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公開番号2024040829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145443
出願日2022-09-13
発明の名称電機子及びリニアモータ
出願人株式会社プロテリアル
代理人個人,個人
主分類H02K 41/02 20060101AFI20240318BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】配線の効率を高めつつ、コンパクト化を図ることができる電機子及びリニアモータを提供する。
【解決手段】一方向に並設された複数のコイル33を有する可動子ユニット3A,3Bが組み合わされた可動子3であって、各可動子ユニットは、他の可動子ユニットのコイル33と電気的に接続された接続コイル33A,33Bを複数含み、一方向と交差する交差方向における可動子ユニットの両側に配線され、各可動子ユニットの接続コイルと、他の可動子ユニットの接続コイルとを電気的に接続する接続線L1~L4を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に並設された複数のコイルを有するユニットが複数組み合わされた電機子であって、
各ユニットは、他のユニットのコイルと電気的に接続された接続コイルを複数含み、
前記一方向と交差する交差方向における前記複数のユニットの両側に配線され、各ユニットの前記接続コイルと、他のユニットの前記接続コイルとを電気的に接続する接続線を備える電機子。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記複数の接続コイルは、前記交差方向の一側に、両リード線が共に引き出されている第1接続コイルと、前記交差方向の両側に両リード線が夫々引き出されている第2接続コイルとを含み、
前記複数のユニットは前記一方向に並設されており、
一のユニットの前記第1接続コイルは、隣り合う他のユニットの前記第2接続コイルと接続し、前記一のユニットの前記第2接続コイルは、前記他のユニットの前記第1接続コイルと接続している請求項1に記載の電機子。
【請求項3】
前記一のユニットの前記第1接続コイルの前記リード線と、前記他のユニットの前記第1接続コイルの前記リード線とは、前記交差方向において互いに反対側へ引き出されている請求項2に記載の電機子。
【請求項4】
各ユニットでは、前記一方向の両端側に、前記第1接続コイル及び前記第2接続コイルが夫々配置され、
前記複数のユニットでは、前記第1接続コイル及び前記第2接続コイルの位置が並設順にて反転している請求項2又は3に記載の電機子。
【請求項5】
前記ユニットは3つであり、
並設方向における中央のユニットでは、
前記第2接続コイルが他のユニットの前記第1接続コイルと接続しており、
前記第1接続コイルが他のユニットの前記第2接続コイルと接続している請求項4に記載の電機子。
【請求項6】
請求項1、2、3、5の何れか一項に記載の電機子と、
前記一方向及び前記交差方向と直交する方向にて前記電機子と対向しており、前記一方向に並設された磁石の列とを備えるリニアモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電機子及びリニアモータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、可動子及び固定子を有するリニアモータが普及している。例えば、特許文献1には、磁性が交互に変わるように複数の永久磁石を配列した固定子と、複数のコイルを有する可動子とを備え、固定子及び可動子を所定の距離だけ隔てて対向配置させた、可動コイル型リニアモータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-217591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
推力が大きい、大型のリニアモータを製造する場合、単独駆動が可能な可動子ユニットを複数組み合わせて製造することによって、開発期間の短縮及びコスト削減等を図ることができる。
【0005】
このように、可動子が複数の可動子ユニットからなる場合、各可動子ユニットのコイルを電気的に接続させる必要がある。しかし、全ての可動子ユニットのコイルのリード線を同一方向に引き出した場合は、配線の集中が発生し、実質的に可動子が大きくなる問題が生じる。
一方、可動子ユニット毎に反対側へコイルのリード線を引き出した場合は、可動子ユニット同士の電気接続部が可動子の外側に存在するので、配線距離が長くなり、配線の効率が劣るという問題が生じる。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決しつつ、コンパクト化を図ることができる電機子及びリニアモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電機子は、一方向に並設された複数のコイルを有するユニットが複数組み合わされた電機子であって、各ユニットは、他のユニットのコイルと電気的に接続された接続コイルを複数含み、前記一方向と交差する交差方向における前記複数のユニットの両側に配線され、各ユニットの前記接続コイルと、他のユニットの前記接続コイルとを電気的に接続する接続線を備える。
【0008】
本発明にあっては、前記交差方向における前記複数のユニットの両側に、ユニット同士の前記接続コイルを電気的に接続する接続線が配線されているので、コイル同士の電気接続部が可動子の外側に存在せず、配線距離が長くならないので、電機子をコンパクト化できる。
【0009】
本発明に係る電機子は、前記複数の接続コイルは、前記交差方向の一側に、両リード線が共に引き出されている第1接続コイルと、前記交差方向の両側に両リード線が夫々引き出されている第2接続コイルとを含み、前記複数のユニットは前記一方向に並設されており、一のユニットの前記第1接続コイルは、隣り合う他のユニットの前記第2接続コイルと接続し、前記一のユニットの前記第2接続コイルは、前記他のユニットの前記第1接続コイルと接続している。
【0010】
本発明にあっては、前記接続線によって、一のユニットの前記第1接続コイル及び前記第2接続コイルは、隣り合う他のユニットの前記第2接続コイル及び前記第1接続コイルと夫々接続している。よって、コイル同士の電気接続部が可動子の外側に存在せず、配線距離が長くならないので、電機子をコンパクト化できる。
(【0011】以降は省略されています)

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