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公開番号2024044686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150375
出願日2022-09-21
発明の名称半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類H10B 43/40 20230101AFI20240326BHJP()
要約【課題】高集積化が可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置のメモリセルアレイにおいて、半導体基板は、複数のビアコンタクト電極の一部及び他の一部に電気的に接続された複数の第1トランジスタ(TBLK)及び複数の第2トランジスタを備える。複数の第1トランジスタのトランジスタ領域RTrは、積層方向から見て、2つのメモリ領域RMHの一方の一部及びフックアップ領域RHUの一部と重なる領域に設けられている。複数の第2トランジスタのトランジスタ領域は、積層方向から見て、2つのメモリ領域の他方の少なくとも一部及びフックアップ領域の他の一部と重なる領域に設けられている。一方のメモリ領域は、他方のメモリ領域よりも、第1方向Xの長さが大きい。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板及びメモリセルアレイを備え、
前記メモリセルアレイは、
前記半導体基板の表面と交差する積層方向に積層され、前記積層方向と交差する第1方向に延伸する複数の第1導電層と、
前記第1方向に並ぶ2つのメモリ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の第1導電層と対向する複数の半導体柱と、
前記複数の第1導電層と、前記複数の半導体柱と、の間にそれぞれ設けられた複数の電荷蓄積膜と、
前記2つのメモリ領域の間のフックアップ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の第1導電層に接続された複数のビアコンタクト電極と
を備え、
前記半導体基板は、
前記積層方向から見て、前記2つのメモリ領域の一方の一部、及び、前記フックアップ領域の一部と重なる位置に設けられた第1トランジスタ領域に設けられ、前記複数のビアコンタクト電極の一部に電気的に接続された複数の第1トランジスタと、
前記積層方向から見て、前記2つのメモリ領域の他方の少なくとも一部、及び、前記フックアップ領域の他の一部と重なる位置に設けられた第2トランジスタ領域に設けられ、前記複数のビアコンタクト電極の他の一部に電気的に接続された複数の第2トランジスタと
を備え、
前記一方のメモリ領域の前記第1方向の長さは、前記他方のメモリ領域の前記第1方向の長さよりも大きい
半導体記憶装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記半導体基板と、前記メモリセルアレイと、の間に設けられた第1配線層を更に備え、
前記第1配線層は、
前記第1方向に延伸し、前記複数のビアコンタクト電極の一部と、前記複数の第1トランジスタと、の間に電気的に接続された複数の第1配線と、
前記第1方向に延伸し、前記複数のビアコンタクト電極の他の一部と、前記複数の第2トランジスタと、の間に電気的に接続された複数の第2配線と
を備え、
前記複数の第1配線は、前記積層方向から見て、前記第1トランジスタ領域と重なる位置に設けられた領域の範囲内に設けられ、
前記複数の第2配線は、前記積層方向から見て、前記第2トランジスタ領域と重なる位置に設けられた領域の範囲内に設けられている
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記半導体基板は、前記積層方向から見て、前記一方のメモリ領域の他の一部と重なる位置に設けられたセンスアンプ領域に設けられ、前記複数の半導体柱に電気的に接続された複数のセンスアンプトランジスタを更に備え、
前記半導体記憶装置は、前記半導体基板と、前記メモリセルアレイと、の間に設けられた第2配線層を更に備え、
前記第2配線層は、
前記第1方向に延伸し、前記複数の半導体柱のうち前記一方のメモリ領域に設けられたものと、前記複数のセンスアンプトランジスタの一部と、の間に電気的に接続された複数の第3配線と、
前記第1方向に延伸し、前記複数の半導体柱のうち前記他方のメモリ領域に設けられたものと、前記複数のセンスアンプトランジスタの他の一部と、の間に電気的に接続された複数の第4配線と
を更に備え、
前記複数の第3配線は、前記積層方向から見て、前記一方のメモリ領域と重なる位置に設けられた領域の範囲内に設けられ、
前記複数の第4配線は、前記積層方向から見て、前記他方のメモリ領域、前記フックアップ領域、及び、前記一方のメモリ領域にわたって前記第1方向に延伸する
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記フックアップ領域は、前記第1方向に分割された複数の分割フックアップ領域を備え、
前記複数の分割フックアップ領域は、それぞれ、前記複数のビアコンタクト電極の一部を含み、
前記複数の半導体柱の一部は、前記第1方向に隣り合う2つの前記分割フックアップ領域の間に設けられている
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第1トランジスタ領域は、前記第1方向に分割された複数の分割トランジスタ領域を備え、
前記複数の分割トランジスタ領域は、それぞれ、前記複数の第1トランジスタの一部を含み、前記積層方向から見て前記複数の半導体柱の一部と重なる位置に設けられ、
前記半導体記憶装置は、前記半導体基板と、前記メモリセルアレイと、の間に設けられた第1配線層を更に備え、
前記第1配線層は、前記第1方向に延伸し、前記複数のビアコンタクト電極の一部と、前記複数の第1トランジスタと、の間に電気的に接続された複数の第5配線を備え、
