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公開番号2024052179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158722
出願日2022-09-30
発明の名称投射材の噴射方法及び投射材の噴射システム
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B24C 7/00 20060101AFI20240404BHJP(研削;研磨)
要約【課題】投射材の噴射に用いられる気体の供給量の増大を抑制する投射材の噴射方法及び投射材の噴射システムを提供する。
【解決手段】投射材の噴射方法は、ワークに対して気体と共に投射材を噴射する噴射方法であって、ワークに対する投射材の噴射状態を取得する工程と、投射材の噴射状態に基づいて気体の供給を管理し、ワークに対して投射材を間欠的に噴射する工程と、を含む。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項１】
ワークに対して気体と共に投射材を噴射する噴射方法であって、
前記ワークに対する前記投射材の噴射状態を取得する工程と、
前記投射材の噴射状態に基づいて前記気体の供給を管理し、前記ワークに対して前記投射材を間欠的に噴射する工程と、
を含む、投射材の噴射方法。
続きを表示（約 690 文字）【請求項２】
前記噴射する工程は、前記投射材の噴射状態に基づいて供給する前記気体の流量及び圧力の少なくとも一方を調整し、前記ワークに対して前記投射材を間欠的に噴射する、請求項１に記載の投射材の噴射方法。
【請求項３】
前記取得する工程は、前記ワークに要求される残留応力値をさらに取得し、
前記噴射する工程は、前記投射材の噴射状態及び前記残留応力値に基づいて投射材の１回あたりの噴射における噴射時間間隔を調整し、前記ワークに対して前記投射材を間欠的に噴射する、請求項１又は２に記載の投射材の噴射方法。
【請求項４】
前記取得する工程は、前記ワークに要求される表面状態に関する表面情報をさらに取得し、
前記噴射する工程は、前記投射材の噴射状態及び前記表面情報に基づいて投射材の１回あたりの噴射における噴射時間間隔を調整し、前記ワークに対して前記投射材を間欠的に噴射する、請求項１又は２に記載の投射材の噴射方法。
【請求項５】
ワークに対して気体と共に投射材を噴射する噴射装置と、
前記噴射装置による前記ワークへの前記投射材の噴射状態を測定する測定装置と、
前記噴射装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記投射材の噴射状態を前記測定装置から取得する取得部と、
前記投射材の噴射状態に基づいて前記気体の供給を管理し、前記ワークに対して前記投射材を間欠的に噴射するように前記噴射装置を制御する噴射制御部と、
を有する、
投射材の噴射システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、投射材の噴射方法及び投射材の噴射システムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来からワーク（処理対象物）に対して投射材を噴射してワークの表面処理を行う装置が知られている。例えば、特許文献１には、高圧気体と研磨材の混合流体を噴射するサンドブラスト装置が記載されている。この装置は、高圧気体と研磨材とが供給され、研磨材を連続的に噴射する研磨材噴射ノズルを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－１５４８９４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載のサンドブラスト装置では、噴射時間に応じて気体の供給量が増大し、気体を供給する供給源における消費電力が増大するおそれがある。本開示は、投射材の噴射に用いられる気体の供給量の増大を抑制する投射材の噴射方法及び投射材の噴射システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示に係る投射材の噴射方法は、ワークに対して気体と共に投射材を噴射する方法であって、以下の（１）及び（２）の工程を備える。
（１）ワークに対する投射材の噴射状態を取得する工程。
（２）投射材の噴射状態に基づいて気体の供給を管理し、ワークに対して投射材を間欠的に噴射する工程。
【０００６】
本開示の他の側面に係る投射材の噴射システムは、噴射装置と、測定装置と、制御装置とを備える。噴射装置は、ワークに対して気体と共に投射材を噴射する。測定装置は、噴射装置によるワークへの噴射状態を測定する。制御装置は、噴射装置を制御する。制御装置は、取得部と、噴射制御部とを有する。取得部は、ワークへの噴射状態を測定装置から取得する。噴射制御部は、ワークへの噴射状態に基づいて気体の供給を管理し、ワークに対して投射材を間欠的に噴射するように噴射装置を制御する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、投射材の噴射に用いられる気体の供給量の増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係る噴射システムを概略的に示す図である。
一実施形態に係る投射材の噴射システムの機能的構成を示すブロック図である。
一実施形態に係る投射材の噴射方法を示すフローチャートである。
ワークの残留応力と深さとの関係の一例を示すグラフである。
ＡＥパラメータと時間との関係の一例を示すグラフである。
気体の圧力と時間との関係の一例を示すグラフである。
気体の流量と時間との関係の一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
［本開示の実施形態の概要］
最初に、本開示の実施形態の概要を説明する。
【００１０】
（条項１）本開示の一側面に係る投射材の噴射方法は、ワークに対して気体と共に投射材を噴射する方法であって、以下の（１）及び（２）の工程を備える。
（１）ワークに対する投射材の噴射状態を取得する工程。
（２）投射材の噴射状態に基づいて気体の供給を管理し、ワークに対して投射材を間欠的に噴射する工程。
（【００１１】以降は省略されています）

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