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公開番号2024044532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150109
出願日2022-09-21
発明の名称電気化学セル
出願人日本碍子株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類C25B 13/02 20060101AFI20240326BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】剛性を向上可能な電気化学セルを提供する。
【解決手段】電解質層7は、内側部71及び外側部72を有する。内側部71は、水素極層6を覆う。外側部72は、金属支持体20の第1主面20Sのうち水素極層6から露出する領域の略全部を覆う。内側部71は、第1主面20Sに垂直な断面において、中間部分73及び中央部分74を含む。中間部分73の平均厚みは、中央部分74の平均厚みより小さい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
主面に形成された複数の供給孔を有する金属支持体と、
前記主面上に形成され前記複数の供給孔を覆う第1電極層と、第2電極層と、前記第1電極層及び前記第2電極層の間に配置される電解質層とを有するセル本体部と、
を備え、
前記電解質層は、前記主面に垂直な断面において、
前記第1電極層を覆う内側部と、
前記主面のうち前記第1電極層から露出する領域の略全部を覆う外側部と、
を有し、
前記内側部は、前記断面において、
前記外側部に連なり、前記主面に平行な面方向において前記第1電極層の先端から所定距離までの中間部分と、
前記中間部分に連なり、前記面方向において前記第1電極層の先端から前記所定距離以上離れた中央部分と、
を含み、
前記中間部分の平均厚みは、前記中央部分の平均厚みより小さい、
電気化学セル。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記中間部分の平均厚みは、前記外側部の平均厚みより小さい、
請求項1に記載の電気化学セル。
【請求項3】
前記所定距離は、前記金属支持体の厚みの2分の1である、
請求項1に記載の電気化学セル。
【請求項4】
前記中間部分の平均厚みは、前記面方向において前記中間部分を4等分する3か所における厚みの平均値であり、
前記中央部分の平均厚みは、前記内側部のうち前記面方向において前記中間部分から前記所定距離までの部分を4等分する3か所における厚みの平均値である、
請求項1に記載の電気化学セル。
【請求項5】
前記中間部分の平均厚みは、前記面方向において前記中間部分を4等分する3か所における厚みの平均値であり、
前記外側部の平均厚みは、前記面方向において前記外側部を4等分する3か所における厚みの平均値である、
請求項2に記載の電気化学セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気化学セルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電気化学セル(電解セル、燃料電池など)において、金属支持体によってセル本体部を支持する構造が知られている。例えば、特許文献1に記載された電気化学セルは、第1電極層、電解質層、及び第2電極層がこの順で金属支持体の主面上に積層されたセル本体部を備える。電解質層は、第1電極層を覆っており、その端部はセル本体部の主面に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-155337号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の電気化学セルでは、金属支持体の外側部が電解質層から露出しているため、電気化学セルの外側部の剛性は、金属支持体だけの剛性に委ねられている。
【0005】
本発明の課題は、剛性を向上可能な電気化学セルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の側面に係る電気化学セルは、主面に形成された複数の供給孔を有する金属支持体と、主面上に形成され複数の供給孔を覆う第1電極層と、第2電極層と、第1電極層及び第2電極層の間に配置される電解質層とを有するセル本体部とを備える。電解質層は、主面に垂直な断面において、第1電極層を覆う内側部と、主面のうち第1電極層から露出する領域の略全部を覆う外側部とを有する。内側部は、断面において、外側部に連なり、主面に平行な面方向において第1電極層の先端から所定距離までの中間部分と、中間部分に連なり、面方向において第1電極層の先端から所定距離以上離れた中央部分とを含む。中間部分の平均厚みは、中央部分の平均厚みより小さい。
【0007】
本発明の第2の側面に係る電気化学セルは、第1の側面に係り、中間部分の平均厚みは、外側部の平均厚みより小さい。
【0008】
本発明の第3の側面に係る電気化学セルは、第1又は第2の側面に係り、所定距離は、金属支持体の厚みの2分の1である。
【0009】
本発明の第4の側面に係る電気化学セルは、第1乃至第3いずれかの側面に係り、中間部分の平均厚みは、面方向において中間部分を4等分する3か所における厚みの平均値であり、中央部分の平均厚みは、内側部のうち面方向において中間部分から所定距離までの部分を4等分する3か所における厚みの平均値である。
【0010】
本発明の第5の側面に係る電気化学セルは、第2乃至第4いずれかの側面に係り、中間部分の平均厚みは、面方向において中間部分を4等分する3か所における厚みの平均値であり、外側部の平均厚みは、面方向において外側部を4等分する3か所における厚みの平均値である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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