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公開番号2024049555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155846
出願日2022-09-29
発明の名称排ガス処理装置
出願人株式会社フジタ
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人
主分類B01D 53/56 20060101AFI20240403BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】効率的な排ガス処理を実現できる排ガス処理装置を提供する。
【解決手段】排ガスに含まれる被除去成分を浄化材(12)によって除去する排ガス処理装置(10)であって、浄化材を上方の浄化材供給部(23)から供給して下方の浄化材排出部(26)から排出する反応槽(11)と、反応槽内の下部に設けられ、上縁部から下縁部に向かって先細りし、下縁部が浄化材排出部に接続するテーパー部(30)と、テーパー部の上縁部より下方の反応槽側面に設けられ、反応槽に排ガスを吸入させる排ガス吸入口(40)と、を備え、テーパー部はメッシュ構造(31)を有する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
排ガスに含まれる被除去成分を浄化材によって除去する排ガス処理装置であって、
前記浄化材を上方の浄化材供給部から供給して下方の浄化材排出部から排出する反応槽と、
前記反応槽内の下部に設けられ、上縁部から下縁部に向かって先細りし、前記下縁部が前記浄化材排出部に接続するテーパー部と、
前記テーパー部の前記上縁部より下方の前記反応槽側面に設けられ、前記反応槽に前記排ガスを吸入させる排ガス吸入口と、
を備え、
前記テーパー部はメッシュ構造を有することを特徴とする排ガス処理装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記排ガス吸入口は、前記テーパー部の高さの半分より上部側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理装置。
【請求項3】
前記排ガス吸入口は、前記テーパー部の高さの半分より下部側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理装置。
【請求項4】
前記排ガス吸入口は、前記反応槽を上面から見た際の側面に接する接線に対し、60°以下又は120°以上の接続角度となるように設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排ガス処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガス処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
発電装置、廃棄物焼却炉、又は工場などのガス排出設備から排出される排ガスは、各種の有害成分を含んでいる。排ガスに含まれる有害成分の一例として、一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO

)、若しくは一酸化二窒素(N

O)などの窒素酸化物(NOx)又は、二硫化硫黄(SO

)などの硫黄酸化物(SOx)が知られている。このような排ガス中の有害成分は、排ガス処理装置によって除去される。
【0003】
排ガス処理装置は、例えば、排ガスの流路を構成する処理槽の内部に、排ガス中に含まれる被除去成分を除去する性質を持つ浄化材を充填し、浄化材への排ガスの接触によって排ガスを浄化する。浄化材として活性炭などが知られている。
【0004】
また、被除去成分の除去能力が低下した状態の浄化材の排出と、被除去成分の除去能力が高い状態の浄化材の供給とを、装置の運転を停止せずに行うことが可能な連続運転方式の排ガス処理装置が知られている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-136640号公報
特開2001-137646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
排ガス処理装置で効率的な排ガス処理を行うためには、処理槽内の浄化材に対して排ガスが満遍なく接触する必要がある。例えば、処理槽内に導かれた排ガスが、特定領域の浄化材にだけ集中して接触すると、浄化材と排ガスの反応面積が限られてしまい、被除去成分を効率的に除去できなくなる。
【0007】
また、排ガスが特定領域の浄化材に集中して接触すると、排ガスに含まれる水分が原因で浄化材が固化するおそれが高くなる。特に、連続運転方式の排ガス処理装置において浄化材が固化して装置内部で固着してしまうと、浄化材の流動又は排出が妨げられ、浄化材の供給と排出のサイクルが成立しなくなり、連続運転を継続できないという問題が生じる。
【0008】
特許文献1では、処理槽に対する排ガスの供給形態が具体的に示されておらず、排ガスと浄化材の接触効率や、浄化材の固化を考慮した構成になっていない。
【0009】
特許文献2では、処理槽内部において排ガスが2か所の分散部を通して集約されてから、多段流動床を構成する多段トレイを通るように構成されており、流路が狭くなっている分散部付近にて、排ガス中の水分を原因とする浄化材の固化が発生しやすい。また、分散部付近では、浄化材と排ガスの反応面積が狭くなり、排ガスの効率的な浄化を行いにくい。
【0010】
このように、従来の連続運転式の排ガス処理装置では、浄化材と排ガスの反応面積(接触面積)の制限、又は浄化材の固化によって、連続運転による効率的な排ガス処理が阻害されるおそれがあり、対策が求められていた。
(【0011】以降は省略されています)

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