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公開番号2024048694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154757
出願日2022-09-28
発明の名称モニタリングシステム
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240402BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物から発生するガスを精度良く測定できる技術を提供する。
【解決手段】モニタリングシステムは、植物を栽培する第1農耕地に配置され、ガス成分を検出する第1ガスセンサと、植物を栽培しない第2農耕地に配置され、第1ガスセンサと同一のガス検出機能を有する第2ガスセンサと、第1ガスセンサの第1検出結果、及び第2ガスセンサの第2検出結果に基づいて、植物から発生するガスに係る情報を出力するコントローラと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物を栽培する第1農耕地に配置され、ガス成分を検出する第1ガスセンサと、
前記植物を栽培しない第2農耕地に配置され、前記第1ガスセンサと同一のガス検出機能を有する第2ガスセンサと、
前記第1ガスセンサの第1検出結果、及び前記第2ガスセンサの第2検出結果に基づいて、前記植物から発生するガスに係る情報を出力するコントローラと、
を備える、モニタリングシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1ガスセンサは、前記第1農耕地の地表面よりも上側に設けられ、
前記第2ガスセンサは、前記第2農耕地の地表面よりも上側に設けられる、請求項1に記載のモニタリングシステム。
【請求項3】
前記第1農耕地において、前記第1農耕地の前記地表面よりも下側に配置され、ガス成分を検出する第3ガスセンサと、
前記第2農耕地において、前記第2農耕地の前記地表面よりも下側に配置され、前記第3ガスと同一のガス検出機能を有する第4ガスセンサと、を更に備え、
前記コントローラは、前記第3ガスセンサの第3検出結果、及び前記第4ガスセンサの第4検出結果に更に基づいて前記植物から発生するガスに係る前記情報を出力する、請求項2に記載のモニタリングシステム。
【請求項4】
前記第1ガスセンサは、前記第1農耕地の地表面よりも下側に設けられ、
前記第2ガスセンサは、前記第2農耕地の地表面よりも下側に設けられる、請求項1に記載のモニタリングシステム。
【請求項5】
前記コントローラは、前記第1検出結果と前記第2検出結果との間において共通のガス成分が含まれる場合、前記共通のガス成分を前記第1検出結果から除外した情報を、前記植物から発生するガスに係る前記情報として出力する、請求項1に記載のモニタリングシステム。
【請求項6】
前記第1農耕地に配置され、前記第1農耕地の土壌の水分及び電気伝導度の少なくとも一方を検出する第1環境センサと、
前記第2農耕地に配置され、前記第1環境センサと同一の検出機能を有する第2環境センサと、を更に備え、
前記コントローラは、前記第1環境センサの検出結果、及び前記第2環境センサの検出結果に更に基づいて、前記植物から発生するガスに係る前記情報を出力する、請求項1に記載のモニタリングシステム。
【請求項7】
前記コントローラは、前記植物から発生するガスに係る前記情報に基づいて、前記植物の状態を推定する、請求項1に記載のモニタリングシステム。
【請求項8】
前記第1農耕地に存在する人を検出する第1人感センサを更に備え、
前記コントローラは、前記植物から発生するガスに係る前記情報を出力するために用いる前記第1検出結果から、前記第1人感センサによって前記第1農耕地に存在する前記人が検出された際に検出された前記第1検出結果を除外する、請求項1~7のいずれか一項に記載のモニタリングシステム。
【請求項9】
前記第2農耕地に存在する人を検出する第2人感センサを更に備え、
前記コントローラは、前記植物から発生するガスに係る前記情報を出力するために用いる前記第2検出結果から、前記第2人感センサによって前記第2農耕地に存在する前記人が検出された際に検出された前記第2検出結果を除外する、請求項8に記載のモニタリングシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モニタリングシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、植物の育成環境を計測する環境計測装置を開示する。この装置は、植物に隣接させて配置されるガスセンサを有する。このガスセンサは、植物の周囲の二酸化炭素濃度を計測する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-46386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のガスセンサは、植物から発生するガスだけでなく、土壌から発生するガスなどの外乱に因る成分も検出するおそれがある。本開示は、植物から発生するガスを精度良く測定できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係るモニタリングシステムは、第1ガスセンサ、第2ガスセンサ、及びコントローラを備える。第1ガスセンサは、植物を栽培する第1農耕地に配置され、ガス成分を検出する。第2ガスセンサは、植物を栽培しない第2農耕地に配置され、第1ガスセンサと同一のガス検出機能を有する。コントローラは、第1ガスセンサの第1検出結果、及び第2ガスセンサの第2検出結果に基づいて、植物から発生するガスに係る情報を出力する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、植物から発生するガスを精度良く測定できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るモニタリングシステムのブロック図である。
図2は、モニタリングシステムを概略的に示す図である。
図3は、モニタリングシステムの動作を示すフローチャートである。
図4は、ガス情報算出処理の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の概要]
最初に、本開示の実施形態の概要を説明する。
【0009】
(条項1) 本開示の一側面に係るモニタリングシステムは、第1ガスセンサ、第2ガスセンサ、及びコントローラを備える。第1ガスセンサは、植物を栽培する第1農耕地に配置され、ガス成分を検出する。第2ガスセンサは、植物を栽培しない第2農耕地に配置され、第1ガスセンサと同一のガス検出機能を有する。コントローラは、第1ガスセンサの第1検出結果、及び第2ガスセンサの第2検出結果に基づいて、植物から発生するガスに係る情報を出力する。
【0010】
このモニタリングシステムでは、植物を栽培する農耕地にガスセンサが設けられるだけでなく、植物を栽培しない農耕地にもガスセンサが設けられ、それぞれの検出結果に基づいて植物から発生するガスに係る情報が出力される。例えば、植物を栽培する農耕地に配置された第1ガスセンサの第1検出結果と、植物を栽培しない農耕地に配置され、第1ガスセンサと同一のガス検出機能を有する第2ガスセンサの第2検出結果とが比較される。その結果、植物から発生するガス以外の成分を第1検出結果が含んでいたとしても、モニタリングシステムは、第2検出結果に基づいて植物以外に起因する外乱を第1検出結果から除外できる。よって、このモニタリングシステムによれば、植物から発生するガスを精度良く測定できる。
(【0011】以降は省略されています)

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