TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024044406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149904
出願日2022-09-21
発明の名称画像表示装置および導光板
出願人ソニーグループ株式会社
代理人個人
主分類G02B 27/02 20060101AFI20240326BHJP(光学)
要約【課題】装置の小型化に貢献すること。
【解決手段】画像光を生成する画像光生成部と、前記画像光をユーザの眼球に導光する導光板と、眼球に関する情報である眼球情報を検出する検出部と、を備えており、前記画像光生成部は、前記眼球情報に基づいて、前記導光板へ出射する複数の画像光を切り替え可能に構成されており、前記導光板は、入射された前記画像光を全反射して導光する基板と、前記画像光を前記眼球の回転中心に集光する偏向部と、を少なくとも有している、画像表示装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像光を生成する画像光生成部と、
前記画像光をユーザの眼球に導光する導光板と、
眼球に関する情報である眼球情報を検出する検出部と、を備えており、
前記画像光生成部は、前記眼球情報に基づいて、前記導光板へ出射する複数の画像光を切り替え可能に構成されており、
前記導光板は、
入射された前記画像光を全反射して導光する基板と、
前記画像光を前記眼球の回転中心に集光する偏向部と、を少なくとも有している、画像表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記眼球情報には、視線情報が含まれる、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記眼球情報には、前記眼球の瞳孔径が含まれる、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記眼球情報には、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフ、もしくは、前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離、またはその両方がさらに含まれる、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記導光板への前記画像光の入射角をφ、
前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフをL、
前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離をr、
前記眼球の瞳孔径をΦ、
前記基板の厚さをt、として、
前記偏向部が前記基板の前記眼球側に形成されているとき、次の式(6)を満足する、
請求項1に記載の画像表示装置。
t>(L+r)*Φ/(2*r*tanφ) ・・・(6)
【請求項6】
前記導光板への前記画像光の入射角をφ、
前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフをL、
前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離をr、
前記眼球の瞳孔径をΦ、
前記基板の厚さをt、
前記基板内の前記画像光の画角をθ1として、
前記偏向部が前記基板の前記眼球側の反対側に形成されているとき、次の式(15)を満足する、
請求項1に記載の画像表示装置。
t>(L+r)*Φ/(2*r*(tanφ-tanθ1)) ・・・(15)
【請求項7】
前記偏向部は、前記画像光を前記眼球の回転中心に回折する回折光学素子である、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記偏向部は、ホログラフィック回折格子である、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項9】
前記偏向部は、表面レリーフ型回折格子である、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項10】
前記偏向部は、前記画像光を前記眼球の回転中心に反射する反射光学素子である、
請求項1に記載の画像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、画像表示装置および導光板に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、拡張現実(AR:Augmented Reality)、仮想現実(VR:Virtual Reality)、および複合現実(MR:Mixed Reality)などを含むエクステンデッド・リアリティ(XR:Extended Reality)を実現するために、画像光をユーザの眼球に投射して画像を視認させる技術が開発されている。例えば特許文献1および2では、画像光をユーザの眼球に投射して画像を視認させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/220638号
特開平6-308422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1および2で説明されている表示装置には、小型化について改善の余地がある。
【0005】
そこで、本技術は、装置の小型化に貢献する画像表示装置および導光板を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術は、画像光を生成する画像光生成部と、前記画像光をユーザの眼球に導光する導光板と、眼球に関する情報である眼球情報を検出する検出部と、を備えており、前記画像光生成部は、前記眼球情報に基づいて、前記導光板へ出射する複数の画像光を切り替え可能に構成されており、前記導光板は、入射された前記画像光を全反射して導光する基板と、前記画像光を前記眼球の回転中心に集光する偏向部と、を少なくとも有している、画像表示装置を提供する。
前記眼球情報には、視線情報が含まれてよい。
前記眼球情報には、前記眼球の瞳孔径が含まれてよい。
前記眼球情報には、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフ、もしくは、前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離、またはその両方がさらに含まれてよい。
前記導光板への前記画像光の入射角をφ、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフをL、前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離をr、前記眼球の瞳孔径をΦ、前記基板の厚さをt、として、前記偏向部が前記基板の前記眼球側に形成されているとき、次の式(6)を満足してよい。
t>(L+r)*Φ/(2*r*tanφ) ・・・(6)
前記導光板への前記画像光の入射角をφ、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフをL、前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離をr、前記眼球の瞳孔径をΦ、前記基板の厚さをt、前記基板内の前記画像光の画角をθ1として、前記偏向部が前記基板の前記眼球側の反対側に形成されているとき、次の式(15)を満足してよい。
t>(L+r)*Φ/(2*r*(tanφ-tanθ1)) ・・・(15)
前記偏向部は、前記画像光を前記眼球の回転中心に回折する回折光学素子であってよい。
前記偏向部は、ホログラフィック回折格子であってよい。
