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公開番号2024042009
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2024008064,2020551251
出願日2024-01-23,2019-10-11
発明の名称通気アセンブリ及び通気筐体
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類H05K 5/06 20060101AFI20240319BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】筐体の外表面から突出して延びるとともに筐体の内外を連通する空間を内側に有する筒状の突起に固定される通気アセンブリであって、透湿性能に優れる通気アセンブリを提供する。
【解決手段】通気アセンブリ1Aは、双方の端部に開口を有する筒状体である内部部材2と、内部部材の一方の端部の開口を覆う通気膜3と、有底の筒状体であり、内側に内部部材が一方の端部の側から挿入されて、挿入された状態で内部部材と接合する外部部材4とを備え、内部部材の内部、外部部材の内部及び接合した内部部材と外部部材との間から選ばれる少なくとも1つに、通気膜と通気アセンブリ1の外部とを接続する通気路となる第2の空間を有し、内部部材の高さと、内部部材の一方の端部における外周から通気路の外部側の端部に至る第2の空間内の最短の長さとを足し合わせた長さが6.0mm以上20mm以下である。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
筐体の外表面から突出して延びるとともに前記筐体の内外を連通する第1の空間を内側に有する筒状の突起に固定される通気アセンブリであって、
双方の端部に開口を有する筒状体である内部部材と、前記内部部材の一方の前記端部における前記開口を覆う通気膜と、有底の筒状体であり、内側に前記内部部材が前記一方の端部の側から挿入されて、挿入された状態で前記内部部材と接合する外部部材と、を備え、
前記内部部材の他方の前記端部における前記開口に前記突起が挿入されて、前記内部部材の内周面と前記突起の外周面とが当接した状態で前記突起に固定され、
前記内部部材の内部、前記外部部材の内部、及び接合した前記内部部材と前記外部部材との間から選ばれる少なくとも1つに、前記通気膜と前記通気アセンブリの外部とを接続する通気路となる第2の空間を有し、
前記内部部材の高さと、前記内部部材の前記一方の端部における外周から前記通気路の前記外部側の端部に至る、前記第2の空間内の最短の長さとを足し合わせた長さが、6.0mm以上20mm以下であることを特徴とする、通気アセンブリ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記通気アセンブリの中心軸に垂直な方向に観察したときに、
前記内部部材における前記外部部材により覆われる部分の前記中心軸に沿う方向の長さが6.0mm以上8.0mm以下である、請求項1に記載の通気アセンブリ。
【請求項3】
前記外部部材が、前記外部部材の底部及び/又は周壁を貫通するとともに、前記通気アセンブリの外部と前記第2の空間とを接続する貫通孔を有し、
前記第2の空間内の前記最短の長さが前記貫通孔を経由する、請求項1又は2に記載の通気アセンブリ。
【請求項4】
前記貫通孔が、前記外部部材の底部及び周壁の双方にわたって形成されている、請求項3に記載の通気アセンブリ。
【請求項5】
前記外部部材及び/又は前記内部部材が、前記外部部材と前記内部部材とを脱着可能に接合する係止機構を有する、請求項1~4のいずれかに記載の通気アセンブリ。
【請求項6】
筐体と通気アセンブリとを備える通気筐体であって、
前記筐体は、前記筐体の外表面から突出して延びるとともに前記筐体の内外を連通する第1の空間を内側に有する筒状の突起を備え、
前記通気アセンブリは、請求項1~5のいずれかに記載の通気アセンブリであり、
前記内部部材の他方の前記端部における前記開口から前記突起を前記内部部材に挿入して、前記内部部材の内周面と前記突起の外周面とが当接した状態で、前記通気アセンブリが前記突起に固定されている、通気筐体。
【請求項7】
前記突起の中心軸に垂直な平面により切断した前記第1の空間の断面の面積S1と、前記通気路としての通気方向に垂直な平面により切断した前記第2の空間の断面の面積を前記通気膜からの距離毎に合計した総面積が最小となる位置の総面積S2
min
との比率S2
min
/S1が1.0以上である、請求項6に記載の通気筐体。
【請求項8】
前記突起の中心軸に垂直な平面により切断した前記第1の空間の断面の面積S1と、前記通気アセンブリの中心軸に沿って前記他方の端部側から前記第2の空間を観察したときに、前記第2の空間が最も狭くなる位置の断面を表す平面の総面積S2
out
との比率S2
out