前記複数の第5配線は、それぞれ、前記積層方向から見て、前記複数の分割トランジスタ領域のいずれかと重なる位置に設けられた領域の範囲内に設けられている
請求項4記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記メモリセルアレイは、
前記一方のメモリ領域及び前記他方のメモリ領域のそれぞれにおいて前記複数の第1導電層に対して前記積層方向の一方側に設けられ、前記積層方向から見て前記複数の第1導電層と重なる領域に位置し、前記積層方向及び前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ複数の第2導電層と、
前記積層方向に延伸し、前記複数の第2導電層に接続された複数の他のビアコンタクト電極と
を更に備える請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
第1方向に延伸し、前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ第1フィンガー構造及び第2フィンガー構造を備え、
前記第1フィンガー構造及び前記第2フィンガー構造は、それぞれ、
前記第1方向及び前記第2方向と交差する積層方向に積層され、前記第1方向に延伸する複数の第1導電層と、
前記第1方向に並ぶ第1メモリ領域、第2メモリ領域、及び、第3メモリ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の第1導電層と対向する複数の半導体柱と、
前記複数の第1導電層と、前記複数の半導体柱と、の間にそれぞれ設けられた複数の電荷蓄積膜と
を備え、
前記第1フィンガー構造は、前記第1メモリ領域及び前記第2メモリ領域の間の第1フックアップ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の第1導電層に接続された複数の第1ビアコンタクト電極を更に備え、
前記第2フィンガー構造は、前記第2メモリ領域及び前記第3メモリ領域の間の第2フックアップ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の第1導電層に接続された複数の第2ビアコンタクト電極を更に備える
半導体記憶装置。
【請求項8】
前記第1メモリ領域の前記第1方向の長さは、前記第2メモリ領域の前記第1方向の長さよりも小さく、
前記第3メモリ領域の前記第1方向の長さは、前記第2メモリ領域の前記第1方向の長さよりも小さい
請求項7記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
半導体基板を更に備え、
前記半導体基板は、
前記積層方向から見て、前記第1メモリ領域、及び、前記第1フックアップ領域の一部と重なる位置に設けられた第1トランジスタ領域に設けられ、前記複数の第1ビアコンタクト電極の一部に電気的に接続された複数の第1トランジスタと、
前記積層方向から見て、前記第2メモリ領域の一部、及び、前記第1フックアップ領域の他の一部と重なる位置に設けられた第2トランジスタ領域に設けられ、前記複数の第1ビアコンタクト電極の他の一部に電気的に接続された複数の第2トランジスタと
前記積層方向から見て、前記第3メモリ領域、及び、前記第2フックアップ領域の一部と重なる位置に設けられた第3トランジスタ領域に設けられ、前記複数の第2ビアコンタクト電極の一部に電気的に接続された複数の第3トランジスタと、
前記積層方向から見て、前記第2メモリ領域の他の一部、及び、前記第2フックアップ領域の他の一部と重なる位置に設けられた第4トランジスタ領域に設けられ、前記複数の第2ビアコンタクト電極の他の一部に電気的に接続された複数の第4トランジスタと
を備える請求項8記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
前記半導体基板は、前記第2トランジスタ領域及び前記第4トランジスタ領域の間に設けられたセンスアンプ領域を更に備える
請求項9記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
半導体基板と、この半導体基板の表面と交差する積層方向に積層された複数の導電層と、これら複数の導電層に対向する半導体層と、導電層及び半導体層の間に設けられた電荷蓄積膜と、を備える半導体記憶装置が知られている。電荷蓄積膜は、例えば、窒化シリコン(SiN)等の絶縁性の電荷蓄積膜やフローティングゲート等の導電性の電荷蓄積膜等の、データを記憶可能なメモリ部を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11276707号明細書
米国特許第10763277号明細書
米国特許第11233042号明細書
特開2021-064731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高集積化が可能な半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、半導体基板及びメモリセルアレイを備える。メモリセルアレイは、半導体基板の表面と交差する積層方向に積層され、積層方向と交差する第1方向に延伸する複数の第1導電層と、第1方向に並ぶ2つのメモリ領域に設けられ、積層方向に延伸し、複数の第1導電層と対向する複数の半導体柱と、複数の第1導電層と、複数の半導体柱と、の間にそれぞれ設けられた複数の電荷蓄積膜と、2つのメモリ領域の間のフックアップ領域に設けられ、積層方向に延伸し、複数の第1導電層に接続された複数のビアコンタクト電極と、を備える。半導体基板は、複数のビアコンタクト電極の一部に電気的に接続された複数の第1トランジスタと、複数のビアコンタクト電極の他の一部に電気的に接続された複数の第2トランジスタと、を備える。複数の第1トランジスタは、積層方向から見て、2つのメモリ領域の一方の一部、及び、フックアップ領域の一部と重なる位置に設けられた第1トランジスタ領域に設けられている。複数の第2トランジスタは、積層方向から見て、2つのメモリ領域の他方の少なくとも一部、及び、フックアップ領域の他の一部と重なる位置に設けられた第2トランジスタ領域に設けられている。一方のメモリ領域の第1方向の長さは、他方のメモリ領域の第1方向の長さよりも大きい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係るメモリダイMDの一部の構成を示す模式的な回路図である。
