009】
本発明の目的は、印刷処理の出力結果の検品精度向上を目的とする。
【0010】
また、参照画像と検査対象画像の位置合わせのために絵柄や文字などを用いることが困難な場合であっても、位置を合わせることができる仕組みを提供することをさらに別の目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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