前記偏向部は、表面レリーフ型回折格子であってよい。
前記偏向部は、前記画像光を前記眼球の回転中心に反射する反射光学素子であってよい。
前記画像光生成部が出射する前記画像光の一部を遮光する遮光部をさらに備えていてよい。
前記遮光部は、前記画像光の遮光度に空間的な分布を有していてよい。
前記遮光部は、前記画像光を時系列で遮光および遮光解除可能に構成されていてよい。
前記遮光部は、遮光位置が可変なマスクであってよい。
前記遮光部は、液晶素子であってよい。
前記画像表示装置は、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離方向であるアイレリーフ方向に前記導光板を移動させる駆動部をさらに備えていてよい。
前記画像表示装置は、前記画像光により構成されるキャリブレーション画像に対するユーザ操作に基づき、ユーザの基準位置からのずれを取得するキャリブレーション部をさらに備えていてよい。
前記画像表示装置は、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフ、もしくは、前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離、またはその両方を取得するセンサ部をさらに備えていてよい。
また、本技術は、入射された前記画像光を全反射して導光する基板と、前記画像光を眼球の回転中心に集光する偏向部と、眼球に関する情報である眼球情報を検出する検出部と、を備えており、前記偏向部は、前記眼球情報に基づいて切り替えられた画像光を前記眼球の回転中心に集光する、導光板を提供する。
前記導光板への前記画像光の入射角をφ、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフをL、前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離をr、前記眼球の瞳孔径をΦ、前記基板の厚さをtとして、前記偏向部が前記基板の前記眼球側に形成されているとき、次の式(6)を満足してよい。
t>(L+r)*Φ/(2*r*tanφ) ・・・(6)
前記導光板への前記画像光の入射角をφ、前記偏向部から前記眼球の角膜頂点までの距離であるアイレリーフをL、前記眼球の角膜頂点から前記眼球の回転中心までの距離をr、前記眼球の瞳孔径をΦ、前記基板の厚さをt、前記基板内の前記画像光の画角をθ1として、前記偏向部が前記基板の前記眼球側の反対側に形成されているとき、次の式(15)を満足してよい。
t>(L+r)*Φ/(2*r*(tanφ-tanθ1)) ・・・(15)
【0007】
本技術によれば、装置の小型化に貢献する画像表示装置および導光板を提供できる。なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本技術の一実施形態に係る画像表示装置10の構成例を示す模式図である。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置10の構成例を示すブロック図である。
本技術の一実施形態に係る画像光生成部100の処理の一例を示すフローチャートである。
本技術の一実施形態に係る導光板500と眼球1との相関関係を示す模式図である。
本技術の一実施形態に係る導光板500と眼球1との相関関係を示す模式図である。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置20の構成例を示す模式図である。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置20の構成例を示すブロック図である。
本技術の一実施形態に係る画像光生成部100の処理の一例を示すフローチャートである。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置30の構成例を示す模式図である。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置30の構成例を示すブロック図である。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置40の構成例を示すブロック図である。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置50の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本技術を実施するための好適な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が限定されることはない。また、本技術は、下記の実施例およびその変形例のいずれかを組み合わせることができる。
【0010】
以下の実施形態の説明において、略平行、略直交のような「略」を伴った用語で構成を説明することがある。たとえば、略平行とは、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、完全に平行な状態からたとえば数%程度ずれた状態を含むことも意味する。他の「略」を伴った用語についても同様である。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
試験片固定具
15日前
個人
メガネフレーム
15日前
東レ株式会社
積層フィルム
14日前
東レ株式会社
積層フィルム
14日前
古河電子株式会社
光学部品
7日前
日東電工株式会社
光学積層体
7日前
三菱ケミカル株式会社
反射フィルム
14日前
個人
ヒンジレス一体フレームメガネ
9日前
日東電工株式会社
光学積層体
7日前
東レ株式会社
シート、及び樹脂組成物
7日前
日精テクノロジー株式会社
投射光学系
15日前
日東電工株式会社
情報コード付シート
7日前
株式会社タムロン
信号光伝達部材
1日前
日東電工株式会社
光学積層体の製造方法
7日前
キヤノン株式会社
カメラ装置
7日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
7日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
7日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
7日前
株式会社デンソー
虚像表示装置
7日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
7日前
大阪瓦斯株式会社
放射冷却装置
14日前
住友電気工業株式会社
スポットサイズ変換器
17日前
日東電工株式会社
積層体および画像表示装置
16日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
14日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
今日
日本精機株式会社
ミラー及びヘッドアップディスプレイ装置
16日前
日東電工株式会社
マーク付フィルムチップの製造方法
7日前
株式会社ディスコ
光学素子
14日前
アイカ工業株式会社
抗ウイルス反射防止ハードコートフィルム
17日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
揺動装置
1日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
揺動装置
1日前
キヤノン株式会社
レンズ装置、及び撮像装置
21日前
レーザーテック株式会社
ビームスプリッタ及び光学装置
14日前
日本放送協会
3次元映像表示装置
9日前
イビデン株式会社
光導波路及び配線基板
16日前
TDK株式会社
光合波器及び可視光光源モジュール
7日前
続きを見る