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公開番号2024049677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156045
出願日2022-09-29
発明の名称外面形状検査装置
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類G01B 11/25 20060101AFI20240403BHJP(測定;試験)
要約【課題】低コストかつ設置位置の自由度が高い外面形状検査装置を提供する。
【解決手段】 外面形状検査装置1は、生タイヤTを回転可能に保持するドラム2と、線状のレーザ光Lを、生タイヤTの外面Sに照射する光源部4と、外面Sにおけるレーザ光Lの照射部分Liを撮像する撮像部6と、撮像部6が撮像した画像に基づいて、生タイヤTの外面Sの異常の有無を判定する判定処理を実行する処理装置8と、を備える。レーザ光Lは生タイヤTの赤道面に平行な面に交差する。撮像部6は、生タイヤTの子午線断面に平行な面に交差する方向から画像を撮像する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生タイヤを回転可能に保持するドラムと、
線状のレーザ光を、前記生タイヤの外面に照射する光源部と、
前記外面における前記レーザ光の照射部分を撮像する撮像部と、
前記撮像部が撮像した画像に基づいて、前記生タイヤの外面の異常の有無を判定する判定処理を実行する処理部と、を備え、
前記レーザ光が前記生タイヤの赤道面に平行な面に交差し、
前記撮像部は、前記生タイヤの子午線断面に平行な面に交差する方向から前記画像を撮像する
外面形状検査装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記レーザ光の光軸は、前記生タイヤの径方向に沿っており、
前記撮像部の撮像方向と、前記レーザ光の光軸との間の角度が45度である
請求項1に記載の外面形状検査装置。
【請求項3】
前記外面は、前記生タイヤのサイドウォール部の外面を含む
請求項1又は2に記載の外面形状検査装置。
【請求項4】
前記ドラムは、前記生タイヤの成形機が有する、生タイヤ成形用のドラムである
請求項1に記載の外面形状検査装置。
【請求項5】
前記判定処理は、
前記画像における前記レーザ光の照射部分が撮像された画像部分を検出する第1処理と、
前記画像部分の輪郭及び前記画像部分の面積の少なくともいずれか一方に基づいて、前記外面の異常の有無を判定する第2処理と、を含む
請求項1又は2に記載の外面形状検査装置。
【請求項6】
前記第2処理は、
正常な前記生タイヤから得られる正常な画像部分の輪郭と、前記画像部分の輪郭と、の比較、及び、前記正常な画像部分の面積と、前記画像部分の面積と、の比較の少なくともいずれか一方を行う第3処理と、
前記第3処理による比較結果に基づいて、前記外面の異常の有無を判定する第4処理と、を含む
請求項5に記載の外面形状検査装置。
【請求項7】
前記正常な画像部分を所定の比率で拡張する第5処理をさらに含み、
前記第3処理では、拡張後の前記正常な画像部分の輪郭と、前記画像部分の輪郭と、を比較する
請求項6に記載の外面形状検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤの外面形状検査装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、タイヤの外面形状であるトレッド面の形状を、レーザ変位計を用いて測定する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-99287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レーザ変位計を用いてタイヤの外面形状を測定し検査する場合、レーザ変位計が高価であるため、コスト高となるという問題がある。
さらにレーザ変位計を用いた場合、光源とカメラとが一体であるため、レーザ変位計からワークまでの距離によってレーザ変位計の測定視野が定まってしまうことがあり、設置位置に制約がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、低コストかつ設置位置の自由度が高い外面形状検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る外面形状検査装置は、生タイヤを回転可能に保持するドラムと、線状のレーザ光を、前記生タイヤの外面に照射する光源部と、前記外面における前記レーザ光の照射部分を撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した画像に基づいて、前記生タイヤの外面の異常の有無を判定する判定処理を実行する処理部と、を備える。前記レーザ光は前記生タイヤの赤道面に平行な面に交差する。前記撮像部は、前記生タイヤの子午線断面に平行な面に交差する方向から前記画像を撮像する。
【0007】
上記構成によれば、レーザ光が生タイヤの赤道面に交差しているので、線状のレーザ光が外面に照射されると、外面には、レーザ光の照射部分が生タイヤの幅方向を横断するように線状に表れる。さらに、撮像部による画像は、生タイヤの子午線断面に平行な面に交差する方向から撮像されるので、画像に含まれるレーザ光の照射部分の画像部分には、生タイヤの外面における幅方向の形状が表れる。この結果、画像に基づいて、対象面の形状における異常の有無を判定することができる。
このように、レーザ変位計等を用いることなく、光源部及び撮像部といった簡易な構成で、外面形状の検査を行うことができ、低コスト化が可能となる。
さらに、光源部及び撮像部を別体とすれば、互いに独立して設置可能であり、光源部及び撮像部の設置位置の自由度が大きく制限されることはない。
よって、上記構成によれば、低コストかつ設置位置の自由度が高い外面検査装置を得ることができる。
【0008】
(2)上記外面形状検査装置において、前記レーザ光の光軸が、前記生タイヤの径方向に沿っている場合、前記撮像部の撮像方向と、前記レーザ光の光軸との間の角度が45度であることが好ましい。
この場合、画像中の照射部分の画像部分によって表される生タイヤの幅方向の形状がより明確となる。この結果、判定処理の精度を高めることができる。
【0009】
(3)また、前記外面は、前記生タイヤのサイドウォール部の外面を含むことが好ましく、この場合、サイドウォール部の外面の形状検査を行うことができる。
【0010】
(4)上記外面形状検査装置において、前記ドラムは、前記生タイヤの成形機が有する、生タイヤ成型用のドラムであってもよい。
この場合、成形機によって成形された直後の生タイヤを支持装置から取り外すことなく、そのまま外面形状の検査を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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