/S1が1.0以上である、請求項6又は7に記載の通気筐体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体に固定して使用される通気アセンブリと、通気アセンブリが固定された通気筐体とに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ランプ、インバータ、コンバータ、ECU(Electronic Control Unit)、バッテリーパック、レーダー及びカメラ等の車載用電装部品、並びに家庭用、医療用、オフィス用等の各種の電子機器の筐体に、筐体の内外の通気を確保したり、筐体内部の圧力変動を緩和したりするための通気アセンブリが固定されることがある。通気アセンブリには、通気性以外にも、固定される具体的な電装部品等に応じて、筐体内へのダストの侵入を防ぐ防塵性、水の浸入を防ぐ防水性、油の浸入を防ぐ防油性、及び塩の侵入を防ぐ耐CCT性等の各種の特性が要求される。
【0003】
特許文献1には、通気性及び要求される各種の特性を満たしうる通気アセンブリが開示されている。特許文献1に開示された通気アセンブリを、図30に示す。
【0004】
図30に示す通気アセンブリ101は、双方の端部108,109に開口を有する筒状体である内部部材102と、内部部材102の一方の端部108における上記開口を覆う通気膜103と、有底の筒状体である外部部材104と、を備える。外部部材104は、外部部材104の内側に内部部材102が端部108の側から挿入された状態で、内部部材102と接合されている。外部部材104は、通気アセンブリ101の中心軸に沿う方向に底部の内面105から突出した突起部106を備える。突起部106は、内部部材102の端部108に配置された通気膜103に当接している。突起部106の当接によって、外部部材104と通気膜103とは、互いに離間した状態を保持している。通気アセンブリ101は、通気アセンブリ101の外側と通気膜103とを接続する通気路115となる空間107を、外部部材104の底部の内面105と通気膜103との間、及び内部部材102の外周面と外部部材104の内周面との間に有している。
【0005】
通気アセンブリ101は、筐体111の外表面から突出して延びるとともに筐体111の内外を連通する空間110を内側に有する筒状の突起112に固定される。より具体的には、内部部材102の他方の端部109における開口から突起112を内部部材102に挿入して、通気アセンブリ101は突起112に固定される。通気アセンブリ101が固定された状態で、突起112及び通気アセンブリ101を介した筐体111の内外の通気が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-336874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、筐体の外表面から突出して延びるとともに筐体の内外を連通する空間を内側に有する筒状の突起に固定される通気アセンブリであって、透湿性能に優れる通気アセンブリの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
筐体の外表面から突出して延びるとともに前記筐体の内外を連通する第1の空間を内側に有する筒状の突起に固定される通気アセンブリであって、
双方の端部に開口を有する筒状体である内部部材と、前記内部部材の一方の前記端部における前記開口を覆う通気膜と、有底の筒状体であり、内側に前記内部部材が前記一方の端部の側から挿入されて、挿入された状態で前記内部部材と接合する外部部材と、を備え、
前記内部部材の他方の前記端部における前記開口に前記突起が挿入されて、前記内部部材の内周面と前記突起の外周面とが当接した状態で前記突起に固定され、
前記内部部材の内部、前記外部部材の内部、及び接合した前記内部部材と前記外部部材との間から選ばれる少なくとも1つに、前記通気膜と前記通気アセンブリの外部とを接続する通気路となる第2の空間を有し、
前記内部部材の高さと、前記内部部材の前記一方の端部における外周から前記通気路の前記外部側の端部に至る、前記第2の空間内の最短の長さとを足し合わせた長さが、6.0mm以上20mm以下であることを特徴とする、通気アセンブリ、
を提供する。
【0009】
別の側面から、本発明は、
筐体と通気アセンブリとを備える通気筐体であって、
前記筐体は、前記筐体の外表面から突出して延びるとともに前記筐体の内外を連通する第1の空間を内側に有する筒状の突起を備え、
前記通気アセンブリは、上記本発明の通気アセンブリであり、
前記内部部材の他方の前記端部における前記開口から前記突起を前記内部部材に挿入して、前記内部部材の内周面と前記突起の外周面とが当接した状態で、前記通気アセンブリが前記突起に固定されている、通気筐体、
を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明らの検討によれば、内部部材の高さと、内部部材の一方の端部における外周から通気路の外部側の端部に至る第2の空間内の最短の長さと、を足し合わせた長さについて上記制御がなされた通気アセンブリは、優れた透湿性能を発現する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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