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公開番号2024044821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150583
出願日2022-09-21
発明の名称車両用虚像表示装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240326BHJP(光学)
要約【課題】同一の視認者に対して、複数の投影位置に画像を移動させて表示させるものにおいて、どの投影位置であっても、歪みに関して好適な画像の表示を可能とする車両用虚像表示装置を提供する。
【解決手段】車両用虚像表示装置において、同一の運転者のアイポイントEPに対して、下位置10a、上位置10bにおけるそれぞれの画像20a、20bの歪を補正するための補正信号を、運転者が入力可能とする入力部150を備え、制御部160は、入力部150から入力された補正信号に基づいて、液晶ディスプレイ121における画像の形成を制御することでそれぞれの画像20a、20bの歪を補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像の表示光を出射する表示部(121)と、
前記表示光を反射させて、視認者の前方に位置する投影部材(10)に前記画像を投影する反射部(130)と、
前記反射部の前記投影部材に対する前記表示光の反射角度を調整する調整部(140)と、
前記表示部における前記画像の形成、および前記調整部の作動を制御する制御部(160)と、を備え、
前記画像を虚像(20)として、前記投影部材の前方に表示すると共に、前記調整部によって前記投影部材における前記画像を複数の投影位置(10a、10b)に移動可能とする車両用虚像表示装置であって、
同一の前記視認者のアイポイント(EP)に対して、複数の前記投影位置におけるそれぞれの前記画像の歪を補正するための補正信号を、前記視認者が入力可能とする入力部(150)を備え、
前記制御部は、前記入力部から入力された前記補正信号に基づいて、前記表示部における前記画像の形成を制御することでそれぞれの前記画像の歪を補正する車両用虚像表示装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記制御部は、それぞれの前記画像に対応して入力されるそれぞれの前記補正信号に基づいて、それぞれの前記画像の歪を補正する請求項1に記載の車両用虚像表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、それぞれの前記画像の中間位置(10c)において入力される前記補正信号に基づいて、それぞれの前記画像の歪をまとめて補正する請求項1に記載の車両用虚像表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、それぞれの前記画像を交互に切替え表示することで、1つの全体画像(20d)として視認された際に入力される前記補正信号に基づいて、それぞれの前記画像の歪をまとめて補正する請求項1に記載の車両用虚像表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記補正信号のうち、1つの前記画像に対して入力される第1補正信号に基づいて1つの前記画像の歪を補正すると共に、
前記第1補正信号に予め関連付けられた関連補正信号に基づいて、他の前記画像の歪を補正する請求項1に記載の車両用虚像表示装置。
【請求項6】
前記歪は、前記投影部材に対して左右の傾きを伴う回転歪である請求項1~請求項5のいずれか1つに記載の車両用虚像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用虚像表示装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両用虚像表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の車両用虚像表示装置(車両表示装置)は、表示装置、光学装置、調整要素、およびメモリ装置等を備えている。表示装置によって形成される画像の光は、光学装置で反射させて、車両のウインドシールド(風防窓ガラス)に投影される。ユーザは、ウインドシールドに投影された画像を、車両前方に虚像として視認する。
【0003】
そして、目の高さ位置の異なる複数のユーザに対して、調整要素は、ウインドシールドに投影される画像の位置を変更可能としている。画像の位置の変更に伴い、ウインドシールドでの投影画像に歪が発生し得る。メモリ装置は、投影画像の歪を補正するための補正データ(逆歪データ)を格納している。そして、調整要素によって選択された調整位置(画像の位置)に応じた補正データによって、歪みの補正が行われるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-172554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、同一のユーザの目の位置に対して、画像の位置を切替える(移動させる)ことで、疑似的に表示範囲を拡大するものにおいては、特許文献1の技術では、複数の表示位置に対しては、画像の歪を補正しきれない可能性がある。つまり、所定の位置での画像の歪補正が実行されるものの、他の位置での画像の歪が残る。
【0006】
本開示の目的は、上記問題に鑑み、同一の視認者に対して、複数の投影位置に画像を移動させて表示させるものにおいて、どの投影位置であっても、歪みに関して好適な画像の表示を可能とする車両用虚像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0008】
本開示では、画像の表示光を出射する表示部(121)と、
表示光を反射させて、視認者の前方に位置する投影部材(10)に画像を投影する反射部(130)と、
反射部の投影部材に対する表示光の反射角度を調整する調整部(140)と、
表示部における画像の形成、および調整部の作動を制御する制御部(160)と、を備え、
画像を虚像(20)として、投影部材の前方に表示すると共に、調整部によって投影部材における画像を複数の投影位置(10a、10b)に移動可能とする車両用虚像表示装置であって、
同一の視認者のアイポイント(EP)に対して、複数の投影位置におけるそれぞれの画像の歪を補正するための補正信号を、視認者が入力可能とする入力部(150)を備え、
制御部は、入力部から入力された補正信号に基づいて、表示部における画像の形成を制御することでそれぞれの画像の歪を補正する。
【0009】
本開示によれば、同一の視認者に対して、複数の投影位置に画像を移動させて表示させるものにおいて、複数の投影位置での歪補正がそれぞれ可能となるので、どの投影位置であっても、歪みに関して好適な画像の表示が可能となる。
【0010】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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