周辺回路PCの一部の構成を示す模式的な回路図である。
周辺回路PCの一部の構成を示す模式的な回路図である。
メモリダイMDの構成例を示す模式的な分解斜視図である。
チップC

の構成例を示す模式的な底面図である。
チップC

の構成例を示す模式的な平面図である。
チップC

,C

の一部の構成を示す模式的な断面図である。
図5のAで示す部分を拡大して示す模式的な底面図である。
図8に示す構造をB-B´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。
図9のCで示す部分を拡大して示す模式的な断面図である。
図5のDで示す部分を拡大して示す模式的な底面図である。
図11に示す構造をE-E´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。
図6のFで示した部分を拡大して示す模式的な平面図である。
比較例に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。
第2実施形態に係るチップC
M2
の構成例を示す模式的な底面図である。
第2実施形態に係るチップC
P2
の構成例を示す模式的な底面図である。
第2実施形態に係るチップC
M2
,C
P2
の一部の構成を示す模式的な断面図である。
第3実施形態に係るチップC
M3
の構成例を示す模式的な底面図である。
第3実施形態に係るチップC
M3
,C
P3
の一部の構成を示す模式的な断面図である。
第4実施形態に係るチップC
M4
の構成例を示す模式的な底面図である。
第4実施形態に係るチップC
M4
,C
P4
の一部の構成を示す模式的な断面図である。
ビアコンタクト電極CC(WL)の製造方法の一部について説明するための模式的な断面図である。
同方法の一部について説明するための模式的な断面図である。
同方法の一部について説明するための模式的な断面図である。
同方法の一部について説明するための模式的な断面図である。
第5実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の一部について説明するための模式的な底面図である。
同方法の一部について説明するための模式的な断面図である。
第5実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な底面図である。
図28に示す構造をG-G´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。
配線CWLのレイアウトの一例について説明するための模式的な平面図である。
配線CWLのレイアウトの一例について説明するための模式的な平面図である。
配線CWLのレイアウトの一例について説明するための模式的な平面図である。
他の実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な底面図である。
ワード線フックアップ領域R
HUWL
の他の構成例を示す模式的な底面図である。
図34に示す構造をE-E´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
次に、実施形態に係る半導体記憶装置を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態はあくまでも一例であり、本発明を限定する意図で示されるものではない。また、以下の図面は模式的なものであり、説明の都合上、一部の構成等が省略される場合がある。また、複数の実施形態について共通する部分には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
【0008】
また、本明細書において「半導体記憶装置」と言った場合には、メモリダイを意味する事もあるし、メモリチップ、メモリカード、SSD(Solid State Drive)等の、コントローラダイを含むメモリシステムを意味する事もある。更に、スマートホン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の、ホストコンピュータを含む構成を意味する事もある。
【0009】
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成に「電気的に接続されている」と言った場合、第1の構成は第2の構成に直接接続されていても良いし、第1の構成が第2の構成に配線、半導体部材又はトランジスタ等を介して接続されていても良い。例えば、3つのトランジスタを直列に接続した場合には、2つ目のトランジスタがOFF状態であったとしても、1つ目のトランジスタは3つ目のトランジスタに「電気的に接続」されている。
【0010】
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成及び第3の構成の「間に電気的に接続されている」と言った場合、第1の構成、第2の構成及び第3の構成が直列に接続され、且つ、第2の構成が第1の構成を介して第3の構成に接続されていることを意味する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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